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2012-12-31

「刺され納めよろしく~」

「おはようございます。
刺し納めデーす」
と、巡回してきた技師。
「刺され納めよろしく~」
と答えた。
スタッフも大晦日というので
いつもより『充電』開始の時間が
やや早いように感じる。

ことし最後といって
穿刺失敗の憂き目は避けられ
無事1421回目の
ことし最後の穿刺完了。

『充電』は今年は
何の大きなトラブルもなかった。
血圧を安定させるのテーマも
降圧剤アテレックを
『充電』の日は朝半錠
夕食後1錠とすることで解決した。

大晦日、三が日の病院は
入院患者はいるものの
もちろん休診で閑散としてるので
風情としてはさびしい。

なんで大晦日も正月もないのだろうと
わかっていながらふと思ってしまう。

『充電』はつくづくやっかいなことだと思いながら
病院へ入るのだが
我々は自らが腎不全という故障があるのだから
止むを得ないのだけれど
巷では家族で
大掃除をしたり
おせち料理を楽しんでるのがふつうなのに
われわれを明るく迎え入れてくれる看護師やスタッフには
毎年のように感謝するばかりです。
スタッフの心の中はなかなか覗けないが
ツイッターでフォロワーの
「今日から仕事の相棒が4日まで休み。
私だけなんでミス無く仕事しないと。がんばろー」
などというツイートにふれると
あらためて「ありがとう」と思わざるを得ない。

もちろん仕事だからと言ってしまえば
お終いだが
彼女ら彼らがいなければ
私たちの生命は無いのだと思うと
少しでも元気に
生きていくことで
応えねばと思いながら
この1年「ありがとう」
来年もよろしくお願いします。



*写真は「オテントウサマの虫下し」

◆「ゲーター祭」三重県鳥羽市神島
神島は、三重県と愛知県にはさまれた伊勢湾の入り
口に浮かぶ小島である。大晦日の夕闇に、島のあちこ
ちから豆まきが聞こえる。子どもは福の神として、ミ
カンの上にコンブをのせてカヤで結んだものを家々に
配って歩く。「物申す」の子どもの訪れに、家人は
「オットドッコイ」で答え、子どもはお年玉をもらう。
その頃からゲーター祭の主役になるアワづくりが始ま
る。アワは直径二メートル位のグミの枝の輪に白い紙
を巻いて麻縄で縛ったもの。アワは海神<女性>のシ
ンボル。
夜が明け新年の太陽を迎えようとする頃、白装束の
頭屋の親族が、かついだアワを太陽にみたて東の海辺
に立てる。ネダケを手にした村人が集まる中を、前年
の頭屋にかつがれたアワが通り過ぎるとき、そのネダ
ケをたたく。頭屋の交代と前年の太陽を落とし新生の
太陽を掲げる意味という。新しい頭屋に受け継がれた
アワは、竹ぶすまに突き上げられて大漁を占う。






2012-12-30

「こんな状況でもどれだけ自分ができるか試してみな」

部屋の掃除もそうだけど
パソコンのハードディスクの整理も
年末にしよう。



クリップしてあったテレビ番組のなかにあった
ちょっと気になった言葉。


フィギアスケートの女王浅田真央さんが
カナダ・ケベックで
3回目の優勝を狙っていた時
最愛の母親の肝硬変悪化で
危篤を知らされファイナル欠場を決め
帰国したのは記憶に新しい。

その後
そのショックが大きく
不調が続いた。

そんな真央さんにコーチ佐藤信夫さんが贈った言葉が
真央さんを今年GP優勝に導いたという。


「こんな状況でもどれだけ自分ができるか試してみな」


『充電』をしなければならない環境はたしかに厳しい。

飲みたいのに飲めない。
吞みたいのに呑めない。
食べたいのに食べれない。

でも
そのことに拘泥するのでなく
「こんな状況でもどれだけ自分ができるか試してみな」

だよね。

2012-12-29

早朝のサイレンがマンション前で止まった

このところ睡眠をよくとると
翌日の血圧が安定しかも
いつも高いのがやや下がるので
早寝をこころがけている。

あまりに早く寝すぎたせいか
12時半頃目が覚めて
時計を見て
また寝た。

こんどは4時になろうとするころ
ウトウト眠りが浅いのか
遠くの消防車のサイレンが鳴るのが聞こえた。

だいたい消防車と救急車、パトカーなどと
サイレンの音は違うので
消防車と確信していた。
すると
遠くに聞こえていたサイレンが
マンションの近くで止まった。

よくあるのは
救急車が出払ったり
マンションでの急病人が予想されると
消防車やはしご車が出動するようだし
救急車を呼んだ家の意向で
サイレンの音を近くで消すことがある。
窓ガラスには
赤い回転灯が映っている。
そして複数の消防車のサイレンが近づいてくる。

もうこれは火事としか考えられない。
よく寝たといっても
外は0度前後の寒さだから
外には出たくはなかったが
たしかにマンションの近くに2台停車し
さらに2台がサイレンを鳴らしながら
通っていく。
心配なのは
出火元がこのマンションかということだけど
そうではなく
消防車が向かう先に
やや煙というか白い蒸気が上がっているのが見えた。

