毎月のレントゲン検査。
心胸比といって心臓の大きさが
肺の大きさに比して半分というのが
基準値となっている。
心臓の大きさがすなわち
体内にある水の量の判断のひとつというのが
透析の世界では一般のようで
わが輩も月初めになると
毎月レントゲン撮影をすることになる。
福島原発の放射線汚染が話題になってるので
では毎月のようにする
このレントゲン撮影がどれほどのものか
今日は調べようとしてきたが
思いの外はかどらない。
日本の年間の最大許容被曝量は 1ミリシーベルトだった。
震災後 20ミリシーベルトに緩められた。
これは年間1ミリシーベルトでは
福島原発による汚染で立ちいかなるという事情からで
もともとは1ミリシーベルトだったことを
再確認する必要がある。
北里大学病院を例にすると
1回0.05ミリシーベルトで
年間0.6ミリシーベルトの被曝をしてることになる。
つまり
その許容被曝量の半分以上を毎月のX線撮影で浴びてることになる。
さらに空間線量や食べ物の線量などの日常的な被曝があるのを前提にすると
安易にさらに大きな被曝があるCT検査などを安易にすることは
むしろ検査の被曝でガンや白血病を引き起こすことも考えなければならない。
とりあえず
今回はデータを記録することにする。
なかなか数値が公表されておらず
単位もシーベルトとグレイが混在してるが
北里大学病院のデータが明確なので引用。
ガイドラインは孫引きで
おおよそここまでは照射して良いという基準だと理解する。
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北里大学病院における一般撮影検査 胸部正面 0.05ミリシーベルト(1回)
北里大学病院におけるTV・透視検査 腹部正面 0.38ミリシーベルト(1回)
北里大学病院におけるTV・透視検査 上部消化管 3.18ミリシーベルト(1回)
北里大学病院におけるX線造影検査 心臓カテーテル 17.20ミリシーベルト(1回)
北里大学病院におけるX線造影検査 腹部血管造影 5.83ミリシーベルト(1回)
北里大学病院における健康診断のX線検査 胸部 0.2ミリシーベルト(1回)
北里大学病院における健康診断のX線検査 腹部 1.0ミリシーベルト (1回)
北里大学病院における健康診断のX線検査 胃 3〜5ミリシーベルト(1回)
北里大学病院における健康診断のX線検査 胃(透視)10ミリシーベルト(1回)
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医療被曝ガイドライン(社団法人日本放射線技師会)
「医療被ばくガイドライン2006(低減目標値)」
●日本放射線技師会放射線診療における低減目標値(mGy)
頭部(正面) 3 ミリグレイ
頸椎(正側面) 0.9 ミリグレイ
胸椎(正面) 4 ミリグレイ
胸部(正面) 0.3 ミリグレイ
腹部(正面) 3 ミリグレイ
腰椎(正面) 15 ミリグレイ
骨盤(正面) 3 ミリグレイ
股関節(正面) 4 ミリグレイ
大腿部 2 ミリグレイ
膝関節 0.4 ミリグレイ
足関節 0.3 ミリグレイ
前腕部 0.2 ミリグレイ
手指部 0.1 ミリグレイ
乳房撮影 2ミリグレイ
●上部消化管X線検査のガイドライン2006(低減目標値)
透視線量 撮影線量 1検査あたりの線量
直接撮影 70mGy 30mGy 100mGy
間接撮影 40mGy 10mGy 50mGy
上部消化管検査時の患者被曝線量(mGy)
甲状腺 0.07
赤色骨髄(男性)1.17
赤色骨髄(女性)1.14
肺(男性) 5.32
肺(女性) 4.76
生殖腺(男性) 0.004
生殖腺(女性) 0.45
乳腺 0.53
胎児 1.1
●注腸検査のガイドライン2006(低減目標値)
透視線量 撮影線量 1検査あたりの線量
直接撮影 150mGy 50mGy 200mGy
DR撮影 100mGy 20mGy 120mGy
CR撮影 60mGy 40mGy 100mGy
注腸検査時の患者被曝線量(mGy)
赤色骨髄 8.2
生殖腺(男性)1.14
生殖腺(女性) 16
胚芽/胎児 6.8
●X線CT 成人ガイドライン2006 (社団法人日本放射線技師会 医療被ばくガイドライン(低減目標値))
CTによる被曝放射線量
CTによる被曝線量は各種放射線検査のうちで、やや多い方に属する。
被曝量は検査部位や検査方法、機器の性能や設定によって異なるが、検査によっては1回で数十mSv - 100mSvを超えるX線被曝を受けることもある。
検査部位 CTDIvol (mGy)
頭部 65
腹部 20