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2010-04-14

コーヒーとインスタントコーヒー




なかなかコーヒーは飲む機会がない。
『充電』をする身では、不必要な水分は極力摂取しない方がいいからだ。
かといって飲まずにいられない人もいる。
嗜好品という分野は、まさしく個人差がある。
最近の厚労省の研究機関のデータでは、週3回以上コーヒーを飲む人のほうが乳がんにかかるリスクが6割減少するという。
5万人の15年間のデータだから、多少は信用できるのかもしれない。
この研究機関は、浸潤結腸癌になるリスクが約4割になる、肝臓がんとコーヒーとの関係では、コーヒーを飲む習慣がない人に比べ、肝臓がんのリスクは毎日1-2杯のむ方では、約半分に、毎日5杯の方では約1/4に減少するなどというデータも発表している。
こうなると飲まないより飲んだ方がいいということになる。

ところが『充電』の我々には、そう簡単なことではない。
余分な水分は極力は摂らない方がいいというだけではなく、
もうひとつ、コーヒーにはカリウムが豊富に含まれているのだ。

通常、腎臓が機能して余分なカリウムを外に出す。腎臓機能が低下している我々は高カリウム症になることが多い。『充電』でも調整しているが、追いつかない。血液検査で血中のカリウムが正常の2倍の8mEq/1(正常4mEq/1)になると、不整脈が出現し、心臓が止まってしまうことがあるのだ。
当然摂取する食品で調整しなければならない。

1杯150gとしましょう。
そのコーヒーには、80mgのカリウムが含まれているとされる。

ちなみに『充電』の基準では、1日2000mg以下をすすめられている。
コーヒー 80mg
紅茶   20mg
煎茶   30mg

じゃがいも中1個   450mg
にんじん5cm    400mg
トマト通常1個    360mg
キャベツ2枚      210mg
たまねぎ中1/2個   170mg
ほうれんそう1/3束   50mg
ゆでほうれんそう(同) 30mg
いちご中2粒       60mg

牛肉100g      330mg
まぐろ刺身5切れ    200mg
あじ1匹        190mg
ビール350cc     120mg
ごはん1杯       30mg
たまご1個       60mg

他の食品からいうとそう多くはない。
でも1日に3〜4杯を飲むと油断できない。
さらに、インスタントコーヒーはじつは2倍近く
1杯分(小さじ2杯3g)で150mg

今日スタバからスティックコーヒーがでた。
当然、インスタント製法である故、カリウムは倍なのであるから
用心していただくことにしましょう。