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2016-08-31

自分のカラダがどこにあるか 自分なりの位置づけができない。

台風一過の晴天で
どこにも行かないのはないでしょ。
と思いつ夕べも寝られず
MacBookの iTunesを抱いて寝た。

とにかく8月は頭から体調を崩してから
自分のカラダがどこにあるか
自分なりの位置づけができない。

もちろんそんなことも関係なく突進したいという気分があれば
そんなことを気にしなくて
やりたいことをやるのだろうけど
そんな気分ではない。

とにかく新宿図書館で借りている
谷川健一全集の1巻が
返却期限で新しく貸し出しをするために
出かけた。

大久保から歩くとけっこうある。
あの新大久保周辺の台湾かと思う街を
歩くのは苦痛だった。
歩けるのか。

大久保から新宿中央図書館までは歩けた。

まあそのあとは
新宿まではバスに乗ってしまった。
怠け者かも知れない。
まずは病人ではないと思う。

医師の
「相当心臓が悪い」という言葉のマジックに
かかっているのかもしれない。

相当悪くても
どうこうするするつもりはないし
あえていえば
それなりに「相当悪い心臓」と付き合うしかないと
決めている。
だから無理はできないが
そして
山の仲間に迷惑もかけられないが
初心に帰って
自分に付き合うしかない。

こうやって
いろいろ考えていても
病院はさらなる検査をそして手術をすることしか考えていないことは想像できる。
もしそういうことを言ってくるなら
なるべくそのことで消耗はしたくない。
とくにきのうのような
若僧の医師に
検査をしないと危ないですと
絶対言って欲しくない。
消耗だ。





2016-08-30

医師が患者に向かって「話が聞こえない」はないでしょ!!

今日は台風上陸の予想で
ほとんどの患者が透析を昨日済ませていた。

がらんとしているのはいいが
普通2本の穿刺で
血液を出して入れるのが
2本の穿刺失敗で
計4本を穿刺される羽目になった。

透析13年目になるが
はじめて。
このまま何本射しても
失敗が続いたら
どうなるんだろうと思った。

しかも
1本は看護師
1本はベテラン技師なんだから
不安になってくる。

まあ永遠に続くことはなかったが
若い医師が何だか絡んでくる。
けんか腰である。
現在基礎体重を下げていることは確かだが
ひとまず2キロ減らしたので
次回のレントゲン撮影による
心胸比をみたいというのを
今日は残さないで
ドライまでやれという。

今のドライを下げるつもりはないのかという。
そしていろいろなやりとりをしているうちに
ここはこうだといっていると主張すると
「話がきこえない」ととつぜん言う。
たまたまその場に看護師係長もいて
話の流れを知っていたので
帰りにクレームをつけたら
「いや 僕もあれはと思った」という。

話が聞こえなければ
もう一度話してください。
なり方法はいくつでもある。
あたかも
その医師のいうとおりにしない患者のいうことは
聞かないとでもいう感情的な表現だった。

こちらはきちんと話しているのに
先ほど話したでしょというと
自分の言うことを押し通すために
医師が患者に向かって
「話が聞こえない」はないでしょ。
聞こえなかったら
聞き直せ。

とにかく今日は気分悪い!!






2016-08-28

骨折のように「機械的」にはいかない内臓疾患

今月入ってからの体の変調も
やっと落ち着くとこに落ち着いて
カラダが元に戻ったような
感覚がある。

迷走する大型台風が来襲するまえに
山歩きのリハビリをしたいところだが
重い空をみると
今日はおとなしくしていようと思う。

まだ心臓エコー検査結果はでてないが
昨日の話では
夜間救急外来の際に採取した
血液培養検査でも
特別な最近は見つからなかった。
つまり肺炎の嫌疑はなくなった。

この数ヶ月の体調が悪いのは
原因はともかく
カラダのあちこちに余分な水が溜まったことによる。
このまま過ぎれば
確実に「心不全」や「呼吸困難」で
救急車で運ばれていたかも知れない。

次第次第にカラダの各部に水が溜まるのだから
徐々に苦しくなるので
ある一定の苦しさになったら
病院へ行く手を考えていたが
それはカラダがある程度正常さを保っている間のことで
バランスが崩れれば
一気に心不全で心臓が止まる可能性だってあるのだろう。

