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2014-01-30

厄介なカリウム

今朝の臨時の血液検査で
カリウム5.6。
決して低くはないが
高くもない。



きのうの午前中に
今年の元旦の時のように
両方の手が痺れた。
中2日の元旦の時にも
カリウムが疑われたので
期限切れ間近のカリメートと
ケイキサレートを飲んだが
次の日病院で今回と同じように
計ったカリウムが6.8だった。

ちなみに先週末の倶楽部山行が
イレギュラーで土曜日だったので代替えとなり
中二日が連続していて
手のしびれもその最中だった。
スタッフの話だと
カリウム吸着剤で下がったので
手が痺れた時は
カリウムはもっと高かったという。

今日の検査でカリウム5.6であるならば
吸着剤を飲む前は7くらいは想定されるが
それで手が痺れるということがないとはいえない。

このところリンの数値を下げるために
食事を食物繊維に傾かせようとしていることはある。
果物はほとんど食べないが
野菜もどうしても生や栄養素を
落としたくないもの以外は
煮汁にカリウムを出してしまうような
料理方法に務めているつもりだ。
これが結果的に量が増えたということか。

1ヶ月に2回もこういうことになると
ホント自信がなくなるものだ。
ケイキサレートを中2日に必ず飲む
定時処方にしてもらうことを
回診の医師に提案したけど
まずは栄養士に相談などということになってしまった。

当面は「自主的に」飲めばいいことだが
看護師もいいようなことを言ってるし。
さっそく看護師Keiがケイキサレートはまだありますかと
聞いてくれた。
カリウムが高い症状があると
いつ呼吸困難になるかと
次に透析に行くまで心穏やかでない。

厄介なことだ。


2014-01-24

ちいさな充足感

久しぶりのブログです。

今週は何かとあって
書きたいことはいろいろあっても
落ち着いて時間が取れず仕舞い。

前にも記したが
今年はちょっと大きな取り組みというか
テーマを立てたので
それにかける時間だけで
毎日が過ぎてしまっているのに
それに全く関連しない
これは10年くらいのスパンのテーマを
考えたりで頭の中だけは旺盛だ。


今日は本来『充電』する日ではないが
倶楽部山行がメンバーの都合で
明日土曜日ということなので
きのうに続き振り替えの連日の『充電』だ。

昨日1kg残して帰ったにしても
この連日の充電の機会に
思いっきり食べて呑んでみない手はない。



なので
昨日の昼ご飯から「思いっきり」を始めた。
いつもリンが高いといわれ
なかなかトンカツを食べる気になれないのを食べる機会を得たとばかり
病院からトンカツ屋にまっすぐ向かった。
久しぶりのトンカツに舌鼓。

夜は居酒屋に出かけようとも思ったが
財布の中が寂しいのもあって
食材と焼酎を買い込んで家呑み。

いつも250mlのエビスビール1缶のが2缶で呑みながら料理をしながら。
焼酎も以前は水分量が増えないようにもっぱらロックだったが
食道がんのリスクを考え
取り寄せている温泉水で常温割。
この温泉水
弱アルカリ性で焼酎やコーヒー、紅茶との相性が抜群に良く
どれもまろやかになる。
日頃は2杯までとしているが
夕べは4杯くらいまでは覚えているが定かではない。
金曜日はアラームもセットしてないから
気がついたらいつも6時起きが
7時を回っていた。

それでもよく寝たのでスッキリと余裕で病院へ。
病院の玄関を入ると
いつもその脇にあるタリーズの
コーヒーの香りが誘惑する。
コーヒーくらいは自分の部屋でも
飲むが
この香りに誘われ飲むのは不思議にまた格別だ。
今日は朝計ってきた体重からも
飲んでいいことに。
ほんの10分くらいだが
いい時間だった。



そしてそれらの清算は
前日1kg残しで体重増加は2.7kgとなり計3.7kgの除水となった。日頃4kgを限度としているので
いやーいい線で収まったという安堵とあっという間だったちいさな充足感。



