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2014-02-17

孤立している集落にも透析患者も 4日目で体重もカリウムも飽和状態のはずだ

ツイッターを見ていると
続々と大雪で孤立している集落や道路の情報が届く。

降雪から4日目の朝を迎えようとしているのにだ。

自治体は懸命に救助の手をのばしているかもしれないが
国の動きはあまり見えてこない。

その結果かどうかわからないが
車を放棄し徒歩で歩きながら凍死した女性など
被害が出ている。



わが輩の透析は土曜日でかろうじて
シューズのなかまでびしょ濡れになりながらでも
乗り継ぎとシャーベット状の雪道を歩いて
センターまで辿り着いた。
ほかの患者のなかには自宅待機になり
午後になって三々五々の登院となり
おそらく無事週末の透析ができたことだろう。

もちろん孤立している集落にも
透析患者はいる。
4日目にもなると
水分もカリウムも飽和状態のはずだ。

日頃はクリニックなどの送迎や
路線バスでの通院だろうが
それが遮断され家から1歩でることすら
できない集落もあるようだ。

食糧の問題もあるだろうが
食糧は外から届けばなんとか食いつなげることができるが
透析はそうはいかない。
カリウム吸着剤は一定の効果はあるだろうが
それも数日に限られている。

山梨県の上野原市などは
いつも山歩きでその集落の間を歩いていくところなので
ときには住民の人にもお世話になっていて
寸断されたイメージが目の前に浮かぶ。

どうかはやく救出されることを祈ります。


同時に
こういう災害は遠い地域のことではなく
大災害以前でも
甘く見がちな積雪くらいの事象でも
透析困難になる可能性があることを感じる。

もちろん災害が予測できる場合は
現在も4日目の車中泊を強いられているようだが
そういうことにならぬようにするしかない。

透析センターへはふつうに歩いていけば
1時間くらいで行けると思っていたが
積雪が多ければそれ以上はかかる。
先々週の降雪の場合は山のシューズででかけ
歩いていくことも考えていたが
先週末は甘く見ていた。
それでも30分くらい遅れたものの
いつものようだった。
でも
いつもの患者が半分くらいだったのにはちょっと戸惑った。

孤立している集落の人は4日目の朝を迎えているわけだが
わが輩のように目一杯の体重増加やカリウムは
1日でアウトかもしれない。
最低でも1日くらいは余裕をもって
調整する方が良いのだろう。

今週も降雪が予測されている。
そうでなくとも
体重増加(=水分増加)とカリウム取り込みについて
節制しなくては。



*写真=先週末の透析センターへ。シューズはなかまでびしょ濡れ。帰りも乾かず濡れたソックスとシューズに足をつっこんで帰宅。