思いがけない親戚筋に出会った。
山歩きのあとはゆっくり2週間
カラダを休めると
こんどは次に登る時鈍くなって辛いだろうと
登りたくなる。
という理由はともかく
なんでも東京都で雲取山のつぎに高い山という
川苔山(かわのりやま)にでかけたのは
花散らしの合間に晴れたおととい。
JRの奥多摩駅から登山口最寄りの川乗橋までのバス便の都合で
わが部屋を6時に出るか8時に出るか迷ったものの
結局ゆっくりでることに。
で、とにかく
この川苔山ははじめて1年余の山歩きのなかで
もっとも恐怖のルートだった。
その詳細はめざせ百日回峰でどうぞ。
そちらのブログではあまり話題にできない話をひとつ。
透析の功罪で尿がだんだん出なくなって
最近ではまったく尿は出ないのに
この恐怖心でか
ほんの少し立ちション。
このまま腎臓が再生するとは思えないけど
一瞬そういうこともあるかと脳裏をかすめた。
奥多摩駅でバスに乗ったのは10時過ぎで
しかも平日で
川苔山へこんな時間に出発するのはいない。
バスを降りたのはわが輩ひとり。
それが功を奏したのか
手厚い出迎えがあったというものだ。
林道とはいえ人も車も通ることがない。
バス停から林道を歩いてしばらく行くと
目の片隅で動くものを察知し
その方向に視線を向けると
黒い影を木立のあいだに確認した。
犬にしては大きいし
よく見れば角がある。
シカかと思うも
こんな黒いシカって見たことがない。
ニホンカモシカに違いない。
すぐそっとカメラをのぞきながら
まず遠目で1枚。
ファインダーを覗いたまま前進し2枚目。
カメラを縦位置に構えると
それまでじっとこちらを向いてたのが
警戒し横を向いて逃げる準備で3枚目。
次の4枚目はすでに走り始めていた。
ニホンカモシカは国の天然記念物で
絶滅危惧種だが
一方事情はわからないが
県によっては駆除も行われてると聞く。
ニホンカモシカは
シカとつくのにシカではなくウシなのだそうだ。
シカの角は生え替わるのだが
ウシ科の角は生え替わらないのだそうだ。
ちなみにヤギもウシ科。
こういうわが輩も丑年。
しかも山羊座。
だから登山口で出迎えを受け
しかもアイコンタクトで会話もできた。
と
いうわけでもないか。。