ページ

2014-05-02

実感した不気味な3000通の大量「なりすましメール」

だれもが迷惑メールを受け取ったことはあるでしょうが
毎日のようにわが輩のメールボックスに入ってきているようで
いろいろ防衛対策を講じている。

ひとつはプロバイダで大量メールは拒否してもらう設定。
ひとつはメールソフトで迷惑メール設定をしていく設定。
などなどしてきたが
今回はそんな迷惑メールを落とすフィルターでは
落ちない仕組みの大量メールには
ほどほど閉口した。


先々週の日曜日だったかに
ちょうど八王子周辺で大停電騒動が起こった頃
わがメールアドレスのメールボックスに次から次へと
同じような形式のメールが届いているのに気がついた。

しかも加入しているプロバイダからだ。
だれか悪意を持った輩が
プロバイダになりすまして送信しているのかと疑った。

ふつうメールボックスの許容量は20MBか30MBであるが
わがメールボックスを見るとすでにいっぱいだった。
それ以上受信できない状態だ。

なので削除していくと
さらに同じようなメールがまた送信されてくる。
もうパニクるも無いものだった。
消しても消してもタケノコのように送られてくるメールに
恐怖さえ感じる。


これがふつうのメルアドからのものなら
悪意を持ったものが何か攻撃してきているのかとも思うのだが
「Mail Administrator」からとして
発信元はプロバイダなのである。

ちょうど八王子周辺の大停電の機を同じくしていたので
プロバイダのシステムエラーなのかとも思っていた。

そんな状態は翌日の月曜日まで続いたが
10時ころにはメールボックスを空にしてもはいってこず
その大量メールは止まったので
システムが回復し解決したと思っていた。

その日はとくにメールを送ることもなく
受信だけはふつうにしていた。

数日後メールをつくり送信メールを送ろうとすると
プロバイダが拒否をする。
ん、ん、ん。
どうなってるのだ!!
ウイルスに感染したのか!!

しかたなくプロバイダに電話で問い合わせをした。
結果的にプロバイダで送信できないようにしていると言うことがわかった。

停止するなら停止すると一報くれよだ!!

ことの顛末はこうだ。


わがメルアドのパスワードをなんらかの方法で取得した輩が
そのパスワードを使ってわがメルアドから宛先が実在しないメルアドに送信した。
しかもおそらく自動で次々に何千と送信するソフトか何かで
大量に送信した。
存在しないアドレスへの送信なので
それはすべてわが輩のプロバイダを経由して
わが輩のメルアドに送信できませんでしたとして3000も4000も返ってきたのだ。

プロバイダでそれを察知し
わが輩のメルアドからは送信できないような措置をとった。
それで大量メールは止まり
わが輩は送信できない状況になった。


なにを目的にしているのかわからないが
「なりすましメール」というのだ。
わが輩のメールアドレスのパスワードがどこで盗まれたのか
それを考えると気味が悪い。
プロバイダにいわせると
わが輩が使用しているパソコンはMacなので
ウイルスは考えにくいという。
だとしたらどういう経路で漏れたのだろうか?
これは今もって謎だが
早々パスワードを変更して回復した。
まだメールくらいなら被害も大きくはないが
これがネットでの銀行口座のパスワードなら
実害を生む。

改めてパスワードの重要さを感じた。



写真=webメールで見たプロバイダからのメール。ひとつひとつ中身を見るとわが輩が大量メールをあちこちに送っていることになっていた。