それも数分だったので
すでに鎮火した模様だった。
大事に至らなくて良かった。

いつもこのマンションで火事や地震が起こって
退避路が塞がれたら
助からないと思うのだ。

もちろんドアの外に逃げられれば
避難階段はある。
玄関のドアが開かなくなったりで
閉じ込められれば
ベランダから仕切りを破って
隣に逃げればいい。
でも隣が火事だったら逃げられない。

だから窓からの避難ばしごが必要になってくる。
でも高所恐怖症で
3階から降りられるかどうかっていうのもある。

大震災が予想されてる昨今
そんなことをいってはいられない。
避難ばしごを今年中に買ってこなくてはと
寒さの中で消防車の赤い回転灯を見ながら思った。

2012-12-26

カラダのともだち 山登り

街中がクリスマス色のきのうは
恐縮ながらわが63歳の誕生日。
クリスマスの日といっても
騒がしいのはむしろイブ。
25日はどちらかというと
楽しいイブが終わって
すでに年末年始に気持ちがいってる境目なので
魂の抜けたような倦怠感を感じるような日です。

そんなことはどうでもいいけど
今年の誕生日は
カラダもキモチも
すがすがしく迎えられたことは
嬉しいこと。

1年前の忘年山行ではじまり
先日のフラダンス忘年山行に終わり
カラダに確実な進捗を感じ
同時に
キモチにも余裕できた心地よさ。

山行ブログ「めざせ『百日回峰』」もいい相棒かも。





2012-12-23

乗り越えるのは

今日は山登りのグループの忘年会。
もちろん山のてっぺんでの忘年会。
ん、山のてっぺんでどうやって忘年会するのか?

929m御岳山という山がどうやら毎年忘年会の会場になってるようだ。
なぜかというと
酔っ払ってもケーブルカーで下山できるという
忘年会には絶好のシチュエーションだということだ。


その忘年会に誘われて
昨年、まったく同じ23日に紛れ込んだ。
といえばスマートだけれど
初めての山登りで
血圧も200近い劣等『充電』者。

しかも脳幹梗塞を発症してから
徐々にウォーキングは試みてはいても
929mという山には登ったことはないし。

普通の人が登れば
否、今日はそれに近かったが
2時間半で登れる山を
昨年の山登り初体験では
3時間半近くかかった。


しかも
足はがくがく
忘年会が終わったあと
ケーブルカーで下山するのも
足が他人の足のよう。

それが1年の時間を経て
20本近い山を登って
それなりに鍛えることができたと思ってる。

山は登って降りるのが当然なのが
今日忘年会でアルコールがはいっているので
ケーブルカーでの下山。

1年前はケーブルカーだろうが
なんだろうが
とにかく脚はがくがくなので
乗り降りするのが精一杯。

それがきょうなぞは
下りの徒歩がなかったので
モノ足らない。

登りは苦しいから
休み休み自分なりの歩調で登るかも知れないけれど
下りはバスや日没の時間に迫られて下るのもあり
それ以上に
体重が全部膝や脚の筋肉にかかる下りのほうが
ダメージが多いのかとあらためて実感する。

それにしても
よく1年間山登りをはじめて続けた。


「腎不全」というレッテルをつけられ
『充電』の身だと
体力や意欲も下降気味になりがち。
むしろ
それに自分を任せることは
「病人だから」だとか
「腎不全だから」とか
「透析してるから」とか
言うことは
いつでも可能ではあるけれど
そうではなくて
それは大きなリスクではあるけれど
用心深くそのリスクは
自分なりにチェックしながら
それをも乗り越えられるかも知れないほどのことはできると
この進捗状況を感じて
しみじみ思う。

血圧が上がる。
血圧が下がる。
めまいがする。
意識がなくなる。
それは『充電』にくっついてくることだから
細心の注意でチェックしよう。
でも大胆に
次のできることをやることが
それらを和らげてくれる。




で、
今回の忘年会。
誰が招いたのかよく知らされてはいないのですが
御岳山の頂上で
鍋パーティーに
似合わないと思われる
フラダンスが登場。
マネージャーもいっしょだということは
プロでしょう。

似合わないと思いがちのフラダンスではあるが
じつは山の神に供えるのが
フラダンスと聞いて
そういえばハワイに
神聖な山があり
その山のふもとで
神に向かって演じてる画像を思い出した。
そういう意味では
この奥多摩の山の頂上のフラダンスは
決して場違いではないのだ。

