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2019-04-30

増加が「多い」の一言で片付けられる

先週末1.2キロを残して中二日で増加は5.7kgとなった。
実質増加は4.5kg。
それでも主治医は増加が多いという一言。
基礎体重からは確かに5.7kgで多いが
4.5kgはまあまあなのだ。
しかもこの間で2食も抜いている。

たしかに山行で少々のビールと
仲間の手作りのカクテルも飲んだが
ミネラルウォーターは止めて
氷を舐めて耐えた。
そんなにも努力しても
増加が「多い」の一言で片付けられる。

ゆっくり白湯を飲む。

現在時刻朝の5時45分。
なにはともあれ
精神的には怒濤の3日間だった。
体重管理が今までに経験したことのない厳しさで
過ごす必要があり
緩いことをしていれば
救急車で運ばれなければならない状況で
無事に最後の朝を迎えられた安堵。

ゆっくり白湯を飲む。


2019-04-29

血圧66の急降下

とにかく異常な状況になった。

金曜日にショッピングに誘われて夕方出かけた。
一通り街を歩いけば夕飯となる。
夕飯といってもその友人とは酒になる。

週末の金曜日に酒宴とは危険なのである。
しかもそれまでもすでにオーバー気味に食事摂取している。
油断すれば翌日の『充電』で調整できなくなることは明白。

それはそのとおりとなった。
いったん呑んでしまうと
頭の中に体重への意識があっても制御力が弱まる。
時間が経てば経つほど
それは顕著になる。

結局2軒も行き
おまけにその相棒は帰りに
一枚は無料とドミノピザ二枚をテイクアウト。

もちろん一ピースか二ピースしかたべなかったが
それすら体重オーバーをすでに越えている。

翌日の『充電』の事前の体重測定は
ほぼ結果がわかっていた。
54.8kg。
基礎体重が50kgなので
4.8kgのオーバー。
想定していた除水量は
4.3kg以下。
500gはどうするのか。

とりあえず4.3kg設定の除水。
3時間は血圧も余り下がらず
順調だった。

ところが終盤急に血圧が下がり始める。
腹部に異変をやや感じるので
血圧を計ってもらうと
すでに90近い。
脚を上げて様子を見るも
下がっている自覚がある。
こうなるとずんずん下がる。
生理食塩水を入れてもらう。
結局血圧は66まで下がり
じっとりと汗は噴き出る。
気持ち悪い。
吐き気がする。
結局200ccの生理食塩水を注入。
こうなると耐えるしかない。

ほどなく80まで戻る。
一歩遅ければ
気絶していたことだろう。

医師はこれ以上除水は出来ないと判断。
基礎体重が50kgなのに
1.2kg多い51.2kgで帰宅することに。


いつも心配してくれてる技士からは
厳しい言葉を頂戴する。
「いままでにない努力をしないと」
「ホローできないよ」

S看護師の「火曜日お待ちしています」

2019-04-11

命を落とすとは そんな偶然といえるほどの瞬間なのだ。

前回の「忖度したんだよ」のブログ。
今日あたりはすっかり落ち着いた。
落ち着いてみると
週末の血圧が70台に下がり
両脚が吊るトラブルがそうなのか
原因はともあれ
シャント側の血栓が飛んで一時的にしろ血管が詰まり
シャント側の動脈に痛みが走った。
そこで整体的な対処をしたのだが
という整体的というのは
血流を良くするツボへの対処のことで
それが効果があったかどうかわからないが
そのまま寝てしまったところからは
夜中の件は落ち着いたといえる。

しかし再び朝目が覚めると同時に
同じ状況に陥った。
これも整体的な対処と同時に
熱めのシャワーをシャント側の肩に当てた。

「痛み」が血栓が詰まった信号で
われわれの知らない対処を
カラダが行っていることも考えられるにしても
生き延びたと言っていいのだろう。

そういえば
週末70台に血圧が下がったとき
そのあとに透析機のアラームが鳴って
機器が停止した。
技士が音を止めてなにやら対処していた。
その内容を聞いてみた。
なんと血液を体外に出す透析針に
血栓が詰まっていたのだ。
それは実際見せてくれた。
そのベテランの技士が
迷わず真っ先に針先の血栓を想定したことにも驚くが
体液全体が少なくなれば濃度が濃くなり
それだけ血栓が浮遊し詰まりやすくなることは
容易に想像できる。

月曜日と言えば中二日で
体液も多くなっているはずだが
濃度が濃くなり変化した血栓が
体液が増えなんらかのきっかけで
ふたたび浮遊を始めたとも考えられる。

ともかく
血栓が血管を詰まらせれば
悪ければ死に至る。
運が良くて
半身不随や話すことが出来なくなる。
そんな事例はよく耳にする。
週末のトラブルの日の夜中に2度も足が吊って
それがなかったら翌日倶楽部山行に参加していたが
もし山を歩いていて
血栓が飛んだりしたら大事になっていた。


運よく生還できたが
命を落とすとは
そんな偶然といえるほどの瞬間なのだ。

もちろん
可能な限り
体液量の設定など厳しく管理しているはずだが
それには限界があり
やってきた「死」は
甘んじなければならないのだ。




2019-04-09

「忖度したんだよ」

心臓の裏あたりの背中からシャントの左手いかけて
鈍痛があって夜中に目覚めた。
呼吸困難に陥るのではないかという気持ち悪さというか
痛みというか我慢できなかった。

整体で教えられた左手への血流を良くするツボに
対処するうちにふたたび寝たようだ。
今朝起きると同じ状態で
このままいったら呼吸困難になるのではないか
という不安を憶えたほどだ。

