1874mの雁ヶ腹摺山の下山後のその日は
筋肉痛もそれほどではなく
翌日目が覚めた時点でも
多少はあったのだが
これが時間が経てばたつほど痛くなった。
そして
二日目のきのうはいつものように『充電』であったが
朝目が覚めると痛みはピーク。
いつもはもちろん自宅から最寄りの駅までと
病院の最寄り駅から歩くのを
カラダを甘やかして
ムーバスを利用することにした。
マンションをでるエントランスには数段の階段がある。
イテテテ。
数段なのでなんとか着地。
筋肉痛はやはり1400mを下った下山で使った筋肉が正確に痛い。
なので
降りるたびにガクガク。
歩くのはまだまし。
そうであるなら
このままバスに乗らず駅にむかえば良かったのだろう。
ここでも判断を誤った。
すぐきたバスになんとか乗ったが
いざ降りる段になって
覚悟しながら降りたが
想定通り激痛?!
つんのめりながら
無事着地。
病院へのバスも手すりを使いながら
あたかも足が不自由なごとく降りた。
(不自由さが身に染みる!)
透析センターは2階なので
いつもは階段。
じつはこの階段も『充電』開始して
五年くらいは使ってなく
エレベーターを待つのが常だった。
やがてウォーキングをはじめ
山歩きをするようになって
まったく階段を使わなくなったのに
久しぶりにエレベーターの前に立った。
このわずかな階段を登りながら
4キロあまりの体重増加や
足の疲れやカラダの調子を
感じるのが日課なのにだ。
ただし、これほどの過酷な状況を経ると
心臓に負担がきていることがわかり
ややもすれば
多少の不整脈も起こることがあったが
今回はそれもなく
筋肉痛以外はとてもよい状態なのだ。
看護師や技師との会話で
がんがはらすりやま(雁ヶ腹摺山)を山歩きしたことを
報告すると
筋肉痛の体のわが輩の様子を見て
ガンバリスギヤマ
と揶揄された。
前回の富士山の写真を話題にしていたら
診療部長の担当医師が
聞きつけてわが輩のパソコンの写真を覗き
「絵はがきのようだね」と。
『充電』が終わっても筋肉痛は変わらずだった。
なんとか部屋に帰って
うたた寝をして起きたら
筋肉痛はずいぶん軽減されていた。
そして、今朝はほとんど回復している。
この回復する瞬間がここちよい。
きのうまでこのまま
カラダが動かなくなったらどうしよう
なんで山歩きなんてしてるんだろなどとも
思いが巡るものなのが
このここちよい回復で
また一歩カラダの背骨と筋肉と頭のなかが
歩く前よりしっかりするのを
感じるとまた歩くことになる。
*写真上=病院近くの花壇。