2014-01-16

災害時も エクストラバージンオイルは有効

透析センターのラウンジにあったパンフレットに
用意しておくと良い食品とある。

もちろん災害時の食事は
われわれ透析患者にとっては
なかなか調整が難しいテーマ。

施設透析にしろ在宅透析にしろ通常通りの透析が
なかなか可能でない状況が生まれることは予想できる。
東日本大震災の際もその混乱から
亡くなった方もおられる。

災害後にしても
カラダの中の余分な水分や老廃物を
ためこまない食事が必要となる。
そのパンフレットには三日間の非常食を用意しましょうとある。

ただ災害時にしてもわれわれの食事制限は
さらに厳しくしなければならない。

災害時バナナなどが配布されることもあるが
バナナは非常にカリウムが高いので
次の透析がいつになるかわからない状況では
食べてはならないといえる。

トマトも同じでトマトを含んだ缶詰やレトルトも同じだ。
果汁ジュースや缶コーヒー、ピーナッツ類、チョコレート、スナック菓子も。

カレーやインスタントラーメンも考えれば水分が多いので避けたい。
のり巻きやいなり寿司も塩分が多いのでなるべくならさける。



では何を食べて生き延びるのか。
で、そのパンフレットでは
・おにぎりは中身を除いて
・パンはなるべく菓子パンをさけて ロールパン、クロワッサン、食パン。
・弁当類はおかずを半分残す。(塩分が強いため)

そして用意しておくとよいものとして(高エネルギー、低タンパク質)
・保存食用アルファ米
・乾パン
・無塩または低塩クラッカー
・缶詰(低カリウムを選ぶ)

・マヨネーズ、ジャム、ハチミツ
・氷砂糖
・マシュマロ
・えいようかん(井村屋のようかんなのか?)
・ビスコ保存缶
・カロリーメイト
・エクストラバージンオイル



山歩きの非常時用にカロリーメイトはこのブログでも掲載したことはあり
災害時でも極めて有効だと思う。
はじめての情報でそれは良いと思ったのは
このエクストラバージンオイルだ。
たしかにエネルギー補給に
しかも便秘防止にもいいし
バージンオイルはヨーロッパでは生で飲むという話も聞く。
エクストラバージンオイルで災害時を乗り越えられる。
とはいってもがぶがぶ飲むものではなく
スプーン1杯でいいとのこと。

いやオリーブオイル販売の営業ではありませぬ。
このパンフレットで新しい情報を得ただけだが
透析患者でなくても有効ではないかと思うのだが。

2014-01-14

魅了した民俗芸能

このところブログアップの頻度が少なくなっています。
山行ブログ「めざせ『百日回峰』」のほうも
いっこうに中途半端なアップデートしかできなくて書きかけばかり。
まあひとつ時間のかかる仕事に挑んでいるのでご容赦を。

といっても山歩きはわが輩にとっては「生命維持装置」なので
欠かすわけにはいかない。
だからますます頭の中も逼迫してくる。

寒さ対策で失敗した前回の経験があるので
おとといの倶楽部山行はよぽど考えた。
といっても防寒着を十分過ぎるくらいに持っていくしか方法はない。
そのため山頂での料理も省略しバーナーも食材も鍋も
ザックに入れないことにし
重量を軽くし防寒着だけにした。

夜になっての民俗芸能の鑑賞の予定に合わせての企画だったので
その開催地の近場の低山が選ばれたようで
実際に登ってみるとかなり余裕があって
これなら調理道具は可能だったのかもしれないと
半ば後悔もした。
それで生まれてはじめての弁当自作。
それもまあなんとか作り
久しぶりに軽いザックを担いで
その軽さも良い心地だった。

が、低山なのでもう一つ登ろうということになって
その山の約半分の標高の山も追加となった。
半分といえどもいったん山を下りると
カラダはもう休止状態に入っていて
また一から登るというのは難儀なものだ。

それでも夕暮れの富士山と甲府盆地を眺めながらのハイキングは
それはそれでまたのんびりしたよいものでした。

そしてその日のメインイベントの民俗芸能。
わが輩は民俗的なものに傾注したこともあったので
半分は期待し半分はまたほかの民俗行事が荘であるように
形骸化しているのではないかと見くびってもいた。

それがはじまるやいなや
はっとするような宵闇の空気に包まれ
引きずり込まれるようにシャッターを切ったものだった。

山へ持っていくカメラはいつも重量の都合で
コンパクトカメラしか持っていかないの
この日も迷ったがコンパクトデジタルカメラのみ。
しかし撮影しはじめる前から一眼レフを持ってくるべきだったと後悔しながらだった。

