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2012-12-23

乗り越えるのは

今日は山登りのグループの忘年会。
もちろん山のてっぺんでの忘年会。
ん、山のてっぺんでどうやって忘年会するのか?

929m御岳山という山がどうやら毎年忘年会の会場になってるようだ。
なぜかというと
酔っ払ってもケーブルカーで下山できるという
忘年会には絶好のシチュエーションだということだ。


その忘年会に誘われて
昨年、まったく同じ23日に紛れ込んだ。
といえばスマートだけれど
初めての山登りで
血圧も200近い劣等『充電』者。

しかも脳幹梗塞を発症してから
徐々にウォーキングは試みてはいても
929mという山には登ったことはないし。

普通の人が登れば
否、今日はそれに近かったが
2時間半で登れる山を
昨年の山登り初体験では
3時間半近くかかった。


しかも
足はがくがく
忘年会が終わったあと
ケーブルカーで下山するのも
足が他人の足のよう。

それが1年の時間を経て
20本近い山を登って
それなりに鍛えることができたと思ってる。

山は登って降りるのが当然なのが
今日忘年会でアルコールがはいっているので
ケーブルカーでの下山。

1年前はケーブルカーだろうが
なんだろうが
とにかく脚はがくがくなので
乗り降りするのが精一杯。

それがきょうなぞは
下りの徒歩がなかったので
モノ足らない。

登りは苦しいから
休み休み自分なりの歩調で登るかも知れないけれど
下りはバスや日没の時間に迫られて下るのもあり
それ以上に
体重が全部膝や脚の筋肉にかかる下りのほうが
ダメージが多いのかとあらためて実感する。

それにしても
よく1年間山登りをはじめて続けた。


「腎不全」というレッテルをつけられ
『充電』の身だと
体力や意欲も下降気味になりがち。
むしろ
それに自分を任せることは
「病人だから」だとか
「腎不全だから」とか
「透析してるから」とか
言うことは
いつでも可能ではあるけれど
そうではなくて
それは大きなリスクではあるけれど
用心深くそのリスクは
自分なりにチェックしながら
それをも乗り越えられるかも知れないほどのことはできると
この進捗状況を感じて
しみじみ思う。

血圧が上がる。
血圧が下がる。
めまいがする。
意識がなくなる。
それは『充電』にくっついてくることだから
細心の注意でチェックしよう。
でも大胆に
次のできることをやることが
それらを和らげてくれる。




で、
今回の忘年会。
誰が招いたのかよく知らされてはいないのですが
御岳山の頂上で
鍋パーティーに
似合わないと思われる
フラダンスが登場。
マネージャーもいっしょだということは
プロでしょう。

似合わないと思いがちのフラダンスではあるが
じつは山の神に供えるのが
フラダンスと聞いて
そういえばハワイに
神聖な山があり
その山のふもとで
神に向かって演じてる画像を思い出した。
そういう意味では
この奥多摩の山の頂上のフラダンスは
決して場違いではないのだ。

でも
今日の御岳山行は雪もちらついていたし
夕べのみぞれで足元は冷たく
フラダンス衣装は
凍えていた。


とにかく
フラダンスの彼女も
山行グループも
山に向かって「みそぎ」をした。