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2012-10-31

無添加化作戦_「自家製 鳥ハム」その出来具合

3日前に仕込んだ鳥ハムを冷蔵庫から取りだした。
高価な鶏肉だったこともあり
失敗は許されない。
味が薄いのはあとでなんとかなるが
我々にとって過剰な塩分は禁忌ということになっている。
もっとも諸説あって
塩で血圧はあまり関係ないとか
岩塩などのいい塩はだいじょうぶとか
どれももっともらしいのですが真理は不明。

慎重にスライスしいつものサラダ菜に乗せれば
りっぱな鶏肉サラダとなった。
もう少し小さく包丁を入れてもいいかもと思います。

市販のペースト状の膨張剤や保存剤もなく
高価な鶏肉ということもあってか
実にシンプルでおいしかった。
ゆで汁は、あり合わせのかいわれ大根と
ブラックペッパーをいれただけで
十分な中華スープでした。

鳥ハム制作は、
一晩か二晩冷蔵庫に置くので時間はかかるが
作り方は実にシンプル。
今後はグラム230円の量り売りはときたまにし
スーパーのパックされた安い鶏肉に頼ることに。

これでリンの数値が急激に下がることはないが
必要のないリンは削ぎ落とそうという試み
無添加化のひとつとして
継続したいもの。

2012-10-30

『充電』10年目に入る



1日おきに『充電』のため病院へ行くのだが
毎年この時期になると
『充電』の入院患者が増える。
寒くなって発汗もおさえられ
体に水が溜まりやすくなり
あるいは
『充電』予備軍が壁を越えざるを得なくなる。
私もこの時期に『充電』導入せざるを得なかった。


9年まえ
2月に脳幹梗塞に襲われ
救急病院で腎不全と診断され
紹介された日本医大の腎臓内科に通院していたものの
5月に地元の病院を紹介され
吉祥寺のA病院へ行くことになっていたにもかかわらず
日本医大へも行かず
そのままふつうの生活を続けていた。

しかし、10月の末になって呼吸困難になった。
呼吸器系のアレルギーで
苦しいのは子供の頃からあったので
回復するものと思い込んでいた。
しかし、だんだん苦しさは増して
カラダを横にすると
苦しくて呼吸ができないほどだった。
それでも子供の頃にも
座ると楽になったという経験から
寝ずに座っていた。
1日、2日と耐えた。
とうとうとう呼吸が苦しいのを通り越して
できなくなってきた。

夕方、救急車を呼んだ。
救急隊員に事情を説明すると
すぐに受け入れ病院を探してくれた。
酸素吸入器のマスクを充てがわれるが
酸素が入っていかない。
それはそうで
病院に搬送されてすぐにレントゲン撮影を施されたが
肺の周りがたっぷり溜まった水で白く
かすんでいる画像を見せられた。
空気だろうが酸素だろうが
肺が水に覆われ入っていかないのは当然。

救急隊員はM病院まで15分くらいだから
頑張るように励ましてくれたが
息絶え絶えで
酸素マスクもなぜか外したくなった。
それでも血中酸素がたしか80%まで回復したから大丈夫
の声を聞きながら
短いようで長い12分後、病院の救急センターに搬送された。

レントゲン撮影後
すぐ全身麻酔がかけられたものの
水がたっぷりの血液を抜くための胸に刺された針の痛さで
一瞬カラダが跳ねた記憶がある。
あまりに緊急の場合
とりあえず血液を抜くということらしい。

翌朝、全身麻酔から覚めて
この期に及んでも『充電』を躊躇する気持ちがあったのを
応急処置を施してくれた心臓内科のS先生がその意を理解し
透析をして10年でも20年でももう少し生きていたらどうですかといわれ
深い眠りは麻酔のせいだが
あたかも生き返ったかのようだったので
断る理由はなかった。

JRの電車の中で血圧が急に下がり気を失い
気がついたらホームで介抱されていたというアクシデントはあったが
幸い大きな事故などもなく
10年目を迎えられることを感謝したい。

ちなみに1394回目。

2012-10-28

無添加化作戦_「自家製 鳥ハム」


もちろん
市販のハム・ソーセージの保存剤から逃げる作戦。
つまり、リンが多い保存剤は
われわれ『充電』をやってるような腎不全には無い方が良い。
大量生産、大量流通の都合で大量な保存剤が導入されてるが
そもそもは一般人にとっても必要のないもので
百害あって一利なし。