その成果?はブログ「めざせ『百日回峰』」でどうぞ。




2014-01-11

なんだか今週は忙しかったが

今週は何もブログに書く間も無く過ぎてしまった。

週はじめは初の山歩き。
午年にちなんで陣馬山。
倶楽部山行でした。

東京はたしかこの冬一番の寒さだといっていたが
出かけるのに外へ出た限りでは
それほど寒さを感じなかったが
一応熟考した上での防寒はして行ったつもりだった。

いつも通り部屋から駅まで7、8分の道のりで
その日の体調を確認することになるが
いつもより調子がいい塩梅だった。

数ヶ月前はドアを出た瞬間
足が痛かったり
夏はめまいのような不安定感があって
マンションのエントランスで
引き返したこともあった。

そういう意味では今日は完璧とさえ思った。
1時間近い電車内も
暖房が効きすぎている嫌いもあったが
乗りつぎのバスも問題なかった。

陣馬高原下に着いたが、
陣馬山からいうと北側に位置し
日が当たらないので
薄っすら霜が降りた風景を眺めながら
登山口までの林道を歩く。

この林道が長い。
背の高い杉並木に造成された林道が
これが寒い。
多少歩けば体も温まると踏んでいたものの
汗が出るのには遠く
足元から寒さを感じる。

電車の中でリーダーが
よほど迷ったが
パッチを履いてきたけど
要らないかも。
という話をしていた。
わが輩は上半身が冷えなければ
下は何とかなると判断し
しかも木綿のチノパンなので大丈夫としていた。
パッチなどの下着はもともと
脚に密着する感触があまり好きではないので
極力避けたいのはある。

登山口まで30分くらい歩いただろうか
あまり高低差もないので
体温も上がる状況でもなかった。

登山道に一歩足を踏み入れたが
何か胸が変だ。
心臓が無理をしてるのがわかる。

しばらくは急な道を登ることになるが
息が続かない。

前日3合も4合も酒を呑んだ諸氏は
すでに汗びっしょりらしく
シャツを1枚2枚と脱いでいるというのに
こちらは相変わらず汗も出ないのだ。

ふつう2時間で登頂できる陣馬山。
倶楽部の隊から遅れ
休み休みしか足があげられない状況のまま
やっとの思いでの山頂だった。
倶楽部は心配して
迎えを出すところだったらしい。

前夜はバタバタと仕事をしていて
兎に角キリをつけて
バタンキューで寝られれば
問題ないと思っていたのが
わが輩の料理のバイブル「チュボーですよ」が気になって
録画予約で寝ようとしていたが
実際みてないのに寝つけなく
番組が終わった時間も過ぎても
眠りに入れなかった。

そこで水割り焼酎を呑んだりもした。
頭が寝る前の仕事に占拠されて解放されていなかったともいえる。

何となく眠りについたようなしないような状況で
いつも前夜にする山頂での麻婆豆腐の下ごしらえも朝に回したのもあって
5時起床。

横にはなっていたが
一睡もしてなかったと言えば
否定できない感覚ではあった。

この睡眠不足は
体調不良の大きな原因なのだろう。
この年末年始
あまり歩いて来なかったのも要因であり
寒さがそれに輪をかけたといえる。

あしたまた倶楽部山行ではあるが
寒さ対策に悩むところ。


今週はもう一つ週半ばに
知人の整体師の施術を受けた。
以前手紙で指導してもらったが
実際に治療を受けると
やはり良くわかる。

その結果かどうかわからないが
翌日の充電で不整脈は起こったが
病院を出る頃には収まった。

しばらく様子を見ながら
自分で整体的方法を励行することになる。

なんだか今週は忙しかったが
そういう時に限って
手の混んだことを。
「ホテルブレッド」のレシピで
パンを焼いたがうまくいった。
ふつうのと違うのが
水あめと卵だが
卵は想像できそうであるが
水あめがどういう意味があるのか
まだわからずじまいだ。
今朝食べてみたがもっちり美味しかったが。



2014-01-02

元旦から救急搬送は洒落にならない まさかの手のしびれはカリウム過多

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。



正月というとおせち料理。
透析患者には危ない誘惑と言わざるを得ない。
おせちといっても例年
好きな田作りくらいしか
買って来ない。
年末街に出たときに
美味しそうな正月料理に
魅せられ
田作りだけのつもりが
昆布巻き、蕪の千枚漬け、練り物、松前漬けをはじめ
カリウムの多いものばかり買いしたためた。

もともと正月料理はリンもカリウムも多く含むものが多い。
買っても冷蔵庫の肥やしにしているかぎり問題はないが
年末年始正月くらいはという気持ちが
勝ってしまうと危ない。