そんな状況の寸前に位置するのが
一日おきに出た高熱で
39度の発熱ともなれば
すでにカラダ全体がSOSなので
呼吸や心臓もいままでなんとかだましだまし
働いていても悲鳴を挙げる。

意識障害のように
頭が正常にははたらかない。

それでもこのままでは
狭く暑い部屋でのたれ死にをする
このままではこんばんこの部屋では
一晩超えられないと判断した。

後の経過を見ると
やがて高熱も落ち着いたことをみると
まあなんとかなったのかもしれないが
ほとんどパニック状態だった。
1人で生きていくことは
1人で死んでいくことでもあるので
それもよしとは思うが
人間はなにかあっても
やっぱり生きようとするのか
苦しいのがいやだから
それから逃れようとするのか。

高熱からは時間が解決した。
そして
夜間救急外来の仕事で
高熱の原因を血液検査やレントゲン撮影で
探る。

その血液検査では
BPNという数値が基準値が18とかが
なんと3000。
救急医も見たことがない数値という。
しかし
その後透析技師にいろいろ話を聞くと
BNPの数値は変動が激しく
4けたの数値も不思議はないという。

つまりカラダを動かし心臓に負荷が掛かれば
心臓は血圧を上げるための
レチン(正確ではないかも)などのホルモンを
出そうとし
反対に出し過ぎてはいけないので
同時にBPNという
それを抑えようとするホルモンが
放出される。

もしBPNを正確に計るとすれば
全くの安静状態にしてしばらくして計ることが
必要だというのに
ネット検索しても
そんな計測環境はなかなかでてこない。

今回のようにコアヒビターによる副作用の影響下にあって
心臓が冷静であるはずがない。

はじめて知った心臓から放出されるBPNは
とうぜんヒトの血圧を左右もしていることになる。

興味深いのは
このコアヒビター惨劇以前は
降圧剤を飲んで収縮時血圧160にするために
二種の降圧剤を飲んでいた。
ブロブレス1錠とニフェジピン朝晩1錠ずつ。
それを飲まないと220や230という血圧を
示していた。

その血圧がそのコアヒビター事件から
まったく降圧剤を飲まなくても
160前後になった。
まだ数週間だからこれからわからないが
なにかBPNのスイッチが入ったかのようである。
このままBPNが正常に働いていってくれれば
血圧で悩むことはなくなる。
まあ今までカラダが高血圧に慣れているので
カラダが正常な{160でも高いというヒトがいるが)血圧のもとで
慣れてバランスをとれるには時間がかかることかも知れないが。



余分な水。
いままでどちらかというと
カラダの水分は欠乏する傾向より
多少余分にあった方が良いという考え方があった。
心胸比も夜間救急外来でのレントゲン撮影をみると
ほぼ60%になっていた。

救急外来を訪れたときは
透析日で昼食こそ摂っているので
多少体重はふえてはいるものの
ほぼ基礎体重(ドライウエイト)。
いつも心胸比計測のためのレントゲン撮影時は
基礎体重から1キロ前後残っているので
最高と言えば最高なのだ。

どうしてこんなことになったのか
わからないことが多いが
全体としてこの数ヶ月
たしかに心胸比が大きくなりつつあったことはいえる。

とくに夏に入って
家飲みしかしなくなって
一升瓶をかかえこんでしまったことや
昼抜きで菓子で紛らわせ
晩酌のビールや焼酎にかけたのも事実だ。


不整脈。
いまも多少の不整脈はああるが
以前ほど苦しくはない。
おそらく
不整脈が苦しいというより
心臓や肺にまとわりついた余分な水が苦しかったのだろう。

いっそのこと
どこまで余分な水なのか
削ぎ落とすことをやってみたい気もする。


2年まえの脚の骨折時
病院と我が部屋の往復を
長女が何度かしてくれたが
退院もその後のリハビリも誰の手も借りず
1人でしてきた。
いまでも記憶にあるのは
松葉杖ではコーヒーカップひとつ
運べないことだった。
ただ狭い部屋なのでそれも可能と言えば可能だった。
マンションの目の前のムーバス停留所も
助かった。
松葉杖でデパートにいっても
きれいなデパートガールが車椅子をかしてくれること。
などなどそれらは『百日回峰』ブログに書いてきた。

