寝起きもいい。
すると一瞬にして先週の暑さの中で連続して起きた
いまわしい出来事がひとつのことに爽快に総括された。
昨日の救急センターでの体温は、39度だった。
昨日は透析日で当然朝から透析をしてきた。
なにごともなく血圧も特に高くも低くもなく
ただいつもの心房細動とはちがう不整脈が
感じられた程度だった。
駅前の回転寿司をほおばり
帰宅する頃にはだんだん
息苦しい。
いつもの不整脈とはやはりちょっと違うことを
感じながらもとにかく部屋に帰って
とにかく一寝入りした。
こんなようなことが今週は続くのは
今週の暑さにも耐えられなくなった
このカラダの衰えなのか
もうおしまいかなと
寝入った。
起きると何かへんだ。
部屋が暑いのは確かだが
額に手を当てても熱があるような気がする。
なぜか
数日前にも体温計で計ったが
エラー表示が繰りかえされた。
こんな状況ではこの一晩で命取りになるかもしれないと
直ぐ近くのコンビニに熱っぽいカラダで
体温計を探しにいった。
あいにく今手元にある体温計はオムロンで
どうも使いにくいこともあって
買いたくはなかったが
かといってやや離れたスーパーまで行く余裕はなかった。
部屋に帰って直ぐ計ってみると
38.5度のたしかな体温。
部屋は暑いし
38.5度の体温をもてあまし何か対処しないと
ほんとうに死ぬことになるかも知れない。
そう考えたら
まずは涼しい病院の救急センターで診察を受けた方が
この38.5度の発熱の対処もしてもらえる
いや本来なら診察を受けるために
すぐにでもでかけるだろうというところで
一泊入院を覚悟で
ただでさえ重いバッグに多少日用品を詰め込んで
タクシーをスマホで呼んだ。
タクシーが冷房が効きすぎていたら
御免だなと思いながら
8分ほどできたのに乗り込むと
いや最適の車内の温度。
救急センターに着き受付を済ませると
すぐにトリアージの診察。
体温は38.9度。
部屋で計ったより高い。
そのころはまだほとんど急患もいなくて
すぐに診察室に呼ばれた。
若いH医師がいろいろ問診。
怪我ではないので
症状だけで原因を探るのは難しいのは
たしかだが
いつの診察もどこか的がはずれ
勝手なシナリオやイメージをもつ印象だ。
症状としては
発熱
呼吸困難
不整脈(心房細動)
くらいだ。
どちらかというと
わが輩の見立ては
9日を最高にして
(特に夜の)酷暑による熱中症。
であったが
このH医師は内臓にいきたかったようだ。
まずは血液検査をしながらエコー検査。
エコー検査ででてくるまえに
「でかい胆石」や「心臓に穴が開いてる」
などとこちらからいうと多少戸惑った様子。
なにかまったくぼやけた
プリントアウトした胆石が原因かもと。
そんなこんなででてきた血液検査。
異常値は
・CRPーー4.46 (通常0.29以下)
・BNPーー1842.9(0〜18.4)
それに加えてH医師のシナリオからいうと
正常範囲なのにやや高いというのが
・白血球ーー74 (38〜85)
われわれ透析患者は毎月検査を受けて
検査結果を見ていること知っているのだろうかと
思ってしまう。
「白血球74」は毎月見ているのです!!
この「異常値」を理由にレントゲン撮影をして
レントゲンではなかなか見えないことがあるので
CT撮影もする必要があるかも知れませんと
「説明」する。
■ちなみに帰宅後調べたものだがこうある。
■CRP
・crpが1~10mg/dlと検査結果が出た場合→中等度上昇。
可能性として考えられる病気は、細菌感染症、悪性腫瘍、心筋梗塞、関節リウマチ、血管炎、サルコイドーシス、クローン病、潰瘍性大腸炎、リウマチ熱、外傷、活動期の免疫不全症、心不全、SLE、外傷、手術後感染症。
・crpが10mg/dl以上と検査結果が出た場合→高度異常。
可能性として考えられる病気は、敗血症などの重症感染症、急性膵炎、細菌性心内膜炎、細菌性髄膜炎、血管炎症候群ベーチェット病、白血病など血液系悪性腫瘍、Castleman病。
■BNPは脳性ナトリウム利尿ペプチドで、主として心室から血液中に分泌されるホルモンです。強力な水・ナトリウム利尿作用、血管拡張作用を有しており、心室に負荷がかかると分泌され、交感神経系およびレニン・アンギオテンシン系を抑制して、それらのホルモンと拮抗的にはたらいて心不全などの病態を改善させます。
透析では
毎月心臓の大きさを計るためにレントゲン撮影を
決められているが
できるかぎり放射線被曝を避けるため
測定価値からいって
一カ月おきでも十分として
お願いしているほどなので
ましてやCTなどは論外でしたが
今月はレントゲン撮影もしてないので
レントゲン撮影は許諾した。
上がってきたレントゲン画像が
透析で撮った先月の画像と並べられて
説明された。
・左肺下に影がある。肺炎の疑いがある。
・右肺にラインがあり、水が溜まっている。
なぜかわが輩には信憑性が全く感じられない。
わが輩が
ラインにしても途中で途切れてる
といえばH医師は
そうみえないこともないですね
である。
当然CT撮影をしてより詳しく検査を
といってくる。
こうやってCT撮影までいって
なにかまた影があると
こんどはMRI。
そんなこんなしているうちに