でも
今日の御岳山行は雪もちらついていたし
夕べのみぞれで足元は冷たく
フラダンス衣装は
凍えていた。


とにかく
フラダンスの彼女も
山行グループも
山に向かって「みそぎ」をした。

2012-12-22

夜中の無意識は怖い

パソコンを修理に出して
いろいろ環境がいつもと違うからなのか
不振が重なって不気味。

朝facebookをのぞくと
友人からダイレクトメッセージが
「だいじょうぶですか?」
とあった。

なにがだいじょうぶなのかよくわからないまま
フィールドを見たら
夜中に訳のわからないコメントを
2回3回と送信してる。

すわ!アカウント不正アクセスと判断。
即削除した。
でもそんなことが容易にできるのかな
と半信半疑。

そのメッセージ夜中の1時。
10年以上前のiMacを修理代替えで動かしてるが
夜中に起きて
訳のわからないキーを押すとは考えられない。

ほかにfacebookはipodtouchでアクセスしてる。
ので見ると
未送信のメールが残っていた。

これがまたよくわからない。
BccにMacBooklとある。
メッセージが
「ⅡっⅠ
っっm
お」
と入力してる。

たしかに酔っぱらって帰ってきたが
すぐ寝た。
ベッドでipodtouchを操作したのだろうか。
まさか枕や手の動きの拍子に
押されてしまうことがあるのだろうか。

もっともipodtouchには
5分で自動ロックされる設定なので
それはあり得ないとすると
アカウントを乗っ取られての不正アクセスか
酔っぱらっての無意識での操作なのか
しかない。

全く記憶のない中での無意識の行為は
自分では判断できないから
不気味だ。
それにしても
酔っても意識が飛ぶことはいままでなかったので
余計に摩訶不思議。

不正アクセスも怖いが
夜中の無意識のタイピングも怖い。

しばらく様子を見るしかないのかな。


2012-12-20

ハグすると 「ドーパミン(快感)、セロトニン(安心)、オキシトシン(愛情)」

今日の『充電』も9時半より無事開始。
きのうはパソコン修理のために
デスクにパソコンがない状態。

かろうじて
ipodtouchでメールだのfacebookなどをチェッだけれど
どうにも手持ちぶさた。

パソコンがない生活をしてみると
いかにパソコンに依存してることがわかる。

何が無くともぼんやり
パソコンをながめマウスをクリックしてる修正のようなものだ。

じつはやらなくてはならないなと
思ってることが
パソコンに向かってることで
後回しにしてることが
山のようにあることがわかる。

でその一部を解決したりしたが
これがとても気持ちよい。

スマフォを遠ざけると
40%の人が不安になるそうだ。

電車に乗ってても
歩きながらも
ときにはクルマを運転しながら
チャリに乗りながら
スマフォを操っているみなさん。

夫婦でありながら
会話が無く
スマフォでやりとりが多いということもあるようだ。

たしかに文字でのやりとりが
効果的だったりもあるけれど
そして
誰かに聞いてほしいというのを
ツイートやfacebookに託すのもわかるが
時間と金はかかるけれど
実際に会って会話することを
どんどん忘れてしまうと
話すという中にある
言語能力が無くなって
目の前の感情やきもちが
読み取れない人種が増えてしまうのではないかと
心配になるもの。

目のまえの人間の感情を読み取る
こちらの脳のセンサーが退化するのではないかと
思ってしまうのだ。

ハグすると
脳内物質「ドーパミン(快感)、セロトニン(安心)、オキシトシン(愛情)」
が分泌されるそうで
1日30秒のハグで
ストレスの1/3は解消されてしまうそうだ。

ストレス解消を
スマフォを隔てた人にだけに
依存していくことは
何か違う様な気がする。

スマフォもパソコンも使いこなす道具と思っていても
いつしか使われていることを
感じた1日だった。

2012-12-17

6億円ジャンボ宝くじ=看護師

きのうは比較的暖かく
せっかくの投票日和だったのに
投票する相手の事情が
つかめなく投票率も悪く
安部・石破政権へと後ずさりの印象。

今朝はベッドの中で
まだウトウトしている時に
窓の外から
けたたましいヘリコプターの騒音。
いえ
ここは沖縄でもなく
富士山演習場でもなく
東京23区内。

おぼろげに寝る前に見た
自民圧勝の報道の続きで
安部・石破政権下で
戦争が始まったのかと
一瞬錯覚してしまった。
夢や冗談でなく
そういう時代を国民は選択してしまった。

日本は失念しまった。

日本がこうだから
せめて宝くじだけはと!?
投票した足で
もっともアタリ率が高いとされる西銀座に出かけた。
夕方6時に着いたが
1番窓口は1時間半待ちですの案内。
もっとも他の窓口は
5分だの10分だの。

そもそも西銀座で買うのも験担ぎなら
1番窓口で買うのも験担ぎ。
西銀座の真ん中の行列に1時間半並び
無事買うことができた。

宝くじを買うのは
もちろん夢を買うのだが
私の場合は
『充電』を在宅でしたい
と思ってるから。

在宅透析は
すでに全国的に展開していて
その日常の経験も
ブログやtwitterで知ることもできる。

私も透析開始の頃
なんどか
在宅透析研究会に参加し
仕事に差し支えないようにできないかと
試行錯誤した。

でも
もっとも大きな壁は
自己穿刺だ。
10年目に入ったいまも
穿刺や針先を見ることもできない
小心者であることは変わりない。

なので
個人の自費で看護師を雇うというのが
私の宝くじの夢なのです。

当時の報告だから
いまはどうなのかわからないが
他の先進国では
デイサービスのように巡回する看護師がいて
穿刺し開始をする仕組みができているというのを聞いたりした。
他国は医療制度が異なるので
なんともいえないが
日本でもそういうところまでいけば
宝くじに頼らなくてもいいのだが
まだまだそこまでいってない。