しかし
今回のような外科ではない内臓関連のトラブルでは
骨折のように「機械的」にはいかないことを
つくづく感じた。
骨折してても頭ははっきりしている。
頭がはっきりしている限りは
「工夫」の連続だ。
が、
頭がいかれると
なにもできない。


もちろんいざとなれば救急車で
今回はまだ余裕があったので(!?)
タクシーを呼んだ。
無線タクシーは一度登録すると
いまはなにも話さなくても
マンションの入口まで横付けして待ってくれるから
便利だが。


自分ではどうにもいかないときだ。
一人暮らしでは何も判断できない。
それは自分が選んだ道だから
しかたないと諦めてはいるが。
それを再認識したのが
今回の事件だったのかな。




2016-08-24

怪我の功名に転じたい 心臓を養生すべし

想像で悪く考えることも
暢気に安易に考えることもできるので
あまり想像はしない方が良いのでさわりだけ。


昨日の心臓エコー検査と心電図検査を
もとに心臓専門医と透析主治医から
その診断が下される。

この数ヶ月の心臓や呼吸が重かったのは
心臓や肺、もちろん血管に
水がオーバーフローしていたからだ。
先週から昨日までに
体重を2kg下げた。

健常者にはわかりにくいが
体の余分な水分は
健康な人は排尿や汗で
排出できるが
慢性腎不全の透析患者は
汗こそ出るが
排尿ができないので
透析によって排出してもらう。

だがどれだけが余分なのかなかなか計りがたい。
血圧をみたり
心胸比といって胸幅の
肺と心臓の大きさをみたり
脚のむくみや
透析時の血圧下降や足が吊ることなどを
いろいろ加味しながら
基礎体重(通称ドライウエイト)が決められる。

その基礎体重をこの週までで
2kg下げて
カラダの中から
2リットルの水を抜いたということである。

そこでカラダはずいぶん楽になったという実感がある。
この数ヶ月
お腹が出てきた。
もちろんぜい肉がつき肥ることもある。
しかし
感覚としては「腹水」でも溜まってるのかも知れないとも
感じていた。
腹水はカラダが衰弱して
栄養バランスがくずれph濃度差がなくなり
浸透するというものだと思われるので
カラダの余分な水分が溜まっているのかもと
頭の中は行ったり来たりと
ぼんやり考えていたという訳だ。

そこに
コアヒビター事件が起こり
カラダはパニック状態になったが
カラダよりも意識障害の寸前のように
十分な思考ができず
ほとんど誰か助けてくれというところだった。
コアヒビターは
透析時にカラダの血液を
透析器に取りだして
血液内の不要な粒子=老廃物を
細かいフィルターで濾過し廃棄し
浸透圧の差によって
余分な水分を体外に出す際に
血液の作用によって
血液が凝固しないように作用させる血液抗凝固剤である。
ふだんはコアヒビターではなく
ヘパリン(通称)であるのが
他の部位での出血のために
急遽変更されてたまたま使用したものである。
透析は一日おきで
コアヒビターが使用された日に限って
高熱が出て
正常な判断ができないと考え
救急センターにタクシーを飛ばした。

このコアヒビターの副作用としての高熱は
確かだと思う。
この副作用についての病院側の対応については
言いたいことはあるが
今回は「怪我の功名」というべきか
これは想像だが
コアヒビターでの高熱で
救急センターでの肺のレントゲン撮影をしたが
3日後透析日にその件を申し出て
透析主治医がそれを診て
しかも呼吸が多少重いということを
告げたことで
肺の下端が白いのを認知し
カラダの水分が多いと診断
すぐ基礎体重の設定が下げられたという経緯であろう。
その日の透析は体重増加(水分増加)が多くて
以前の基礎体重までの透析だった。

次の透析日に透析をするまえのレントゲン撮影を
オーダーされた。

ふつうは
透析後に撮影するのが基準であるが
今回は透析前。
以前の基礎体重からプラス2.6kgの状態であるが
向かって右に
心臓が垂れ下がっているのを見ると
心臓が大きいとか
心胸比はどうのこうの(66%ー通常50%が基準)
というよりも
なんとも哀れである。

