ページ

2015-01-09

貧血 一般人の半分の血液濃度

腎不全では貧血がすすむと言われてる。
腎臓はきわめて精巧な仕組みらしく
いろいろな仕事をしていると聞いてきた。
そのひとつ
腎臓では血液を作る指令となる?
言い方を変えれば血液を作るホルモンを出すことで
一定の濃度を保ってるという。

腎不全の場合そのホルモンを出す機能も落ちている。
このホルモンはここは医学のおかげだと言えるのかも知れないが
まがりなりにも人間の手で作ることができてる。
確かではないが5,6年まえ
わが輩の知り得たところでは
この人工的な増血ホルモンは遺伝子組み換えの動物の細胞で
中国で製造培養しているというあたり
すっきりできないものがあるというわけだ。
現在は知らない。

現在その増血ホルモンは「ネスプ」が主流となってると思う。
数年前にネスプになったが
それ以前は「エポジン」だった。
何が違うかといえば
成分的なことはわが輩のようなシロウトにはわからないが
内容は同じだがエポジンは週3回の透析時に投与していたが
それが週1回でよいという。
つまり3回分を凝縮し1回にしたというのだ。

しかし患者の一人としては3回を1回にしなければならないのか
という疑問がある。
投与方法はあらためて穿刺する訳でもなく
透析を終え針を抜く寸前に回路に入れるだけなので
まったく負担はない。
なのに1回に凝縮する理由がわからない。
もちろんスタッフの負担が三分の一になるのは事実だが
投与される患者には負担はないのか?副作用はないのか?
もちろん薬の開発者はそのあたりのことを
詳しく研究した末の製品とは思う。

わが輩も数年前ネスプに切り替えられた。
たしかその日は透析の帰り道に
ラーメンを食べた。
部屋に帰るや
背中に激痛が走る。
この激痛は過去にも経験がある。

すぐ病院へ引き返した。
胆石症と診断された。
かなり大きな胆石ができてることは
毎年のCT検査でわかってる。
即入院で朝から晩まで胆嚢切除の手術をもとめられた。
もちろん原因がなければ
胆石症も起こらないけれど
では胆嚢がなくても問題ないという医学界の「常識」は
信じられるのか?
すでに形骸化された臓器もあるとは思うが
じっさい胆石をためこんで
大きな胆石をつくってしまってる臓器が
形骸化されてると言い切ることはできない。
「形骸化」の言葉があたってるかどうか!?
働いてるからこそ胆石を作ってるのでは?

入院しても痛みはかわらず
胆石症の痛みは堪えられない。
その痛みの中で考えた。
なぜ胆石症が発症したのか?
消化器科の医師は油物を食べたかという。
ラーメン?
脂っこい食べ物で胆石症となる事例は多いらしい。
だが同じラーメンは何度も食べてる。
その日だけ「異物」といえる油の可能性はある。

考えてるうちになにか今日いつもと違うことをしたかというと
「ネスプへの切り替え」だ。
通常製薬会社も開発者も担当医師もだいたい否定する。
そういうのは聞いたことがないと。
しかし薬の副作用や事故は頻繁にあるいは必ず発症するものは
製品としては出回るわけではなく
何%に拒絶反応が起こるもので
自分だけがその何%に入らないと思いたいが
そうではない。
同時に開発者や医師が知らない拒絶反応もあり得る。

胆石症の激痛は一晩過ぎたら落ち着いた。
退院を求めたがなかなか認められなかった。
相変わらず胆嚢切除の手術をもとめられた。
消化器科だけでなく腎臓内科の複数の医師にも
おまけに外科の医師からの説得が続けられた。

そのころにはすっかり痛みもなく
その必要もないので
あらためて手術の説得力もなくなっていた。
次に起こったときにすぐ外科手術できるかどうかわからないから
今やっておきましょうという論法で
大きな手術をはいそうですかとはいかない。

ネスプ犯行説を前提に担当医師に従来のエポジンに
戻すことを願い出た。
ないものを求めているのではなく
元に戻すことなので可能性は大と思っていたが
医師のプライドや製薬会社の面目など
いろいろあるので丁寧に話したが
いくつか話をされたが
エポジンに戻していただいた。

今回の骨折入院でいつもの透析の病院とは異なる病院だったが
やはりうちは今は「ネスプ」にしていると同じような場面になった。
その病院はいまは「国立病院」というものがなく「独立行政法人」だが
ある意味「模範的な」病院で
これも丁寧に話して在庫がないのを数日して「エポジン」を取り寄せてくれた。

ネスプが犯人だという確証はないが
ネスプが原因ではないという証拠もない。
こういうのがいまの医学の中にはありすぎる。

結果いまラーメンを食べようが天ぷらやとんかつを食べようが
料理にはオリーブオイルも頻繁に使うが
胆石症になったことは
それ以来ない。

さて今日はそのことを書こうと思ってたわけではなく
(このことは何度も書いてきたかも)
この骨折手術で貧血がいつも問題になってきた。
骨折する直前ヘモグロビンHbは8
(8.6だったか?以降小数点以下省略、ちなみに一般基準値は13〜18)
骨折して搬入された病院でHb=10
手術時Hb=8
手術後5日Hb=7(正確には7.6)
と一般にいわれてるように術後下がった。
骨折前に週2回だったエポジンを3回にするかしようか
つぎの検査で見極める予定だったのが
骨折事故で手術を目前にその透析してきた病院とのやりとりで
週3回に決まって退院まで週3回だった。

そして退院後はじめてきのう採決結果を渡され愕然とした。
Hb=7.8

退院時もHb=7.8だった。
退院後気をつけたのは
骨折の修復のためのカルシウムやビタミンD
増血のためのタンパク質を多少リンが増えても
摂ってきたつもりだ。
それが結果として上昇してないのだ。
しかも多めに摂取したはずのタンパク質なのに
ふつうならその残がいというべきリンPが
いままでより極端に少ないというべきか
健康な人の基準値に近い。
ここがわからない。
食べたらないのかそれとも
タンパク質がほかに使われているのか

それにしても
エポジン週3回にしてもらったはずが
ホームベースの透析の病院へもどって
週2回に戻っていたことがわかった。
もちろん1回増えたから
Hbが急激に増えるとは言えないかも知れないが
そのくらいの連携はきちんとやってほしい。
わが輩がいわなかったらそのままで
Hbが7.8と一般の基準値の半分しかないのも
見落としてることにもなる。

このところの頭は動いていても
体がついていかない
目覚めが悪いというのも
この貧血から来ているような気がする。
看護師に言わせると
めまいや立ちくらみがあるかも。
少し気をつけながらレバでもせっせと食べよう。

今日はそれが言いたかったんだが。
長すぎた〜。

レバーは吞み屋か焼肉屋か?
スーパーでレバーを探したがなかなか無いからね。
ちなみに写真は大昔の話。