宝くじが当たるのが先か
そういう制度ができるのが先か
はたまた
ips細胞で腎臓を再生できるのが先か
期待だけはふくらむ。

もし6億円当たったらまたご報告いたしますが。

2012-12-15

おいしい「碾茶」は抹茶


『充電』してると
その水分制限や体重制限から
美味しいものを
少しの量で
濃いのを
味わって
を心がけている。
無駄なものは避けたいが
むやみに禁断とすることは重荷。

しかし概して
おいしいものは高くつく。

ビールを吞むなら
エビスビール。
コーヒーならエスプレッソとか。
焼酎はロックで。

お茶といえばほうじ茶ですが
以前知人からいただいた「加賀棒茶」に
お茶とは思えない甘さを感じ
しっかり舌が覚えてしまった。

加賀棒茶を飲んでからは
普通に売られてるほうじ茶は
旨くない。
それでもなかなか加賀棒茶には
高価で手が届かず
旨くない旨くないといいながら
飲んでる今日この頃。

ネットでも販売されているので
入手はそれほど難しくないが
茶道をしてるわけでもなく
日常で使用するので
この高価なお茶は
そう頻繁に飲めるシロモノではない。

でも
思い切って買おうと
高級スーパーに立ち寄ったら
加賀棒茶のとなりに
半額以下で
「棒茶」とつくお茶があった。

「おうす棒茶」!?

袋に原料が「碾茶」とあり
はじめて聞く名称でもあり
不安だったけど
とにかく買って帰りました。
ちなみにパソコンで
この「碾茶」を変換しようにも
なかなかでてきません。

飲んでみると
加賀棒茶以上においしいかもしれないと。
なので調べてみると
なんと「抹茶」は
この「碾茶(てんちゃ)」を
石臼ですりつぶしたものということ。

棒茶ということなので
葉ではなく茎ですが
美味しいはず。
十分楽しめることができる。

「碾茶」はしばらくは欠かせないかも知れない。


台湾で飲んだお茶も美味しかった。


2012-12-14

山梨県飯尾 35年ぶりに

どうやらパソコンの写真のデータが重くハードディスクにのしかかり
いよいよ正常な動きをしなくなったり
認識しなくなったりと苦戦です。

4Tくらいのハードディスクを
手に入れたいが
なかなか
気に入ったのが現れず
ぎくしゃく。

そういうのは
ほっぽといて今日は山梨の西原方面に出かけた。

あいかわらず古道巡りです。

35年前に写真を撮ってたということが
いまだにどういうことなのかよくわかないが
当時写真を撮っていたポジションを探したが
なかなかわからないものだ。

モノクロは1978年撮影。カラーは今日なんだよね。



変わってないと言えば変わってないけど
変わってると言えば変わってるな〜。




詳しくは明日以降に。

2012-12-12

武尊山遭難で

山登りは昨年末からの新参者だから
報道で伝えてるような武尊山遭難など
蚊帳の外の話しと思い込んでいたが
ちょっと調べてみた。

武尊山(ほたかやま)は標高2158mと
一瞬ひるむ。

山登りのリサーチは
「体力」と「体調」との相談が私には絶対だ。

山登りの体力はそれなりに普通とは違うので
とくに『充電』しているものには
前日の『充電』のあとで
かならずしもカラダは万全ではない。

今日もほんとうは
山梨県のそれほど標高は高くない
峠歩きをする予定だったが
きのうの4.4kg除水が堪えて
起きられなかった。

もっとも
ゆっくりでかければいいのだけど
今回の計画では
バス便が日に1〜2本しかなく
自宅を6時半には出る必要があったので
それには間に合わなかったので
あきらめることに。


そういうわけで
山登りのリサーチでは
最低限「標高差」を記憶する。

いままでの最高の標高差は滝子山1060mだ。
滝子山の標高は1620m。
ということは
登山口は560mということ。
登山口からの標高差が
じっさいには体力を左右する。

しかもこの時は
真夏で山梨では30℃を越える猛暑で
へとへとだった。

滝子山からの眺望

ためしに武尊山の登山ルートのひとつ
オグナほたかスキー場からを調べてみると
スキー場の標高はおよそ1230mなので
武尊山への標高差は928m。

標高差だけからいえば十分私の射程距離だ。
報道のヘリからの画像を見ていると
まったく遠い世界に映るが
身近な山だ。
まだ20歳代で若いということはあるが
山岳部出身という経験者が
遭難し命を落とすのだ。

雪山の困難さは計り知れないのだろう。
ほかの遭難での記者会見で
これも経験者だが
「想定外」という表現をしているが
もともと綿密な想定ではないのは
空想でしかない。
結果論で「危険だった」ということは簡単だけれども
予測して登山を断念する勇気は必要のようだ。

