さて、何が1000回?
ウオーキングでもジョギングでもないし、
宝くじの当たり回数でもないし。
おととい、病院で技師Sさんに
「今日は、999回ですよ!」と。
2003年1月末の脳幹梗塞で救急搬送にはじまり
同年10月末にはじめられた『充電』が
今日で1000回だということになる。
カルテには、毎回の回数がカウントされているのだ。
とりあえず、ここまで生きてこられたことに
感謝するしかない。
それは、
1日おきではあるが
ちょうど息子や娘にあたる年齢の
看護婦(看護師のいわなければならないそうだけど)や技師、医師に
お礼を申し上げたい。
そして、この『充電』の高額な医療費を支えてくださっている国の施策に感謝したい。
{現在は1ヶ月に約40万円全額を国、都道府県で負担していただいている)
この7年近いあいだに、同室で他界された方もおられる。
そのひとりのYさんの話になった。
Yさんは、35年間『充電』をされてきて昨年亡くなられた。
35年まえはというと
『充電』も保険適用ではなく自費で
かつ、施設も限られていたようで
Yさんは往復に1時間もかかっていたそうです。
現在は週3回が基本ですが、
高額のためそのころはそうもいかず
水分の摂取制限ももっと厳しかったといいます。
とうぜん、資産があるひとしかできない。
そのため、
余命1年くらいといわれることもあったようです。
1日おきの通院はけっして楽なことではないが
35年まえの状況を想像すると
感謝するしかない。
そんな医学の発達にも感謝しつつ
2000回を迎えられることを期待して
あらためて看護婦、技師さんに
理解ある仕事先、友人、家族に
「これからもよろしくお願いします」
技師Sさんと看護婦KAORIさんがあっという間にこんなすてきなメッセージを描いてくれました。↓↓
「透析」にとまどい「充電」と呼ぶことに。 鉄腕アトムがエネルギーをケーブルで注入するイメージに置き換えた。 二度目のシャント手術をし大動脈弁狭窄を宣告され大動脈弁置換手術を勧められるも拒否し、この4月には「うっ血性心不全」で入院して2ヶ月間入院をへて、今年透析17年目を迎えた。(無断転載禁止)
2010-04-24
2010-04-14
コーヒーとインスタントコーヒー
なかなかコーヒーは飲む機会がない。
『充電』をする身では、不必要な水分は極力摂取しない方がいいからだ。
かといって飲まずにいられない人もいる。
嗜好品という分野は、まさしく個人差がある。
最近の厚労省の研究機関のデータでは、週3回以上コーヒーを飲む人のほうが乳がんにかかるリスクが6割減少するという。
5万人の15年間のデータだから、多少は信用できるのかもしれない。
この研究機関は、浸潤結腸癌になるリスクが約4割になる、肝臓がんとコーヒーとの関係では、コーヒーを飲む習慣がない人に比べ、肝臓がんのリスクは毎日1-2杯のむ方では、約半分に、毎日5杯の方では約1/4に減少するなどというデータも発表している。
こうなると飲まないより飲んだ方がいいということになる。
ところが『充電』の我々には、そう簡単なことではない。
余分な水分は極力は摂らない方がいいというだけではなく、
もうひとつ、コーヒーにはカリウムが豊富に含まれているのだ。
通常、腎臓が機能して余分なカリウムを外に出す。腎臓機能が低下している我々は高カリウム症になることが多い。『充電』でも調整しているが、追いつかない。血液検査で血中のカリウムが正常の2倍の8mEq/1(正常4mEq/1)になると、不整脈が出現し、心臓が止まってしまうことがあるのだ。
当然摂取する食品で調整しなければならない。
1杯150gとしましょう。
そのコーヒーには、80mgのカリウムが含まれているとされる。
ちなみに『充電』の基準では、1日2000mg以下をすすめられている。
コーヒー 80mg
紅茶 20mg
煎茶 30mg
じゃがいも中1個 450mg
にんじん5cm 400mg
トマト通常1個 360mg
キャベツ2枚 210mg
たまねぎ中1/2個 170mg
ほうれんそう1/3束 50mg
ゆでほうれんそう(同) 30mg
いちご中2粒 60mg
牛肉100g 330mg
まぐろ刺身5切れ 200mg
あじ1匹 190mg
ビール350cc 120mg
ごはん1杯 30mg
たまご1個 60mg
他の食品からいうとそう多くはない。
でも1日に3〜4杯を飲むと油断できない。
さらに、インスタントコーヒーはじつは2倍近く
1杯分(小さじ2杯3g)で150mg
今日スタバからスティックコーヒーがでた。
当然、インスタント製法である故、カリウムは倍なのであるから
用心していただくことにしましょう。
2010-04-04
三宝寺池
東京は、桜満開。我がジョギングコースの井の頭公園も善福寺公園も花見でひともいっぱいを予想して、
片道3キロ余の石神井公園をめざした。
石神井公園にある二つの池のうち、
三宝寺池側には、あまりさくらがなかったことを思い出したからである。
いぜんこの公園から15分のところに住んだことがあり、
散歩コースであった。
さらに植物群は国指定の重要無形文化財であり
音のある名景100選のひとつで、かつて写真を撮りにも来た。
はたして、井の頭や善福寺ほどの人出はなく
それでも石神井池にはアラジンのストーブを囲んで
鍋をつつく風景が見られたものの
三宝寺池は落ち着いたものだった。
三宝寺池に浮かぶ数本の桜のシルエットも静かだった。
(今日のNIKE+のデータ どうもセンサーの不調?往きしか計測できなかったので倍に)
三宝寺池往復
7.00キロ1時間30分
13分/km