私の朝食はトースト,サラダとハム・ソーセージなので
このハム・ソーセージからリンを取り除こうという試行錯誤なのだ。
保存剤なんて微々たるものだという印象があるが
市販のものだから必要なので
自分で作ったらいいのではという長女の提案なのである。

微々たるものかもしれないが
少しでも下げたい絶体絶命(絶命ではないが骨の石灰化防止)のテーマだ。
で、今回は「鳥ハム」の伝授で次のようなレシピが送られてきた。

ーーーーーーー
「鳥ハム」

胸肉一枚に、砂糖大匙1、塩大匙1、ブラックペッパーをまぶしてラップで密閉して一晩~二晩。

ラップでぎゅっと筒のようにしめて。なるべく空気がはいらないように。
汁がでるので、ラップをした上からジップロックか、ビニール袋に入れて、さらに空気を抜いて。

水で塩を洗い流して、沸騰したお湯に入れて、弱火にして7分。
火を止めて冷めるまで放置。
あとは冷蔵庫へ。
保存料の入っていない鳥ハムが出来上がります。

ーーーーーーー

簡単なようで初めてだと頭で考えてみると何かと戸惑う。

「やると大変じゃないよ。
私は鳥胸肉が安いとしょっちゅうやる。

ホントにハムだからぜひお試しを。」

というお誘いに乗ってみることに。
さっそく鶏肉を買うことからになるが
せっかくだから以前から目につけていた
この街でいちばん新鮮な地鶏と評判の「地鶏のT」へ。
だいたいがスーパーでしか鶏肉など買ったことがないので
グラム売りがなかなか感覚がつかめない。


午後早い時間にいったにもかかわらず
胸肉は1枚しか残っていなかった。
徳島県産地鶏、阿波尾鶏グラム230円。
茨城県産や比内鶏はあったが
東北産は避けたかった。

高いか安いかわからないが
もうここは買うしかない。
生でもおおいしそうな肉が軽量計の上に乗っかると
269グラムを標示した。
む、む、ざっと600円。
胸肉1枚600円かよ。
月末で財布は軽いのにと半分は後悔、
半分はいちおう一度は美味しいものを食べれば
他のものが比べられる向学のためと自分を納得させた。

慎重に長女のレシピ通りに
塩、砂糖、少し多めの胡椒をまぶしラップ。
たしかに慣れればたいしたことではない。
このまま今日から2晩冷蔵だそうだから
2日後を乞うご期待。




2012-10-27

脳幹出血と脳幹梗塞


桑名正博が亡くなったと報じてる。
芸能にあまり興味がないので
大麻やコカイン常用や
モデルわいせつ事件などくらいしか
イメージがない。
そうそうアンルイスと結婚したのは
ちょっと目を引いた。

脳幹出血というから
ふつうの脳出血でも危ないので
危険きわまりない。
その危惧通り発症から104日目で息を引き取った。

9年前、記憶がまちがってなければ
わたくしは同じ脳幹でも梗塞だった。
脳幹とはイメージ通り
脳を巡る血管の入口であり出口だ。
そこが詰まれば脳幹梗塞であり
そこから出血すれば脳幹出血。

どちらにしても
おおもとの太い血管なので
やっかいだ。

私は当時、
現代医療に疑問をもっていたので
意識はあったので
救急車を呼びながら
はじめに搬送された病院では点滴を拒否をした。

病院では看護師の説得も受けたが
点滴すらオーケーしなかったので
ふたたび救急車に乗せられ
救急隊員が無線で探してくれた
救急専門の小さな病院へ搬送された。

そこでは
症状を見ながらではあったのだろうけど
こちらの意向を尊重してくれ
安静にさせてくれるのみだった。
病院によって対応は異なるものだと
感じたものだった。

血液検査、CTやMRIの検査だけは素直に受診した。
その結果わかったことは
脳幹梗塞であったり
腎不全に近づいていてクレアチニンの数値がたしか「5」前後だった。
通常人は「1」であり
導入を促されるのは「7」
ということなので
微妙だった。
「200」ちかい血圧は相変わらずだった。

担当医師を派遣している日本医大を紹介され
その救急病院を1ヶ月くらいで退院した。


脳幹梗塞に軽度とか重度とかあるのかは
わからないが
幸い?
いろいろな体の情況がすこしわかりつつ
何の後遺症もなく退院できた。
そのときは気がつかなかったが
耳の三半規管かどこかわからないが
サーサーというリンパが流れる音が
少しするくらいだ。