危険はすぐそこに。
命の危険は目の前にあるということでもあるので注意したい。

それにしても
今日はいまごろは真っ青の空の下で
山登りをしていたかった。

少なくとも
『充電』での除水を4kg以内にしなくては。。

2012-12-10

NHKスペシャル 東日本大震災「救えなかった命~双葉病院50人の死~」から


先日NHKスペシャルで
東日本大震災「救えなかった命~双葉病院 50人の死~」で
介護が必要な高齢者が
救いの手を差し伸べられないまま
あるいは搬送が遅れ
亡くなったのが50人に及んだというルポを報じていた。

福島県大熊町は避難命令が出た20kmの範囲内だった。
当時、双葉病院には400人余の患者がいたという。
50人が
ある人は搬送されることなく
またある人は搬送中にあるいは搬送後に亡くなったという。

搬送のバスには
当然医療機器などはなく
座ったまま亡くなったり
シートの下に丸まって落ちていたりという
無残な姿だったそうだ。

じつはこのルポは
医師や看護師、介護士が
この放射能拡散による惨状の下で
自らの命を優先したことで
亡くなった患者がいるということを
痛切に悔い
罪悪感を感じ
整理できないという現状が
報告されていたのだ。

結論的には
「我々医療従事者が助からなくてはいけない。
その上に
一人でも多くの患者を救うことを努力する」
という当然のコンセンサスが築き上げられようとしていた。
さて
東北大震災時の岩手、宮城、福島、に
透析患者は1万数千人近くいたという。
東北6県では2万人余で
秋田、青森、山形では
比較的医療機関の復旧は早かったようだ。

問題は岩手、宮城、福島。
電気や水道が遮断されて
透析は比較的大きな病院で行われ
通常4時間の透析時間であるが
患者が集中して
2時間であったり
1日2回(〜3回)が
徹夜で7回〜8回のサイクルで
行われていたようである。


そして
避難所で透析患者が亡くなったことも報じられた。
宮城県の75歳の男性は震災前の透析から4日目。
84歳男性は6日目だったという。
血液中のカリウムの数値が高かったことが報告されている。


われわれにとって
日々血液中のカリウム過多は死に繋がる。
心臓の疾患を持っていたりすると
この透析から4日〜6日というのは
もっと短縮される可能性もある。

まずは
大きな病院には自家発電装置があるので
災害時はめざす必要があるが
被害が大きい場合は
他県への移動を考えなければならない。

同時に
水分摂取を控えなければならない。
水分が透析で体外に出ないと
肺の周りに水が溜まり
呼吸ができなくなる。

カリウム対策としては
カリメイトなどカリウムと結合して
体外に排出する薬剤を
応急として服用することだ。

このカリメイト
食後1カップ
私はこのゼリー剤3日分を
山登りをしても仕事に行くにしても
携帯電話の充電機器と同様に
肌身離さずバッグの奥に持っていることにしている。

ゼリーなのでけっこう重いが
ずっと使うことがないように祈りながらの命綱として。


2012-12-08

『充電』生活のプロになったか


きのう夕方
最寄りの駅まで行くと
高架になってるホームのある駅舎が
ガタガタと
音を立て始めた。
近くの電線も揺れて
地震と気がつく。

ipodtouchや携帯電話で
情報を探したが
つながらなかったが
有線放送の店舗の大きなモニターは
マグニチュード7.3の地震を報じ
宮城県に津波が10分後に押し寄せると
警告していた。
じっさい1メートル越えの津波があったようだ。

そういえば
早朝にも地震で目が覚めたことを
思い出した。
大地震の前触れなのだろうか。

それにめげず
新橋のバーが今月いっぱいでクローズすると聞いて
久しぶりに出かけた。

酒を飲むのは
外で飲むことが多く
やっかいなのは
体重計は飲み屋にはないということだ。
飲んだ量と食べた量が
そのまま次の『充電』時に
除水量に加算されることになる。
正確にいうと
便として出た分は
引き算されるわけだが。

とうぜん思う存分は呑めないどころか
週の半ばは次回に調整するとして
カラダに多少多めに
水分が残っていてもよいが
週末は基礎体重にしたい。

出かけるまえの体重は56.2kgで
今夜の呑める量はというと
基礎体重と平均的な除水量から
2kgと計算。
つまり
体重58.2kgまでは許容される。

この2kgという数字は
前日の『充電』以降かなり
努力して水分制限をした結果で
かなりうれしい数字だ。
ビールを呑んで
焼酎や洋酒をたしなみ
つまみを食べて
2kgというのはかなり楽勝だからだ。


こういうときに限って油断し
しかも酔っぱらってくると
足し算もできなくなってくるし
いちいち飲み物を計量するわけではなく
想像の範囲だから
大きな誤差が出て
予想以上にオーバーしてしまうこともある。

であるなら
2kg許容量でも
半分とかにしておけば
ハラハラすることもないのだけれど
それができないんだな。
めいっぱい呑みたい。

体調も悪くはなく
酒もすすんだ。
生ビール、つまみ、バランタイン3杯。
二軒目焼き鳥、焼酎。
仕上げにビール、らーめん半ドン。
帰りに肉まん
などなど意地汚く呑んで食べた。
もちろん
水分量は増やしたくないから
すべてロックだ。
少量で酔わなくてはならない。


さてその結果は。
きょう透析センターの体重計に
おそるおそる乗ると
おおピタリ許容量としていた2kg。
ささいな喜びだ。安堵だ。
偶然?
いやいや、『充電』のプロ的な感性が
そうさせたんですと
自惚れているのである。

ほんとうは
体重増加をもっと減らすことができるのが
ホンモノのプロだとは思いつつ。。



あ、先日の焼き肉後のリンは6.5とやはり高めでした。
ご報告までに。
基準値は6だったっけ?








