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2016-07-11

脱水の危険は カラダから300gの水分が失われると

本格的な夏だ。
われわれ透析患者から言えば
少しでも汗でもなんでも
水分がカラダから抜ければ
この上ない喜びとなる。

健常者の場合は
体重の5%の血液のうち
その10%が失われると
脱水症状を警戒しなくてはならない。

この血液の10%って
だいたいどのくらいか
計算してみた。

わが輩の基礎体重は(通称「ドライ」という)
現在55kgなので
血液量は計算上は5%は
2.75kgということになる。

ここから10%の水分が失われると
脱水症状の危険というのだ。
計算上0.275gということになる。
多めに計算しても
わずか300gの水分を失うと
脱水症状なのだ。

健常者は水を飲んでいても
とうぜん排尿があるので
水分が多くは溜まることがないので
この300gを失うことがないように
断続的に水分を補給する必要がある。
わずか300gは
ペットボトル1本よりやや少ない程度なのだ。

山登りをすると
半端ない汗が出る。
わが輩のように排尿がないので
飲む水分と汗で出る水分が計算しやすいが
食事での固形部分は
わずかなので(おそらく100gいかないと想像)
真夏はおよそペットボトル2本を飲み
1000ccつまり1kg近い水分を摂取するが
帰宅後体重を計ると
まったく同じということが
何度かある。
つまり
汗で約1kgの水分が失われるということだ。

だいたい山登りは透析日の次の日なので
すでに1kg程度の水分が
カラダに蓄積されているので
この1kgを使い切らない
余程のことがない限り
脱水症状に陥ることはない訳だが
健常者の場合は
この蓄積がない場合は
300gを失わないように
水分補給をしなくてはならないこととなる。