カラダの水分が多いことは確実だ。

考えてみれば
以前は多くても週に2回とか3回は
外の吞み屋に行ったかも知れないが
最近は家飲みばかりで
しかも
かならず以前の吞み屋で吞む酒量ほど吞んでいた。
それだけなら
水分が増えるだけだったので
透析で排出してもらえばよかったのが
無意識で水分(酒)の増加で増える体重が
増えないために
あるいは
食事を1回減らして(毎日ではないが)
「おいしく晩酌しよう」としているうちに
栄養も減って実質のカラダが痩せていたのかも知れない。
カラダが痩せれば
同じ体重ならば
水分が増えることに他ならない。

水分が増えただけ
心臓に負荷が掛かり
心臓は働かざるを得ない。

悲鳴をあげるだけならいいが
以前同じ透析センターの患者は
ある日センターに出てこなかった。
布団のうえで心臓が止まっていたのだ。
彼はまだ50歳前後だったと思うが
自分でも心臓が伸びきって
伸縮しないので
血圧(最高血圧)が上がらないといって
いつも更衣室のソファでぐったりしていた。

わが輩の場合は透析後頻繁に起こっていたが
いつもしばらくして
あるいは翌日には止まる心房細動(不整脈)が
そのまま続いたことだった。

なにかへんだ。
お腹は出てくるし
死ぬことすら頭をかすめる。
孤独死もいいかもと。

さて検査結果は近いうちわかるが
心臓を養生することは
しばらくは必至の命題だろう。
もともと右心房と右心室の間には
穴があるというし
それ以上に心臓血管にトラブルとかないことを祈るだけだ。





















2016-08-19

いまだにコアヒビターの影響下

これはあくまで実感的な感覚でしかない。

しかし
ものごとには「必要条件」と「十分条件」がある。
いくら否定しても
事実の前に否定はできない。
ところが現代医学の前には
「十分条件」だけが問われる。


今回のトラブルのきっかけはあくまで

1.コアヒビターの薬の影響である。


なんくせなのがコアヒビターの半減期が数分というのである。
しかし

2.製薬メーカーの添付文書にはけっして副作用の半減期も
数分であるとは書いていないし
副作用も本体と同じ半減期であるとはいえないだろう。

一生続く副作用も聞く。
なぜこんなことがいえるかといえば
あの高熱だけは次の日下がって
次に投与すると
また上がるということをくりかえし
当然投与を止めたら
上がるはずがない。
しかし
心臓に働きかけたBPNはなかなか下がらない。
おそらく今日現在一週間近くかかっても
完全には下がっていないと思われる。
それは血圧測定が不能のことが多いことからわかる。
もちろん不整脈でも
測定不能はあるが
おそらくそうではなく受け取れない脈なのだろう。

3.主治医のこの数ヶ月のうちに何かが起こった
という。何かっていうのはどういうことかと聞けば
心不全とかというが
とうぜん思い起こしても
そんな特別なことはないし
もちろん
知らないうちにということだってあるかも知れないが
目の前に
コアヒビターの大事件があったではないか。


とにかく
血圧測定がなんどと測定不能が続く。
5回に1回くらいか。
これから
どうカラダは「快方」に向かうのか。


ところで
一気に1kgも基礎体重を減らされた。
レントゲン写真の見方が悪いと言えば
悪いのかも知れないが
そして
たしかに水分も多少は多いのかも知れない
呼吸困難であわてた主治医が
考えることは基礎体重かもしれないが
そうではなくとも
やっぱりもう一度
コアヒビターの副作用としての呼吸困難を考えて欲しい。

























2016-08-16

もう透析もやめたい

明日もし天気がよくて
夕方の予定がなければ
相模湖の山に行こうというところ。
なんとも
憤懣やるかたない。
ただ単に数値をみて
「心不全」。
この先週からの状況を説明しても
何も聞かない。
まあ
それはいままでくりかえされたことだが。
くすりの副作用を
病院は認めてはいけない規律があるのだろう。
ただそれだけでならいいが
そのどさくさに紛れて
あれもこれも検査検査をさせる。
有意義な検査ならいいが
そのまえにこちらが薬の副作用といってること
その製薬会社が公表している副作用
重篤な副作用について
聞いたことがないという前に説明しろ。

