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2013-02-01

「主治医はわたし自身」

もう2月になってしもうた。
きょうだけは寒さも一段落のようだ。




東日本大震災以降はじめたtwitter。

当初は主に福島原発事故の情報を得るためにはじめたのが
いまはそれももちろんあるが
この『充電』だけに限定したID(@pun_juden)も登録した。

透析に関わる情報はとても意味がある。
患者のつぶやきはもちろん
医師、看護師、技師、
そして透析を取り囲む社会的な医学的環境など
なんとなくほっとする安心感と
知らなかった真実と問題とが
浮き彫りになる。

こういいながら時間はあるのに
なかなか継続的に「つぶやき」を
チェックする忍耐力がない。
どちらかというと
ブログ告知のツールになってしまっていて
失礼千万なのだが。

ツイートは
短いセンテンスなので
前後関係を理解しないと誤解や
真意がはかりしれないこともあるので
勝手な解釈かも知れない。

原発事故についてのニュースにしても
なにが「風評」で
なにが「風評でない事実」なのか
なかなか困難ではあるが
さまざまな判断を自らしなくてはならない。


ということでアクセス頻度が低いのだが
偶然読んだツイートに
日頃考えていたことが
一文として目に飛び込んできた。

一応ツイートの著作権は
書いた本人にあるので記します。
竹田陽介 ‏@yosuke_takeda



ゆくゆくは「主治医はわたし自身」ぐらいの心構えで

患者さんが自分の身体をしっかり把握できるようになれば最高ですね。




ここでは
どちらかというと
救急医療現場の人材不足のテーマでのつぶやきかも知れないが
それだけでなく
体調はもっとも自身がわかり
たとえば薬ひとつにとっても
投薬での改善と副作用は
自分でわかるようになると言いたい。

あるいは
手術のような高度な医療行為についても
医師にまるまる任せるのでないことが
必要だと考える。


ひとつの例だが。
『充電』ではやむを得ないが
かなりリスクの大きい薬品を使うことが多い。

わが輩も多くの『充電』患者と同じように
血液のヘモグロビンが少ない。
つまり貧血だ。
『充電』で機器のフィルターを通すことにより
また、血液をつくるのに腎臓が関与していて
その腎臓機能低下が原因と理解している。

そのため造血ホルモンを投与されている。

エポジンだ。

一昨年だったか急に別の薬に変更しますと告げられた。
ネスプという。
いままでエポジンは週3回の『充電』で1500ml×3だったのが
ネスプは週1回で良いという。

ネスプは週3回を1回にするというコストを下げる意図で導入したといえる。
スタッフの作業が
3回が1回になるということも
謳われているが
スタッフにいわせると
3回が1回になって不規則になることよりも
毎回かならず投与するという規則性があったほうが
まちがいもないという感想をいう。

ま それはそれでいいのだが
ネスプのはじめての時
数時間後に背中の激痛に陥った。
もちろん救急センターに駆け込んだ。
胆石症だ。
もともと毎年撮影する胸のCT撮影で
かなり大きい胆石があることはわかっていた。
それが動き始めたのだ。

そして
一般論で「脂もの」を食べると症状が起きるということになっている。

いまでは比較的軽度な内視鏡手術で切除ができるのだが
わが輩の胆石は成長してしまって
内視鏡手術では難しく
開腹手術が必要というのだ。
複数の医師が代わる代わる
「説得」していただいたのだ。


話しはどんどん先に行ってしまう。
でも
いったいなぜ「胆石症」が起こったかについて
たいした検証や見解も聞いていない。
「脂もの」が一義的だけど
原因ははっきりわからない。
胆石をつまりこの場合
胆嚢切除すればもう起こらないという論理なのだ。

原因を追及することは不可能で
その土俵となってる胆嚢を取ってしまえば
起こらないことは子どもでも誰でもわかる。

だが
わが輩には確信はないが
ネスプをはじめたのが原因だというのがあった。
医師はそういう可能性だけで
言及しないものなのかわからないが
とにかく外科手術オンリーで
迫ってくる。

一応
痛みも一晩過ぎたら治まったので
外科手術一週間入院の治療方針書も保留にしてもらい
「頑固オヤジ」のレッテルが貼られたと思うが
翌日退院した。

その後の『充電』ではネスプも休薬を申し出たので
それ以降2年近く
とんかつだろうが焼肉だろうがステーキだろうが
その時だけリンの数値だけは上がるが
食べても胆石症は起こっていない。

もちろん
ネスプが誰にも反応するというわけではないだろうが
確証はないが
こういう拒否反応があることは
医師も製薬会社も公に認めて欲しいところではある。




長々と書いてしまったが
インフォームドコンセントの機能を正しく発揮するには
患者自身が主治医になるくらいの
知識を必要とされ
同時に
自分の体をチェックし把握することが必要とされているといえる。

むしろ
そういう意識を患者がもてるような医学的サポートを希望したいものだ。



*写真は,網走の流氷。