2012-12-06

「うつ病」と都知事選選挙公報


選挙の公示があり
窓の外から選挙カーのスピーカーの連呼が聞こえると
選挙戦がはじまったことを実感する。
最初の連呼は菅直人前首相の宣伝カーだった。


日本の選挙は
選挙カーがつきものだけれど
だいたいにおいて
こういう訴え方しかないものかと思う。
部屋でデスクワークしてるものには
あのスピーカーを上に向けて
マンションの上の方にも
聞こえるようにする廃品回収と同等に
耳障りだけだ。
宣伝カーを住宅地で走らせて
名前だけを連呼する選挙は
世界的に見て先進国で
どのくらいあるのだろうと
思ってしまう。



都知事選も国政選挙も
ほぼ投票する候補者は
すでに決めているが
送られてきている「選挙公報」を
ぼんやり読んでいて
かなり同感した主張があった。
だからといって
そのことでその人物に
投票するわけではないが。

候補者Mは
「・・・・・・・
多くの精神医は製薬メーカーと結託し、カルテにうつ病と書き、患者に抗うつ薬をモルモットの様に飲ませる事しか考えていません。
深刻な副作用のある抗うつ薬治療を改めスマイルセラピーなどの副作用の無い精神療法主体の治療に切り替えます。
・・・・・・・・」
とし
東京都条例で抗うつ薬全面禁止を訴えている。

スマイルセラピーなるものが
なにかは不明だけれども
精神療法主体というのは
うなずける。

我が輩のまわりにも
抗うつ薬のお世話になってる知人が
何人かいるし
自殺した人もいる。
何も手をさしのべられなかったことは
悔やまれるのだが。


うつになるのは
そういう状況になる客観的な環境があり
その環境と対峙できなくなった結果だと思う。


その環境は人間社会であるかぎり
無限にあるわけだだし
同じ環境にあるからといって
誰もが同じ症状になるわけではないのだから
まずはその環境を見据え
つぎに環境に対峙する方法を
見つけ出すことが最も大切といえるのに
安易に薬に頼りすぎている様な気がする。

もちろん
そういう話をまわりの人と話し
あるときは専門家の医師や
セラピストの援助も必要なこともあろう。

原因が自分の性格にもあることもあるし
生い立ちにあることもあるので
そう簡単に答えは出ないが
だからといって
副作用にさいなまれるよりはよい。

意外と自分の気持ちを
言葉に表して信頼できる人に
話すことで軽減することもある。

気をつけなければならないのは
主体たる自分がしっかり考えていくことが必要であって
一部の
過去に破綻した帝国教育や
戦争教育につながる愛国教育を
これに置き換えることはできないことだ。


自分のぶつかってることを
言葉にしたり人に話し
不断の自己分析と環境分析を
可能とする忍耐力をつけ
それに対する一段登った対処を見つけることが
いちばんの良薬と思うばかりだ。


話しは選挙に戻るが
ひとりではどうしようもないと
思える環境=政治はあるけれど
少なくも
戦争がない
原発がない
環境のために
たかが1票ではあるが
選挙に行き
意思表示をしたいと思うのだ。









2012-12-05

食道ガンと肺炎

朝起きると
中村勘九郎が亡くなったというニュースが
繰り返されている。

食道ガンを患い
完全に治療したが
その後肺炎を発症したとある。

食道ガンの治療では
肺へ繋がる神経を痛めるようで
そのため痰が出て肺炎になるようだ。

食道ガンの原因は
一般的には熱いものを食べるからとか
アルコールを飲むとなるとかいわれてるけど
決め手はないようだ。
日本人東洋人に多いというのも不可解。

アルコールを肝臓などで消化してでるアセトアルデヒドは有毒。
たばこにも含まれてる。
このアセトアルデヒドを他のものに変える酵素
(アセトアルデヒド脱水素酵素)は
他の胃や腸などにはあるけれど
食道だけにはないと聞いたことがある。
とくに酒に弱くすぐ赤くなる
この酵素が少ない人は
食道ガンになりやすいことになる。




『充電』をはじめてから
その水分摂取の制限が理由で
喉を通る飲み物を
美味しいものだけを厳選し
最高の状態で味わい
できるだけ少なくということにしてきた。


熱いものは熱く
冷たいものはより冷たく
としてきた。
おまけに
アルコールも
水割りやウーロン割りなどはもってのほか
焼酎ならロックだけだ。

さて困った。
水分の制限ではそれでいいのだが
食道ガンになるリスクは
その説が正しいとすれば
大きくなる。



少し話が飛ぶが
心房細動や不整脈の薬
ワーファリンを飲むようにいわれていた時
(たしか昨年心房細動を発症してから)
ワーファリンを飲んで
焼酎を2杯吞むと
黒ずんだ血便が出た。