なんどかの被曝のうちに
真性の病気に罹るというものだ。
レントゲン画像が出てきた頃は
すでに救急センターに来てから
3時間たってる。
どんどん体温も下がっていることがわかるし
カラダ全体もよくなってる。
ので様子見で帰宅を申し出た。
陽も落ちいつもの病院の庭の夜の風景を眺めながら
タクシーを待った。
夕方のあのとても落ち着いてはいられない
右往左往した自分はなんだったのだろうと
思い出していた。
まだ微熱はあるが
数時間で下がったのも
そして
あの高熱はなんだったんだろうと
とにかく一段落したことを
感じながら迎えのタクシーに乗り込んだ。
何も食べないのもと
めったに口にしないコンビニのカレーライスを買って
食べなべながら寝た。
一夜明け完全に平熱だ。
しかもこの夏にしてみれば涼しい。
今週のあの暑さはなんだったんだろうと
思い返していたとき
とつぜん妙に一致する
「ある異常な暑さ」で
それは暑さではなく
熱がカラダの中から出ていたのを
暑さのせいでわからなかったのだと
一瞬にして閃いた。
そして
それはこの週透析で初めての薬を使った日で
しかも投与のすぐではなく
約5時間〜6時間経ってからの
「ある異常な暑さ」だったのだ。
それは短時間でその効力が消えるという
血液抗凝固剤のコアヒビターだ。
使用開始すぐなら
発熱してもふるえがきてもわかりやすいが
なぜか半減期が短いはずなのに
半日たってからの副作用だ。
9日の夜に入ってから無性に暑い。
とても我慢できない。
それは
水浴びをしても追いつかない。
そのはずで
カラダの内部からの発熱だから。
部屋の温度34度は夜寝る気温ではないことは
重々認めているがやってきた。
年取って無理が利かないのか
とも思った。
それもこれも単なる猛暑ではなく
コアヒビターのなせる副作用だと
昨日の体温を測ったところから
解決したような気がする。
コアヒビターの副作用を掲載してみる。
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コアヒビターの主な副作用
*報告されている副作用のうち、その中で相対的にあらわれやすいとされるもの
出血傾向 、 そう痒感 、 嘔吐 、 発熱 、 胸部不快 、 黄疸 、 下痢 、 好酸球増多 、 悪心 、 発疹 、 皮膚そう痒感 、 筋肉痛 、 胸部不快感 、 高カリウム血症
起こる可能性がある重大な副作用
*一般に発生頻度が低く、臨床現場において医療関係者が遭遇する機会が少ないものもあるが、場合によっては副作用の発見が遅れ、重篤化する可能性があるもの(頻度不明のものも含まれる)
アナフィラキシー様症状 、 肝機能障害 、 関節痛 、 胸痛 、 血管炎 、 紅斑 、 食欲不振 、 ショック 、 頭痛 、 全身倦怠感 、 低ナトリウム血症 、 動悸 、 疼痛 、 発赤
上記以外の副作用
*上記以外に報告されているもの
意識障害 、 紅潮 、 高尿酸血症 、 呼吸困難 、 しびれ 、 腫脹 、 頭重感 、 喘鳴 、 冷汗 、 腹痛 、 不整脈 、 気管支喘息様発作
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赤字は程度の差こそあれあった自覚症状。
救急センターでのCRPの数値が高いのも
びっくりするほどのBNPの数値も説明がつくはずだ。
それは肺炎だのいうよりまえに
コアヒビターだろう。
ネット上でざっとみたが
直接的な関連の説明はなかった。
ネットで報告や認知されている情報は
もちろん一部で
コアヒビターとBNPとの関係で
誰もが研究しているか疑わしいのだ。
製造メーカーは情報があっても
副作用の項目でのひとことに終わるだろうし
結局
自分のカラダが
研究し検証しなければならないのだ。
悪いことばかりでもない。
おそらくコアヒビターの影響で
血圧が安定していることだ。
心臓のレニンなどの
血圧を上げるホルモンを抑制している可能性があるので
血圧は上がらない。
コアヒビターをやめれば
また高血圧が始まるだろう。
びっくりするほどのBNPの数値も説明がつくはずだ。
それは肺炎だのいうよりまえに
コアヒビターだろう。
ネット上でざっとみたが
直接的な関連の説明はなかった。
ネットで報告や認知されている情報は
もちろん一部で
コアヒビターとBNPとの関係で
誰もが研究しているか疑わしいのだ。
製造メーカーは情報があっても
副作用の項目でのひとことに終わるだろうし
結局
自分のカラダが
研究し検証しなければならないのだ。
悪いことばかりでもない。
おそらくコアヒビターの影響で
血圧が安定していることだ。
心臓のレニンなどの
血圧を上げるホルモンを抑制している可能性があるので
血圧は上がらない。
コアヒビターをやめれば
また高血圧が始まるだろう。
まだ確定的ではない側面があるが
これでいままでの血液抗凝固剤ヘパリンにもどして
何ごとも起こらなければ
なにもなかったかのように
スタッフはふるまうのかもしれない。
しかし
確定的ではないことでも
想像力で確信は生まれようものならば
それは
そう説明もして欲しいが
透析センター
来週どう対処するのだろう。。