いやもう忘れたい。
後日書く気力があれば
記そう。

2016-08-14

脳ミソを右往左往させる体温39度は コアヒビターが原因だ

けさは久しぶりに涼しい。
寝起きもいい。
すると一瞬にして先週の暑さの中で連続して起きた
いまわしい出来事がひとつのことに爽快に総括された。


昨日の救急センターでの体温は、39度だった。
昨日は透析日で当然朝から透析をしてきた。
なにごともなく血圧も特に高くも低くもなく
ただいつもの心房細動とはちがう不整脈が
感じられた程度だった。

駅前の回転寿司をほおばり
帰宅する頃にはだんだん
息苦しい。
いつもの不整脈とはやはりちょっと違うことを
感じながらもとにかく部屋に帰って
とにかく一寝入りした。
こんなようなことが今週は続くのは
今週の暑さにも耐えられなくなった
このカラダの衰えなのか
もうおしまいかなと
寝入った。

起きると何かへんだ。
部屋が暑いのは確かだが
額に手を当てても熱があるような気がする。
なぜか
数日前にも体温計で計ったが
エラー表示が繰りかえされた。
こんな状況ではこの一晩で命取りになるかもしれないと
直ぐ近くのコンビニに熱っぽいカラダで
体温計を探しにいった。
あいにく今手元にある体温計はオムロンで
どうも使いにくいこともあって
買いたくはなかったが
かといってやや離れたスーパーまで行く余裕はなかった。

部屋に帰って直ぐ計ってみると 

38.5度のたしかな体温。

部屋は暑いし
38.5度の体温をもてあまし何か対処しないと
ほんとうに死ぬことになるかも知れない。
そう考えたら
まずは涼しい病院の救急センターで診察を受けた方が
この38.5度の発熱の対処もしてもらえる
いや本来なら診察を受けるために
すぐにでもでかけるだろうというところで
一泊入院を覚悟で
ただでさえ重いバッグに多少日用品を詰め込んで
タクシーをスマホで呼んだ。

タクシーが冷房が効きすぎていたら
御免だなと思いながら
8分ほどできたのに乗り込むと
いや最適の車内の温度。


救急センターに着き受付を済ませると
すぐにトリアージの診察。
体温は38.9度。
部屋で計ったより高い。
そのころはまだほとんど急患もいなくて
すぐに診察室に呼ばれた。

若いH医師がいろいろ問診。
怪我ではないので
症状だけで原因を探るのは難しいのは
たしかだが
いつの診察もどこか的がはずれ
勝手なシナリオやイメージをもつ印象だ。

症状としては

発熱
呼吸困難
不整脈(心房細動)

くらいだ。

どちらかというと
わが輩の見立ては

9日を最高にして
(特に夜の)酷暑による熱中症。

であったが
このH医師は内臓にいきたかったようだ。
まずは血液検査をしながらエコー検査。
エコー検査ででてくるまえに
「でかい胆石」や「心臓に穴が開いてる」
などとこちらからいうと多少戸惑った様子。
なにかまったくぼやけた
プリントアウトした胆石が原因かもと。

そんなこんなででてきた血液検査。
異常値は

CRPーー4.46 (通常0.29以下)
BNPーー1842.9(0〜18.4)


それに加えてH医師のシナリオからいうと

正常範囲なのにやや高いというのが

・白血球ーー74 (38〜85)


われわれ透析患者は毎月検査を受けて
検査結果を見ていること知っているのだろうかと
思ってしまう。
「白血球74」は毎月見ているのです!!


この「異常値」を理由にレントゲン撮影をして
レントゲンではなかなか見えないことがあるので
CT撮影もする必要があるかも知れませんと
「説明」する。




■ちなみに帰宅後調べたものだがこうある。

■CRP
・crpが1~10mg/dlと検査結果が出た場合→中等度上昇。
可能性として考えられる病気は、細菌感染症、悪性腫瘍、心筋梗塞、関節リウマチ、血管炎、サルコイドーシス、クローン病、潰瘍性大腸炎、リウマチ熱、外傷、活動期の免疫不全症、心不全、SLE、外傷、手術後感染症。
・crpが10mg/dl以上と検査結果が出た場合→高度異常。
可能性として考えられる病気は、敗血症などの重症感染症、急性膵炎、細菌性心内膜炎、細菌性髄膜炎、血管炎症候群ベーチェット病、白血病など血液系悪性腫瘍、Castleman病。