これは
消化器系の上部出血で
胃や食道からの出血が考えられた。

ワーファリンは
血液が通常より溶かされた状態にする薬だ。
心房細動や不整脈で
血栓が飛んで血管を塞ぐことが起こらないような予防薬だ。

こういう抗凝固作用のある薬は
『充電』の時に大量に使っている。
『充電』時のヘパリンなどがそうだが
これは持続性がないので
『充電』の時だけといえるかもしれない。

ワーファリンは
もともと
ある牧場にネズミが近寄らないことから発見したと聞いた。
その牧場のまわりに
鼠が食べると死ぬという草に
注目し抽出したという。
いわばネズミの殺虫剤だったし
現にそういう商品もあるようだ。


もちろん
学者たちはいろいろ研究してはいるが
溶ける血液のせいで
脳内出血のリスクは増え
実際5%くらいの発症があるという。

そういう風に考えた時
数ヶ月飲んだものの
心房細動を発症しないようにすることにして
ワーファリンを飲まないことを決断した。

しかし
若い女性の研修医は
血相を変えて
「飲んでください」
「飲まないと血栓が飛んで脳梗塞になります」
と強い口調で説得してきた。
もちろん
私の考え方は変わらず
それ以降断薬した。

自分の治療方法は最後は自分が決める。



ワーファリンを止めたことで
もちろん
黒色便は無くなった。
食道からの出血もなくなったわけだ。


食道からの出血が
食道ガンに繋がるかどうかは
わからないけど
出血する要素があるということは
悪性腫瘍になる可能性は高いと
思えるのだ。


とはいえ
ワーファリンは止められるけど
焼酎は止められないという不条理。





2012-12-04

穿刺はロシアンルーレットみたいなもの

久しぶりの穿刺失敗。

患者もスタッフも
毎回の『充電』でもっとも緊張する瞬間だ。
ツイッターにも
スタッフが穿刺当番のその日は
冷や汗が止まらないという。
我々から見ると
ごく当たり前の行為で
ふつうにやってると思いがちだが
やはり生きてる人間に刺すことなので
緊張するらしい。
戦死されるものとしては
もちろん右から左の作業であってほしくはないが。

『充電』では最低2本の針を刺す。
いわずと知れた
パイプで対外に血液を出して
透析機器を通して濾過し
またカラダに返すから
2本必要なのだ。

針は献血の針と同じくらいで
予防接種などより太いといわれてるが
献血をしたことがないから
何ともいえない。
でも痛い。

朝出かける時
ペンレスという麻酔薬のシールを
穿刺予定の腕に貼って出かける。
このシールは15分前に貼ると
使用方法にはあるが
15分ではほとんど効かない。
我輩の場合
1時間前がもっとも効くようだが
ひとによって違うようだ。

出るとき忘れ
途中で貼ることもあるが
当然効きが悪いし
そうでなくとも
その日の穿刺の場所によって
あるいはスタッフの刺し方によって
毎回違っていて
ほとんど麻酔が効いてないように
痛いこともある。
毎回がある意味ロシアンルーレットみたいなもの。
ツイッターなどには
鉗子で間違って皮膚をはさまれたなどという報告を見かけるが
それは明らかに医療ミスとしても
もっとも痛いのは
刺してから
皮膚の下で血管を探すのだ。
これはやめてほしいものだ。


我輩の血管はほとんどのスタッフから
太くて刺しやすいといわれているので
今年もはじめての穿刺失敗くらいだ。

穿刺失敗は
気がつかないで
血液を循環すると
血管以外の皮下に漏れ
青あざのようになる。
写真はおおげさだが
それを押さえる単なる湿布だ。




案の定今日は
定期血液検査で
焼肉屋に行った関係で
リンが高い数値が予想されるので
穿刺失敗の引き換えに
リンが高くても
おとがめなしにして欲しいと
提案したが、、
あえなく却下された。
それはそうだけど。。

2012-12-03

なか2日というのに焼き肉

きのうは中央道の笹子トンネルで
天井の崩落事故があって
9名の命が落とされた。

中央道を走ったことのあるクルマは
ほとんどがあの長い笹子トンネルを
通るので身近に感じる。


笹子トンネルは
今年5月に登った
笹子腹摺山1357.5m(ささごはらすりやま)の腹の中を
走っている。
笹子腹摺山の頂上からは
富士山がよく見渡せる。







また、登山口の笹子峠には
旧道の甲州街道の笹子隧道が
口を開いている。


テレビの速報を見て
負傷者がまだ定かではなかったが
まず心配したのは
時折山梨の信玄巡りをする
孫の家族だったが
きのうは出かけていないようだったようだし、
もともと朝の早い時間に
上り車線ということはないので
ほっとしたが
後の9名死亡の報道に
少々驚いた。


日本坂トンネルで
トンネルが煙突のような働きをして
かなりのクルマが炎上した事故以来
トンネルは
とくに長いトンネルは
まず事故が起こらないことを祈って
すみやかに抜けきることにしてきた。