日頃の食材はなんとなくだが
カリウムが多いとかリンが多いとか
だったらこのくらいの量に抑えようと
ある程度コントロールできる。

もっとも月2回の血液検査でも
危険水域のカリウム6を越えることが多いので
コントロールできているとはいえないのかもしれないが
日頃より多めにとればアウトは間違いない。

大晦日も元旦も
毎年クラシック三昧で
カウントダウンはもちろんテレビでだが
東急ジルベスターカウントコンサートだ。
今年はカウントダウン曲に
「楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲」が選曲されたが
毎年演奏終了と同時に新年を迎えるという趣向で
今回は1秒たりとも狂わず演奏終了と同時に
元旦を迎えたのは単純に感動した。
ちなみにジルベスターSilvesterとはドイツ語で「大晦日」の意だそう。

毎年一度は生のコンサートに
行きたいと思っているのだがなかなか実現できない。
これは実現可能だがまずは無理なのがもうひとつの
ウィーンフィルのニューイヤーコンサート。
来年のチケットが今日2日から発売だそうだが
まず無理な話だろう。

せめてテレビキャプチャーしてパソコンに保存するくらいで
これがわが輩の近年の正月の恒例だ。
そんなんでビールと焼酎を飲みながら
パソコンにかじりつく。
ビールも焼酎も酒の肴がいる。
というわけで今年は酒の肴には
事欠かない。

今年は大晦日と元旦が透析のない中二日となった。
元旦の中二日で大晦日に透析がないのは
あまり記憶になく
いつも大晦日の透析後は体調的に
酒を飲む雰囲気ではなく
せいぜい元旦くらいだが
それに比べると
今年は余裕があったともいえる。

ゆっくりできたと言えばいえる。
その結果
きのう元旦の昼くらいから両手の先に
痺れを感じるようになった。

まさか体内のカリウム値が上昇したのかと疑いもしたが
まだ中一日経ったばかりで考えにくい。
カリウム値が高くなれば
筋肉の収縮を弱め
筋肉の塊である心臓をいずれ止めてしまう。

即生命の危機に繋がる。
緊急に搬送され応急措置のうえに緊急透析をしても
間に合わない事例を見聞きしてきた。

元旦から緊急搬送も洒落にならない。
前年最後の透析のとき
技士Yが「ケイキサレイトなどを活用して、注意してくださいね」
と言ったのが妙に耳に残っていた。
ちょうど期限切れのアーガメイトがテーブルのうえにあったので
とりあえず飲んだ。

アーガメイトもケイキサレートも
カリウムと結合して
一時的にカリウムを下げるクスリだ。
飲んでもそれほど指先のしびれはなくならないので
風呂に入って温度差での痺れかもという疑いを実証しようと思ったが
風呂からでても変わりがなかった。

カリウム値が上がっている可能性大ではあるが
夕方相変わらず豊富な正月料理で酒をいただいた。
今度はケイキサレートを焼酎で飲んでだ。

ウィーンフィルのニューイヤーコンサートも無事パソコンに取り込み
そのあとの番組の人間国宝の
染織作家志村ふくみも見て寝た。
別に症状があるわけでもないが
夜中に目が覚めると心臓が苦しくないか
何度も確認したものだった。

翌日のきょう体重増加も多かったが
今年の初の透析に行って穿刺当番が技士Yだった。
そんな話をすると簡易血液検査でカリウム値を調べてくれた。

なんとカリウム値6.8だ。

人によっては苦しくなって救急で運ばれても不思議はない数値。
一般的には4以下が推奨値だ。
ましてやケイキサレートやアーガメイトを服用した上での数値だ。
技師Yがいうにはケイキサレートを服用してなかったら
ほんとうに危なかったという。
ケイキサレートもアーガメイトも決しておいしいものでなく不味い。
元旦から不味い薬を飲むのかいと思ったりして躊躇したりしてたが
やはり耳に残っていた技士Yの
「ケイキサレートなどを利用して・・・」が
後押しするかたちになって命拾いした。
逝っていたら自業自得といったところ。

元旦は初山歩きを目論んでいたが
カウントダウンと酒ゆえに
為すことができなかった。
おそらく山に登っていたら
ケイキサレートは非常用にいつももってはいるが
飲まなかっただろうから
山登りの途中でヘリコプター搬送もあったかもしれない。


このカリウム値のベースを
下げることが
今年の大きな課題に間違いないと考えながら
今年初の透析が終わった。