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2012-12-31

「刺され納めよろしく~」

「おはようございます。
刺し納めデーす」
と、巡回してきた技師。
「刺され納めよろしく~」
と答えた。
スタッフも大晦日というので
いつもより『充電』開始の時間が
やや早いように感じる。

ことし最後といって
穿刺失敗の憂き目は避けられ
無事1421回目の
ことし最後の穿刺完了。

『充電』は今年は
何の大きなトラブルもなかった。
血圧を安定させるのテーマも
降圧剤アテレックを
『充電』の日は朝半錠
夕食後1錠とすることで解決した。

大晦日、三が日の病院は
入院患者はいるものの
もちろん休診で閑散としてるので
風情としてはさびしい。

なんで大晦日も正月もないのだろうと
わかっていながらふと思ってしまう。

『充電』はつくづくやっかいなことだと思いながら
病院へ入るのだが
我々は自らが腎不全という故障があるのだから
止むを得ないのだけれど
巷では家族で
大掃除をしたり
おせち料理を楽しんでるのがふつうなのに
われわれを明るく迎え入れてくれる看護師やスタッフには
毎年のように感謝するばかりです。
スタッフの心の中はなかなか覗けないが
ツイッターでフォロワーの
「今日から仕事の相棒が4日まで休み。
私だけなんでミス無く仕事しないと。がんばろー」
などというツイートにふれると
あらためて「ありがとう」と思わざるを得ない。

もちろん仕事だからと言ってしまえば
お終いだが
彼女ら彼らがいなければ
私たちの生命は無いのだと思うと
少しでも元気に
生きていくことで
応えねばと思いながら
この1年「ありがとう」
来年もよろしくお願いします。



*写真は「オテントウサマの虫下し」

◆「ゲーター祭」三重県鳥羽市神島
神島は、三重県と愛知県にはさまれた伊勢湾の入り
口に浮かぶ小島である。大晦日の夕闇に、島のあちこ
ちから豆まきが聞こえる。子どもは福の神として、ミ
カンの上にコンブをのせてカヤで結んだものを家々に
配って歩く。「物申す」の子どもの訪れに、家人は
「オットドッコイ」で答え、子どもはお年玉をもらう。
その頃からゲーター祭の主役になるアワづくりが始ま
る。アワは直径二メートル位のグミの枝の輪に白い紙
を巻いて麻縄で縛ったもの。アワは海神<女性>のシ
ンボル。
夜が明け新年の太陽を迎えようとする頃、白装束の
頭屋の親族が、かついだアワを太陽にみたて東の海辺
に立てる。ネダケを手にした村人が集まる中を、前年
の頭屋にかつがれたアワが通り過ぎるとき、そのネダ
ケをたたく。頭屋の交代と前年の太陽を落とし新生の
太陽を掲げる意味という。新しい頭屋に受け継がれた
アワは、竹ぶすまに突き上げられて大漁を占う。