クルマとクルマの事故は我々の注意で
避けることができるが
こんな大規模な突然の天井の崩落は
予測つかない。



さて
そんな大事故を脇に置いて
友人のクルマの
バッテリー低下を防ぐため
近所をくるくる運転して回る
チャージドライブにつきあって
ひとまわりしたあと
ひさしぶりに焼肉屋に行った。


焼肉屋は
『充電』するものになか2日には鬼門ではある。
なんせ肉はタンパク質そのもので
もともとタンパク質過剰摂取なのにと
ちょっとだけブレーキがかかる。

焼肉を食べる機会というのは
なかなか生まれない。
なか2日だけで考えれば
たしかに結果的にリンの数値が上がるが
しかも週明けの『充電』では
血液検査が予定されているはず。

という葛藤もよそに
たしかに2〜3日の間で考えれば
タンパク質の過剰摂取ということがいえるかも知れないが
週単位で考え
今週はタンパク質を極力減らせばいい。
カリウム制限のように
即命に繋がってるわけではない。

と半ば強引な言い訳を自分にして
出かけたというわけだ。

まあこの言い訳どおり実行できれば
問題ないのだ。
看護師の指導もそうだから。

かくして
JINROもおいしく
ゆっくり8時間も寝れたのも久しぶりだった。
あとは少なくとも数日はタンパク質量を減らそう。



2012-12-02

ボタン電池で体重オーバー

『充電』の日はいろいろ書きたいと思うことがあるが
午後早い時間までの『充電』後
遅い昼を食べると
グッタリで
何もできない。
ほとんどが夕飯までに2時間あまり
寝てしまう。

この夕寝のここちは
夢心地ならいいが
毎回まったく心地よくない。

「泥のように寝る」という表現があるが
そうとう粘着質の多い泥の中で
しかも深ーい井戸の底で
足も手もとられてもがいてるようだ。

そして起きた瞬間も
あまりに深い眠りからで
麻酔から覚めたように
頭の視点が定まらない。


ところでこの「心地悪さ」は
いろいろな条件で変わる。

昨年と現在ではまったく違う。
「心地悪さ」を5段階でいうと
昨年までは「5」だった。
現在は「2」くらいだ。

何が違うのかといえば
ひとことでいえば
「体力」といえるのかも。

漠然と「体力」といっても
何のことかわからないが
体の中の「流通」いい実感がある。
心臓かも知れないし
血管の流通かも知れないし
リンパの流れかも知れないし
新陳代謝かも知れない。
とにかく
「体力」が向上したのは実感で
その源が
月2回程度の山登りが
大きく寄与していると
思っている。

その体力の向上によって
『充電』で可能な除水量が増えた。

ふつう
体重の増加(水分摂取量)は
3キロ前後を推奨されている。
4時間の『充電』で
一気に3キロの水分を
抜き取れば
ふつうでいうところの文字通り
「脱水症状」が起こる。
血圧が急降下し
場合によっては死に至るので
毎回の『充電』は
とくに後半は
その可能性は大きく
患者もスタッフも
用心する時間帯だ。

時間内で下がらなくても
病院から帰る途中で
急降下というのもあり
じっさい
わが輩も
電車の中にいるはずが
気がついたら駅のホームで
介抱されていたということがある。

それほど
『充電』後は不安定だということだ。




さて話を戻すと
昨年までは3.5キロを越えると
「心地悪さ」「5」だったのが
いまは4.0キロを越えても
「心地悪さ」は「2」なのだ。

ただし
いろいろな例を見ても
『充電』をしている皆さんは
3キロ以内で努力しているし
医師にも指摘されているので
4キロは多すぎるとは思うが
現状では毎回の除水量は
ほぼ4キロと平均している。





体重コントロールは
『充電』をしているものにとっては
ある意味致命的な仕事で
体重計にのることは日課である。
なのにその体重計乗ってみたら
バッテリー切れ。
買い置きもない。
うーん
こうなると想像するしかない。
ちょっとなめこ汁だの
豆腐のうま煮だの
コーヒーだの
今回ちょっと多めだろうけど
このくらいなら
4kg以内であろうと
『充電』で恐る恐る病院の体重計に乗る。

示した値は
恐れたとおり完全オーバーの4.7キロ。
わが輩の標準の4キロを
『充電』の仕組みで上乗せする200gを加えると
900gも越えている。
え、それほど?
しかも週末最後の『充電』で
基礎体重にしたいところなのに。
ちょっと焦るところだ。

やむなく
4.5キロを設定してもらい
400gを体に残したまま帰ることにして開始。
終盤血圧を見ながらの
さらに除水を増やしたのと
誤差が出て(よくある)
結果的に4.7キロの除水だった。

これは10年近い『充電』生活で
最悪のレコードだ。



にもかかわらず
気を失うこともなく
血圧降下もなく
無事帰宅でき
夕寝の「心地悪さ」も「2」で
普通だったのが幸いだった。


山登りによる体力向上に自信を持ちながら
だがおごることなく
これを機に
体重計のバッテリーの予備を用意することに。