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2016-05-31

不整脈はカリウム濃度の変化が原因?

カリウムと不整脈が関係しているとは初耳。
もっとも体感的には
透析の後半でなる不整脈に
何らかの関係は感じていていて
何かしら調べようと思っていて
そのままにしてしまっていた。

今朝の回診で
「不整脈の原因にもなります」
12年も透析しているのに
一度としてそういう言葉は
聞いたことがない。

もともと不整脈の原因は
複雑で明確なものはないとされている。
なので自分なりに
不整脈になる時の
法則性を探し続けてきたことは
確かだった。

こういうふうに考えてきた。
わずか4時間の透析で
血液中のカリウム濃度を
急激に下げることで
一般的な基準値2にするわけで
ほぼ透析前後で
3分の1にするわけなのだ。
こんな急激な変化に
カラダが反応しないわけがないのだ。

ただ考えたのが
自分のカラダはカリウムが高いことに慣れてしまっていて
一般の人の基準値が
合わないのかもしれない
という仮説を立てていた。
かといって
カリウムを透析で少し高い状態に
残してくださいとはいえないし
さらに食事制限が厳しくなるわけで
それはないとぼんやり考えていた。

もともと
カリウムとナトリウムの電位差で
微妙な電流を起こすことで
心臓筋肉に電気ショックを与えて
収縮を繰り返しているわけだから
その一方のカリウム濃度が
透析で変化しているわけで
心臓の筋肉収縮に影響を
与えると考えるのは
至極当然だ。

話は寄り道にずれるが
現代医学というのは
そういう多岐にわたる分析もせず
一途に
不整脈はアブレーション・カテーテル手術という
股や腕から挿入したカテーテルを
心臓まで差し込んで
その上に心臓の壁の
電極を焼き切る大手術を
あたりまえのように勧める。

このブログでも何度もいってきたが
三浦雄一郎にしても
80歳でエベレストを登頂するに当たって
4度も心臓手術をしている。
高校時代からの親友も
先日2度目のアブレーション手術で入院した。
全部が全部不整脈の「治療」ではないかもしれないが
そのうちのいくつは
アブレーション手術だ。
医師から話されたときは
70〜80%の成功率といったと記憶している。
つまり
何でもかんでも手術というのが
誤った現代医学だといいたい。


さて話をもどすと
カリウム濃度の変化が不整脈の原因と仮定し
少なくとも透析前後の落差を縮める案を
採用せざるを得ない。
意図的にギリギリまで摂食してきたわけで
それを削ることは簡単だろう。
まあ野菜などを減らすことは
残念ではあるが。。