■BNPは脳性ナトリウム利尿ペプチドで、主として心室から血液中に分泌されるホルモンです。強力な水・ナトリウム利尿作用、血管拡張作用を有しており、心室に負荷がかかると分泌され、交感神経系およびレニン・アンギオテンシン系を抑制して、それらのホルモンと拮抗的にはたらいて心不全などの病態を改善させます。


透析では
毎月心臓の大きさを計るためにレントゲン撮影を
決められているが
できるかぎり放射線被曝を避けるため
測定価値からいって
一カ月おきでも十分として
お願いしているほどなので
ましてやCTなどは論外でしたが
今月はレントゲン撮影もしてないので
レントゲン撮影は許諾した。

上がってきたレントゲン画像が
透析で撮った先月の画像と並べられて
説明された。

・左肺下に影がある。肺炎の疑いがある。
・右肺にラインがあり、水が溜まっている。


なぜかわが輩には信憑性が全く感じられない。
わが輩が
ラインにしても途中で途切れてる
といえばH医師は
そうみえないこともないですね
である。
当然CT撮影をしてより詳しく検査を
といってくる。

こうやってCT撮影までいって
なにかまた影があると
こんどはMRI。
そんなこんなしているうちに
なんどかの被曝のうちに
真性の病気に罹るというものだ。


レントゲン画像が出てきた頃は
すでに救急センターに来てから
3時間たってる。
どんどん体温も下がっていることがわかるし
カラダ全体もよくなってる。

ので様子見で帰宅を申し出た。


陽も落ちいつもの病院の庭の夜の風景を眺めながら
タクシーを待った。

夕方のあのとても落ち着いてはいられない
右往左往した自分はなんだったのだろうと
思い出していた。
まだ微熱はあるが
数時間で下がったのも
そして
あの高熱はなんだったんだろうと
とにかく一段落したことを
感じながら迎えのタクシーに乗り込んだ。





何も食べないのもと
めったに口にしないコンビニのカレーライスを買って
食べなべながら寝た。



一夜明け完全に平熱だ。
しかもこの夏にしてみれば涼しい。

今週のあの暑さはなんだったんだろうと
思い返していたとき
とつぜん妙に一致する
「ある異常な暑さ」で
それは暑さではなく
熱がカラダの中から出ていたのを
暑さのせいでわからなかったのだと
一瞬にして閃いた。

そして
それはこの週透析で初めての薬を使った日で
しかも投与のすぐではなく
約5時間〜6時間経ってからの
「ある異常な暑さ」だったのだ。

それは短時間でその効力が消えるという
血液抗凝固剤のコアヒビターだ。


使用開始すぐなら
発熱してもふるえがきてもわかりやすいが
なぜか半減期が短いはずなのに
半日たってからの副作用だ。

9日の夜に入ってから無性に暑い。
とても我慢できない。
それは
水浴びをしても追いつかない。
そのはずで
カラダの内部からの発熱だから。
部屋の温度34度は夜寝る気温ではないことは
重々認めているがやってきた。
年取って無理が利かないのか
とも思った。

それもこれも単なる猛暑ではなく
コアヒビターのなせる副作用だと
昨日の体温を測ったところから
解決したような気がする。

コアヒビターの副作用を掲載してみる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

コアヒビターの主な副作用

*報告されている副作用のうち、その中で相対的にあらわれやすいとされるもの
出血傾向 、 そう痒感 、 嘔吐 、 発熱 、 胸部不快 、 黄疸 、 下痢 、 好酸球増多 、 悪心 、 発疹 、 皮膚そう痒感 、 筋肉痛 、 胸部不快感 、 高カリウム血症

起こる可能性がある重大な副作用

*一般に発生頻度が低く、臨床現場において医療関係者が遭遇する機会が少ないものもあるが、場合によっては副作用の発見が遅れ、重篤化する可能性があるもの(頻度不明のものも含まれる)
アナフィラキシー様症状 、 肝機能障害 、 関節痛 、 胸痛 、 血管炎 、 紅斑 、 食欲不振 、 ショック 、 頭痛 、 全身倦怠感 、 低ナトリウム血症 、 動悸 、 疼痛 、 発赤

