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2013-05-24

山歩きが不整脈を治した張本人

エベレスト   標高 8848m

ベースキャンプ 標高 5300m

80歳7日間  標高差3548m



思わず比較してみた。
わが輩の標高と標高差のトップレコード。

大菩薩嶺    標高 2057m
標高差 457m

滝子山     標高 1620m
標高差1060m

雁ヶ腹摺山   標高 1874m
        標高差1424m(下りのみ)
63歳1日間





エベレストはいくつかのキャンプを経るのだし
わが輩のはいまだ日帰りだが
3500mと1000mの差は大きい。

大菩薩嶺を登るときは
日常的に高血圧であるし
もっと低い低山で足が浮腫むこともあったので
大げさではあるけれど高山病についていろいろ調べもした。
大菩薩嶺に関しては
もちろん高山病らしきものは現れなかったが
富士山を登った人からはよく聞くので
標高8848mエベレストの高山病は想像できない。
前回のエベレスト挑戦では
息子さんが生死をさまよったということが伝えられているので
かなりのトレーニングが必要だということはわかる。

いえ,もちろん
将来エベレスト挑戦をするわけではないけれど
一応比較することで
少しは80歳の8848mを体感してみようというにすぎない。



ウエイトをつけ10kgのザックを背負って
トレーニングしていたという
ニュースを見ながら
ひとつだけ思いついたことは
わが輩も去年数ヶ月だけだが
両足に1kgずつのウエイトをつけて
シューズになれようと街を歩いた。
いま左足だけが痛くなる課題があるので
たとえば左だけかもしくは両足に
ウエイトをつけてみることで
左足の痛みがクリアできるかも知れないと
思ったのだった。

昨年心臓手術をしたと報道されているが
わが輩の記憶では
不整脈の手術だ。
これはカテーテルアブレーション手術といって
心臓内で電気的な発生を起こすポイントで
不整脈になるポイントを
おおげさにいうと焼き切る手術だ。

わが輩の場合
不整脈の中の心房細動で
80歳の御方と同じかどうかは定かではないが
カテーテルアブレーション手術を強くすすめられたが
80%くらいの達成率というのと
心房細動が起こる理由がはっきりしていない
ということからご遠慮させていただいた。

手術そのものは腿か首の末端血管から
挿入するカテーテルで
電気的なショックを送るというそれほど
大手術ではないので
1ヶ月後にトレーニングをはじめたというのも
難しいことではない。

心房細動も苦しいときには苦しいが
それほどではない。
むしろ予防的に飲まされるワーファリンを飲みたくなかったので
なんとか心房細動が起こらないようにと
わが輩はその後心あたりの二つのテーマを考え
いまはまったく心房細動は起こらない。

そのひとつは精神的にプレッシャーになることは容赦なく切り捨てること。
ひとつひとつ考えれば道はあり
道がないのははっきりあきらめる。
たしかにこれで考える忍耐力もできたような気もする。
何かが起こってることに我慢し忍耐するのでなく
それをひとつひとつ考えるという忍耐力。

もうひとつのテーマはいうまでもなく
無理なく心臓を動かす力を鍛えることだった。
ウォーキングからはじまったにしろ
いまや山歩きがこの心臓の働きを正常にした張本人だといえる。

心臓も直接強くなってるのだろうし
血管の状況
とくに第2の心臓といわれる足の筋肉量が増えることで
心臓を援護してるという関係もあるのだろう。

地球上で最高のエベレストに登頂することが夢の人もいるだろうけど
わが輩にとっては
山歩きすることでカラダが改善されることが
すべてでよいとさえ思ってる。
だが標高差は少しづつ延ばしたいと思うと
最後はエベレストに行ってしまうのかも知れない。


少し前に山歩きのリーダーに
こういう足の血流量の話を
「第2の心臓」といったはずなのに
「足に心臓が着いている」と言い換えていて
思わず笑った。
そのリーダー 詩人だけある!?




*写真上=いままでで標高差最高の滝子山からの眺望。
*写真下=「足に心臓が着いてる」と言ったリーダー。