余裕で呑める。
なんせ山歩きで汗として放出するのは
不健康的な透析より
はるかに爽快だ。
もっとも透析の老廃物排出の機能は
いささか期待できないので
代用にはならない。
だが
ちょっとだけ酒が呑めるということなのだ。
酒にはほかの食材のように
カリウムだのタンパク質だの摂取過剰が比較的少ない。
きょう透析をして次の透析まで中二日にもかかわらず
ゆっくりできるということなわけだ。
と言い訳をしてすでにビール250ml焼酎水割り3杯だ。
3杯目はある意味乾杯だ。
ぶざまな一週間に!!
中二日の週はじめにといっても山歩きを含んでないので
水分的体重には自信がなかったが
一杯くらいは呑めるだろうと
山行倶楽部メンバーからの居酒屋からのメールに応じた。
誘っていただけるだけうれしいと思いながら
行ってみると
倶楽部メンバーが四,五人の顔があった。
だれもわが地元ではないのにメンツはそろってる。
メールをくれたYひとりではさみしいなと思ったりの気持ちはあったので
五人もそろってるとちょっと驚く。
まあそれもいい。
ちょうどいい。
いま山歩きで撮影した写真をいま片っぱしからプリントしているところだったから
ここでリアルタイムに同じ山を歩いた
しかも仲間にこの写真を見てもらおうということにした。
そんなつもりはなかったが
バッグのなかにひそめていた。
ひそめていたといっても
A4なのだからけっこうでかい。
それをファイリングケースにいれていたのだった。
うれしいことにその撮影意図というか
写真はそれなりに感じてくれるものがあったので
この時間帯はきっといつまでも記憶に残る空間となるだろう。
それほどだった。
その結果わが輩はいい気になって吞んだ。
いやうれしかったのだ。
もちろん写真を見て嫌な気持ちにさせるようなことはなく
誉めることはふつうのことだけれど(お世辞)
そうではなくいろいろ考えながら迷ってることに
的確に意見を言ってくれるのだ。
それはもうお世辞の世界ではない。
それで彼らが11時ころには帰ったあともおとなしく帰れず
酒がすすんだ。
こちらも常連で
その時間にくるいつもの常連があらわれ
吞んでしまった。
小1時間、否2時間くらいだろうして
帰ることにしたが
一歩店を出ると足がおぼつかない。
千鳥足でなくジグザグに歩いた記憶がある。
酔っぱらいの常で小腹が空いたのか
コンビニに肉まんを買いに行った記憶。
ジグザグに。
マンション近くまで帰ったのに
ん、腹減った。
近くにあるコンビニよりやや駅寄りのコンビニのほうがたしかおいしいと思ったのか
行ったものの品切れでマンション近くのコンビニへ。
無事食べたことと思われるが
次の記憶はジグザグの末にどこかの花壇に尻餅をついた。
同時に背中に痛みが走った。
起きられない。
それでも勢いをつけて這いながら立って帰った。
その後の足取りは記憶がなくどうやってベッドに寝たのもわからない。
わがマンションの前は半年くらいの工期の工事をしていて
その掘削音で目が覚めた。
9時過ぎだ。
ちなみに透析センターは8時半だが9時まで入室が決められている。
すぐ電話した。
これが9時半とか10時とかでなくて良かった。
そうだったら
もちろんセンターの看護師から電話があっただろうし
実際9時10分くらいだったが
リーダーの看護師K-Fは何かあったのかなと心配してくれていた。
以前これはスタッフ間の連絡が悪かったのだが
仕事で代替え日が設定されていたにもかかわらず
スタッフがわが輩や長女に電話があり大騒ぎになったことがあった。
これも数年まえのことで
患者が来ないということで友人に連絡したら
亡くなっていたということもある。
とにかく起きたものの
右背中というか脇腹が痛くて動けない。
そんなことを言ってズル休みもできない。
自分の命が危なくなる。
スマホでタクシーを予約し
マンションの前で待った。
居酒屋から帰った時間は定かではないが
今日「肉まんの購入履歴」が
レシートからわかったが2時59分だった。
6時間近く寝てる訳だから
睡眠不足ではないのだろうけれど
ボーとしたままタクシー。
これで話は終わりかというとそうではなく
脇腹は週末になっても痛い。
ちょうど年1回のCT撮影がおとといあったので
技士にお願いしてここが打撲で痛いので
できることなら撮影して欲しいといったら
こころよく「大きめに撮っておきます」の返事。
その透析中の回診の医師は
パソコンを見ながら
「骨は大丈夫みたいです」の回答。
そして帰って無いかないような気がする。
そうなのだ
この脇腹を打ったときにはげしく背中のバッグが踊った。
ファイルに入れていた
居酒屋で皆に見てもらった写真の束を
酔いながら帰ろうとしたとき
常連がバッグに突っ込んでくれた。
ファスナーを締めないと落ちるよ
というのを「だいじょーぶー」と振り切ったのが記憶にある。
それが脇腹を打って尻餅をついたときに
踊ったようなかすかな感触がある。
透析が終わって帰っても
脇腹が痛くて探しに行く気にもならなく
せいぜいその翌日警察に電話できたくらいだった。
連絡先がはいっていれば
警察に届けがあれば葉書で連絡がありますの説明だった。
それで連絡がないまま週末。
かすかな記憶でバッグからファイルが脱出したのだったら
あの「花壇」だということがわかっていて
木曜日の透析に出かけるときに見れば
たしかにここだというのは分かるような気がするが
そこにはファイルはない。
それは当然。もう2日も経ってるのだから。
その花壇の所有者は自動車整備工場のおかみさんが手入れしているもので
以前は車検をそこでとっていた。
ファイルはなかったですかと訪ねることはできたかもしれないが
花壇を壊したかもしれないし
第一いい歳して酩酊というのも暴露したくないと思うもの。
・・・・と
月曜日の深夜3時前後に紛失した写真の束が
今日土曜日に返ってきた。
その自動車整備工場のおかみさんから電話が入っていたのだ。
わが輩が顧客リストにはいっていたから携帯に電話してくれていた。
ほぼ諦めていたが
個人情報が若干挟み込まれていたので
心配もしていた。
おかみさんは「見ていないけど、ちょっと名前があったので電話しました」と。
そりゃ見ないとわからないでしょ。
「それでなさっていあたのですか?」と聞かれ
正直に「酔っぱらって」
花壇壊れていませんでしたかというと
「いつもそういうので・・いや今回ではないですよ・・壊されるんですよ」
いや壊されているのをよく見てきたから
その気持ちはよく分かる。。。
それをしてしまったんだ。
ごゆるされませ。。
で
なんとか1週間まとまりがついたのかな!?
ただ脇腹はくしゃみができないくらいにまだ痛いが。
この大雪で
明日予定されていた倶楽部山行は
急遽目的地を変更。
あすは高尾山行です。電車が走ってるのかな?
ひさしぶりに麻婆豆腐を山頂で作ろうかな〜
*写真=紛失事件があった花壇付近。