上記以外の副作用

*上記以外に報告されているもの
意識障害 、 紅潮 、 高尿酸血症 、 呼吸困難 、 しびれ 、 腫脹 、 頭重感 、 喘鳴 、 冷汗 、 腹痛 、 不整脈気管支喘息様発作

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

赤字は程度の差こそあれあった自覚症状。

救急センターでのCRPの数値が高いのも
びっくりするほどのBNPの数値も説明がつくはずだ。

それは肺炎だのいうよりまえに
コアヒビターだろう。

ネット上でざっとみたが
直接的な関連の説明はなかった。
ネットで報告や認知されている情報は
もちろん一部で
コアヒビターとBNPとの関係で
誰もが研究しているか疑わしいのだ。
製造メーカーは情報があっても
副作用の項目でのひとことに終わるだろうし
結局
自分のカラダが
研究し検証しなければならないのだ。


悪いことばかりでもない。
おそらくコアヒビターの影響で
血圧が安定していることだ。
心臓のレニンなどの
血圧を上げるホルモンを抑制している可能性があるので
血圧は上がらない。

コアヒビターをやめれば
また高血圧が始まるだろう。



まだ確定的ではない側面があるが
これでいままでの血液抗凝固剤ヘパリンにもどして
何ごとも起こらなければ
なにもなかったかのように
スタッフはふるまうのかもしれない。
しかし
確定的ではないことでも
想像力で確信は生まれようものならば
それは
そう説明もして欲しいが
透析センター
来週どう対処するのだろう。。







2016-08-07

降圧剤と不整脈

つぎからつぎに体調管理についてのテーマがでてくる。

これから書く以外にも
もっと重要なことがあるけれど
それは次回以降ということにして。



先週はじめ主治医に
「透析終盤、血圧が下がり
帰宅後の生活がふつうにできない」
と訴えると
「では、終盤血圧を上げる薬を使いましょう」

一見あたりまえのように
納得しそうになってしまうでしょう。
これがいまの医療の落とし穴で
薬の副作用を薬で修正しようとしても
それぞれの薬の主張は異なるので
体はそれに応えられなくなるのです。

私の場合、
毎朝食後、降圧剤を飲んでいるのです。
主治医はそんなこと知っていると思います。

つまり
朝の降圧剤の半減期は5時間くらいだと思います。
だから
もっともその降圧剤が効くのが
ちょうど透析後半の時間帯なのです。
そこで血圧を上げる薬をいれましょうと
言っている訳で
下げる薬と上げる薬を多少の時間差はあれど
飲み合わせるということは
よくないのは当然で
上げる薬を弱めるなり
休薬するなりするのが当然ではないでしょうか?

透析後半に下がるのは他にも要因があるので
一概にはその降圧剤が原因とはなかなかいえないのですが
主治医の血圧を上げる薬を投与しましょうか
という提案に先週一週間(といっても3日間だけれど)
小生自ら朝の降圧剤をやめて透析に挑みました。
そして後半の時間帯になりましたが
血圧降下もなく
なんと不整脈も一度もなかったのです。
これが一週間体験することができました。

いままで
基礎体重の設定(ドライウエイトという)が低くて
透析後の水分量が少なくて血圧が下がるし
足が吊るし不整脈が起こる。
あるいはカリウムの取りすぎが
急激に透析でカリウム除去するので
不整脈が起こるとも想定した。

しかし
基礎体重よりかなり多い状態で終盤をむかえても
血圧降下ははげしく不整脈も必ず起こる。
先々週は
食事制限を厳しくしてカリウムを低くしての
透析開始にしても不整脈が起こる。
さあどうしたものかというところで
この降圧剤の休薬で問題が解決してしまったのです。

最近部屋で血圧を計ることはなかったのだけれども
緻密に計ってみると
この降圧剤によって
午前11時ころで130である。
小生の血圧は問題あるといえども
160〜180くらいないと生活らしい生活ができない。
130ではむかむかして
いまにも不整脈がおこる気配なのである。

休薬するとおよそ血圧210前後なのである。

解決策としてはこの210を
160〜180くらいにすることである。
そういう降圧剤はないのだろうか?