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2012-10-26

「終い支度」

先日
あまり飲まないコーヒーを
遅い夕食後になぜか入れてしまった。
案の定寝れなく目が覚めてしまったので
ipodtouchのNHK-FMなどをスリープタイマーをオンにし
いつでも寝られるようにして何気なく聞いていたが
「終い支度」という言葉が耳に飛び込んできて
また寝られなくなった。

あまり聞き慣れない言葉だが
キャスターとゲストの会話から
死ぬ前の準備のことだということがわかる。

私も『充電』が始まって数年から
少しづつそれなりに準備をしてきたが
私の場合はその一連の作業を
「星になる」とネーミングしている。

もっぱら
葬式に特化した準備ではあるが
もともと葬式などしてもらえるかもわからないので
ほとんど空想に近い。

終い支度(しまいじたく)はそうではないようで
同名の本が出版されていて
その話題からテーマになったようで
その前後はわからない。

ただゲストの実家の母は
この着物は誰に
あの着物は誰に
と準備をするのだそうだ。

やってることはたいして変わりはないのかも知れないが
この「終い支度」という言葉に惚れた。

それはそんな着物もないので
多少ある物品がそれにかわるのかもしれないが
終い支度でもっと大事なことは
生きてきて良かったと思えるよう
すべてに感謝できる心が持てることであると
100歳現役の医師日野原重明がいうように
自分自身が
そして自分と周りとの関係が
穏やかに今日が過ぎていき
明日のことにテーマを考えていくことが
自然に迎えられる死と考える。
そういう毎日を終い支度としたい。