この生死を分けるものは何だろうと考える。

突然、頭の中で
ずっずっずっずっずと音がするやいなや
目が回り始め
何も出ないのに吐き気がした。
その時無意識にベッドから降りて
床に伏せた!
地震のあったときのように。

2012-10-26

「終い支度」

先日
あまり飲まないコーヒーを
遅い夕食後になぜか入れてしまった。
案の定寝れなく目が覚めてしまったので
ipodtouchのNHK-FMなどをスリープタイマーをオンにし
いつでも寝られるようにして何気なく聞いていたが
「終い支度」という言葉が耳に飛び込んできて
また寝られなくなった。

あまり聞き慣れない言葉だが
キャスターとゲストの会話から
死ぬ前の準備のことだということがわかる。

私も『充電』が始まって数年から
少しづつそれなりに準備をしてきたが
私の場合はその一連の作業を
「星になる」とネーミングしている。

もっぱら
葬式に特化した準備ではあるが
もともと葬式などしてもらえるかもわからないので
ほとんど空想に近い。

終い支度(しまいじたく)はそうではないようで
同名の本が出版されていて
その話題からテーマになったようで
その前後はわからない。

ただゲストの実家の母は
この着物は誰に
あの着物は誰に
と準備をするのだそうだ。

やってることはたいして変わりはないのかも知れないが
この「終い支度」という言葉に惚れた。

それはそんな着物もないので
多少ある物品がそれにかわるのかもしれないが
終い支度でもっと大事なことは
生きてきて良かったと思えるよう
すべてに感謝できる心が持てることであると
100歳現役の医師日野原重明がいうように
自分自身が
そして自分と周りとの関係が
穏やかに今日が過ぎていき
明日のことにテーマを考えていくことが
自然に迎えられる死と考える。
そういう毎日を終い支度としたい。

2012-10-25

「リン だいじょうぶでしたよ。」

月2回の血液検査。
いつもコメントがついてきた。

リンが高いですよ。
カリウムが高い。


だいたいこの2項目の成績が悪い。
原因は日曜日、月曜日の中2日に
山登りから降りてきて帰りに寄る
焼き鳥屋の戎でのマグロ刺、焼き鳥などが
カリウム、リンの数値を上げている。
ということがわかってるので
なかなか下がった数値が出ない。
もうひとつ
練り物には防腐剤、保存剤が多く含まれている。
おでんはやめて生の魚!とか
ソーセージをやめて肉をと。
料理の選択をすることが有効。
とわかっていても
まだ有効な手段が探せてない。

リンはタンパク質の消化後の廃棄物。
リンが増えるとカルシウムイオンと結合して
あちこちに結晶化し症状が出るという。

皮膚のかさかさ感の 乾燥肌。
関節に結晶化しての関節炎。
血管での結晶化での動脈硬化。脳出血、心筋梗塞。
副甲状腺ホルモンの増加で骨を溶かすことでさらにリンが増える。



呑みに行ってしまうと
なかなか抑制がきかないのが常で
今回はとりたてて控えたわけではないが
山頂での酒宴でのタンパク質を控えたのが功を奏したのだろう。
今回はP=6.1で低くはない。
「リン だいじょうぶでしたよ。」
の看護師Kのコメント。

なかなか思うようにできないが
いわれていわれて
少しの抑制で数値が変化していくことを実感でした。
常用している
ハム、ソーセージをどう転換していくか
おでんを控えるが今後のテーマか。

2012-10-24

今月末で10年目にはいる『充電』にブログ再開



気が多いのか、持続力がないのか
ツイッターやfacebookにかまけて
ずいぶんこのブログはご無沙汰した。

他のメディアにはそれなりの役目があるのだが
『充電』のことが思う存分書けないというストレスが溜まる。

ブログはひとに読んでもらいたいというのは前提だが、
それよりも自分が自分の記録として残したいというのもある。
あるいは、記すことで整理できることがあるのだろう。


この空白の時間からだの管理が
大きく前進した。
なんといっても昨年の大晦日の忘年山行からはじまった山登りは
からだを支える中心となってしまった。

山登りから発生した体調の良い変化を確認せざるを得ないと
ふたたびブログを再開。
以前のブログからもわかるが
マラソンを意識していたのが
偶然にも山行に出会って
この1年近く山登りが中心となり
なくてはならぬものとなった。