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2012-12-12

武尊山遭難で

山登りは昨年末からの新参者だから
報道で伝えてるような武尊山遭難など
蚊帳の外の話しと思い込んでいたが
ちょっと調べてみた。

武尊山(ほたかやま)は標高2158mと
一瞬ひるむ。

山登りのリサーチは
「体力」と「体調」との相談が私には絶対だ。

山登りの体力はそれなりに普通とは違うので
とくに『充電』しているものには
前日の『充電』のあとで
かならずしもカラダは万全ではない。

今日もほんとうは
山梨県のそれほど標高は高くない
峠歩きをする予定だったが
きのうの4.4kg除水が堪えて
起きられなかった。

もっとも
ゆっくりでかければいいのだけど
今回の計画では
バス便が日に1〜2本しかなく
自宅を6時半には出る必要があったので
それには間に合わなかったので
あきらめることに。


そういうわけで
山登りのリサーチでは
最低限「標高差」を記憶する。

いままでの最高の標高差は滝子山1060mだ。
滝子山の標高は1620m。
ということは
登山口は560mということ。
登山口からの標高差が
じっさいには体力を左右する。

しかもこの時は
真夏で山梨では30℃を越える猛暑で
へとへとだった。

滝子山からの眺望

ためしに武尊山の登山ルートのひとつ
オグナほたかスキー場からを調べてみると
スキー場の標高はおよそ1230mなので
武尊山への標高差は928m。

標高差だけからいえば十分私の射程距離だ。
報道のヘリからの画像を見ていると
まったく遠い世界に映るが
身近な山だ。
まだ20歳代で若いということはあるが
山岳部出身という経験者が
遭難し命を落とすのだ。

雪山の困難さは計り知れないのだろう。
ほかの遭難での記者会見で
これも経験者だが
「想定外」という表現をしているが
もともと綿密な想定ではないのは
空想でしかない。
結果論で「危険だった」ということは簡単だけれども
予測して登山を断念する勇気は必要のようだ。

危険はすぐそこに。
命の危険は目の前にあるということでもあるので注意したい。

それにしても
今日はいまごろは真っ青の空の下で
山登りをしていたかった。

少なくとも
『充電』での除水を4kg以内にしなくては。。