きのう『充電』が終わって
いつものように帰ってから寝て目が覚めたら
寒くて寒くて足も冷たく
これは風邪かと覚悟した。
帰り道雪交じりの冷たい風が
カラダを冷やしたようで
食欲もなかったが
おかゆを作ってとにかく寝た。
地震のアラームも鳴ったような気がするが
それもおかまいなくとにかく寝たら
おかげでどうやら回復したよう。
きのう『充電』も終わる頃
向かい側のベッド付近で
床が濡れているとスタッフの声。
透析機器は生理食塩水を使うので
時として
漏れることはあるが
その比ではないと。
すると別のスタッフが
見ちゃったんだ〜と。
ベッドの主が終了で帰る際
コップに残ってる水を捨てたらしい。
そういえば
毎回ここ濡れてるという声が聞こえてた。
床は合成樹脂なので
水があると当然滑るので危険だ。
ふつう我々のような一般人がそういった光景を見かければ
その本人の善悪をまず問うことになるだろう。
もちろん80歳という高齢ではあるが
痴呆症はまったくない。
なぜそういう行動になるのだろうといろいろ考えてしまう。
最終的には
本人を咎め注意を促すだろう。
もしわが輩であれば
「今後捨てないでください」
ときつーーーくいうのが普通だろう。
が
看護師がいう。
「本人が床に捨てる前に こちらで捨ててきましょうか?としなくてはね」
そうなのか。
本人に負担をかけないで
トラブルを起こさない方法は
あるものなんだな。
別に看護だからでなく
日常の生活の中でも
そういう場面はあるような気もする。
相手の行動を
そういうふうに対処できれば
もっといい人間関係がつくれるのかもしれない。
一瞬のできごとだったが
深い看護の原点を見たような。。
*写真は北海道清里町