整体のツボに対処すると同時に
温めたほうが血流がよくなるとの判断から
シャワーを浴びた。
幸いしばらくすると和らいだ。

無事に病院に辿り着き
詳しく事情を報告すると
すぐに血液検査・心電図・酸素量検査・心筋梗塞の血液検査など
ベッドに横になったままいろいろ調べてくれた。
一応カリウム過多でもなく
心筋梗塞の数値も異常なしとされた。

透析2時間もすると
開始時に猛烈に痺れてホカロンで養生していた左手も
その左手から心臓にかけてあった「息苦しさ」もなくなった。
いまから思えば何だったのかと思える。

15年同じ主治医の回診があり
相談したが
想像していたような答えしか返ってこなかった。
やはり基礎体重を下げたことで
体液の濃度が高まって
いろいろ起こってるというような答えだ。
血圧が透析終盤で下がるのも
その基礎体重に見合った除水が必要で
除水量を減らすしかない。
とはすでに想定して今日は極力増加を減らしてきた。

看護師が増加量が少ないのをどうしたのといぶかしげ。
「忖度したんだよ」と冗談で応えた。
今週は除水量を減らしてみて
血圧降下がないのかを体験したかったというのが正解ではある。

今日心胸比を計るレントゲン撮影があるので
さらになんらかの方向性がまた決まることだろう。

2019-04-07

欠席通知

今日は低山山歩きと
山行倶楽部の勝沼ぶどう郷駅まえの
花見を予定していたが
欠席することにした。
その欠席通知を以下に。。


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おはようございます。本日楽しみにしていた花見を欠席させていただきます。最近体調管理は順調だと思っていたのですが、このところ透析がうまくいかなく血圧降下が頻繁で、昨日も透析終盤血圧が70まで急激に下がり、両脚が吊り大汗をかき一時意識がなくなりました。幸い生理食塩水を注入してもらい事なきを得て帰宅しました。これなら花見も出かけられると思っていたのですが、昨夜二度もふたたび足が吊って、少々疲れ花見もむすび山のカタクリも楽しみにしていたのですが、しばらく食事管理に徹することにしました。概ね食事の不摂生が原因で、少しずつ理想的な透析患者の食事管理を目指す方向に舵をきらないと余命を縮めると痛感しました。とりあえず欠席のご報告までに。

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2019-04-02

「動き出した感」

カラダは動き出した感があります。
歩数では14000歩
高低差では256m
3ヶ月ぶりの「再起動山行」としては妥当な線で
きょうは山行後2日目だが
たいしてカラダのダメージや筋肉痛もなく
むしろ文字通り「動き出した感」があり
少なくとも先週末より身体が軽い。
カラダっていうのはそういうものなのかもしれないと思うと
努めて動かし続けなければ
故障の宝庫となって朽ちるのも早くなるというもの。

空白の3ヶ月に基礎体重を下げたことによって
カラダの水分量を減らした。
それでも基礎体重を2キロ下げきることが出来ないでいる。
透析時の終盤
血圧が80前後まで下がる。
苦しいこともある。
帰り道ははさらに下がっているのか
ピントが合わなかったり
景色が真っ白になる。
カラダが想定している基礎体重に
慣れることも必要だろうが
そこまで下げる必要がないということも考えられる。
スタッフとは
次回の胸のレントゲン撮影の結果の心胸比計測まで待っても良いのだろう
としているが。

動き出すのは
なかなか勢いが必要となるが
怠惰に負けない意志力こそが
実際に動くエネルギーよりも
必要となる。
そういう意味でも
当初
高尾山をケーブルカーで登って足で下山する計画も立てたが
高尾山の喧噪を避け
静かな低山の八王子城山を選んで正解だった。
高尾山より多少低くても
ケーブルカーという利器を利用することなく
登りも下りも自力で完遂できたというカラダへの確信は大きい。

次の倶楽部山行案内がきた。
登り400m
下り800m
のようでここは迷うところだが。



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山行ブログより転記>
八王子の里山は花満開でした。
単独行でゆったりと低山を楽しみました。
 
ほぼ3ヶ月ぶりの山歩きです。
心臓や肺に水が溜まり
いつ心不全で命を落としても不思議はなかったのが
この半年だったようです。
日に日に山どころか日常の道を歩くのさえ
苦しくなって気がつけば
肺には影が映るほど水が充満してきていたのでした。
原因は課せられている栄養管理が果たせなく
十分なエネルギーを吸収することなく
悪いことに一部断食すらしたりで
結果的にカラダの飢餓状態で
体内のタンパク質消費をも促してしまったのです。
カラダのタンパク質といえば筋肉も含まれ
そぎ落とされる筋肉を支えるべく
重心を保つために足指に過度な力がはいって
蜘蛛のような歩き方でした。
足も痩せ細ってシューズもぶかぶかでした。
その栄養管理というのも飲酒に傾いてしまった結果。
この3ヶ月間
栄養管理と水分調整である程度修正できたと考えての
「山歩き再起動」のわずかな試みでした。

前日まで高尾山をケーブルカーで登り
下りを歩くつもりでしたが
喧噪の高尾山でしかも春休みでのことで
ケーブルカーや雑踏を避け
暮れに登ったばかりで体調との相談もしやすい城山に
高尾駅に着くや変更しました。

霊園前バス停から少し歩くわけですが
わずか3ヶ月ほど前の忘年山行に歩いたときの
息苦しさはもうありません。
多少ザックの重量は減らしていますが
心臓や肺から水を引いた順調な体調管理を感じたものです。
少しこの先のわずかな高低差に
大げさですが自信が沸いたといったところです。

あいにく予報が外れ
頂上からの眺望は良くありませんでしたが
思い起こせば暮れの忘年山行も
ぼんやりした曇天でした。
頂上をほぼわが倶楽部が占拠したような景色を思い起こしながら
ふたたび倶楽部山行に復活できる気配を確信していました。