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2014-10-18

「半日断食」中止



およそ半年続けた半日断食をやめることにした。

断食が排毒効果をもたらすこと。
内蔵に変化をもたらすこと。
の期待であった。

しかし
指南本でも腎臓が悪い場合と心臓病がある場合は避ける
もしく医師の管理下で行うほうがよいとあった。

腎臓に関しては
もともと『充電』離脱の目的からはじめた断食だったが
指摘通り腎臓には逆効果のようになった。

それはリンの数値が上がったままであるのが断食による結果と考えられることがひとつ。
断食と同時くらいにはじめたのが低糖肉食であるので
タンパク質の摂取量が増えてる可能性があるのですべてが断食の結果とはいえないが
もともと断食の目的は病巣もふくめて不要なタンパク質を消耗してしまおうという理屈である。

しかしこの間を再考してみるに
タンパク質の消費が多いのが続いているのは体のなかのタンパク質をケトン体に変化させ
エネルギー源にしている可能性が大きい。
リンの数値が高いのもあるが断食をはじめて4ヶ月くらいから
デスクワークして立ち上がろうとすると腰痛で腰がのびない。
あるいは朝の起床の際同じように腰痛に苦しむようになった。
最近まで山歩きが雨で中止などで筋肉が落ちていると考えてきた。
ウエイトをつけて鍛えようとしたが逆効果で2ヶ月近く腰痛はひどくなったままだった。
筋肉を減らすことなく筋力を維持するには断食でタンパク質を消費するので
倍以上の筋力トレーニングの必要性があるのかもしれない。
断糖あるいは低糖には筋力の低下が待ち構え
大腿骨骨折や転倒がおこってると警鐘をを鳴らす専門家も多数見かける。

『充電』では前々から栄養状態が悪くてもリンの数値は上がるといわれてきている。
断食によって十分なエネルギー源が供給されないうえに
低糖が重なって体のタンパク質は枯渇状態で
筋肉のタンパク質も消費してるという現状とみるのが妥当であろう。
さらにここから千日回峰のように激しい運動を続けることが
筋肉=タンパク質を維持する必須条件なのかもしれないが
タンパク質の消費によるリンの排出に腎臓には多大の負担を課すこととなり
腎臓機能障害のわれわれは飽和状態のリンによる石灰化のリスクを背負うことになる。

そういう総括的見解から
少食は維持しなければならないが「断食」をやめることにした。
ただし、時々折を見てするのはむしろいいとは考える。

心臓についても
『充電』終盤におこる不整脈が不規則を通り越して
心房細動となることが最近頻繁にあった。
この心臓と断食の関係については
調べきれていないのでまたにする。
低糖がその原因になるとは考えにくいが
心臓もエネルギーがなければ動かないだろうから無関係ではないかも知れない。
少し調べるにしても
このところの心房細動の勃発から無関係になって
『充電』後の帰宅をただでさえ血圧が下がってぼんやりしてるので
もう少しハツラツと帰りたい。

断食がカラダの飢餓感を呼び起こす的な理屈で排毒をうながす論には無理があると思うが
食事を期待し習慣になって胃液など準備する胃や腸が肩すかしを喰って
酸性の強い胃液ph1そのままではないにしろ腸に移動することで
腸もいつもの環境とは異なる状態になり排毒などにつながるのではないかと考える。
断食の世界では「半日断食」「3日断食」「本断食」とかあるが
それも一つのパターンになってしまうとカラダが慣れてしまって反応しなくなるからと今のところ考える。
だからたとえば毎日「半日断食」をしても効果的ではないのだ。

糖質ダイエットや断糖肉食を謳う専門家の出発点がご自身の肥満からというのではないかという疑いもある。
「炭水化物が人類を滅ぼす」などという著者などは「私だけがやせればいい」とさえいってるし
余分な脂肪をカラダに蓄えている人には効果的かもしれないが
身長170cmで53kgには適当な方法ではないと判断した。