何度か「極少食」を目指してきた。
極少食にしなければならない理由は
ないとも言えるが
中世ヨーロッパで広がったひとつの健康法ではあり
むしろ飽食に満ちた生活こそ
万病の元になりはしても
1日300g程度の食事が
病にかかることなく
自然死をもたらすというのだ。
ましてや透析をしているということは
食事で摂る栄養を吸収したあとに残る
老廃物をうまく腎臓でろ過できないことである。
その点からだけからいうと
老廃物を産み出す食事が少なければ少ないほど良いことになる。
生命維持だけの栄養を摂る必要はあるのだが
例えば一般日本人の必要カロリーが
体重の25~30というが
カロリーという概念は
欧米の肉食文化と一緒に日本に入ってきたもので
同じカロリーでも
吸収するのは人によっても違うし
野菜、魚、肉でも違うという。
(ちなみにわが輩の必要カロリーは1500カロリーとなるというが。)
いまや特に肉食文化が氾濫しているが
もともと日本人の先祖は菜食主義だった。
そういう意味では現代人といえども
その遺伝子は基本的に菜食主義の食事で
生命を維持するようにできているはずだ。
にもかかわらず多量の肉を取り込んで
爆発的に病気が増えているという。
沖縄は以前は長寿一位だったのが
アメリカの占領を経て
肉食文化が定着して女性こそ3位だが
男性は30位出そうだ。
ちなみに長寿は今は長野県で
すべてが食事で結論づけられるものではないが
大きな要素ではある。
日本食であり和食がいいとしたら
それはなんだろうか?
一般的には「一汁三菜」であり
野菜と魚介が中心で肉は鶏か鯨くらいという。
このあたりは頭の隅に置いておきたい。
さてわが身にもどって考えるに
毎回のように透析後半に発症する不整脈は
透析由来であることは明白。
それも体重増加で透析で水分を体外に出す量が多いことによる。
つまり一日おきまたは二日おきの透析の間の水分摂取が多いことに由来する。
その水分の多い原因は
お茶でもなくコーヒーでもなく焼酎だろう。
しかも焼酎だけで飲んだくれるわけでなく
必ずツマを用意する。
結果タンパク質にしても
野菜にしても
その残がいのリンやカリウムの血中濃度も高くなり
寿命を縮めたり
高カリウムによる心臓停止の危険をもたらす。
今日もらったデータもリンもカリウムも
期せずして同値で6で
両方とも低くはない。
このところ毎日の家飲みが習慣になってしまった。
家飲みは安あがりなのでつい呑んでしまう。
以前は吞むのは居酒屋だけで
部屋で焼酎を吞むことはなかった。
ロックで飲んでた焼酎を
ミネラルウォーターを加えることで
水分摂取が多くなってしまっている。
透析が中二日空くと
体重増加は6キロまではいかないにしても5キロは必ず越える。
週始めの透析センターに通う電車。
駅ホームまでの階段を登る足が重く
息も切れる。
5キロが心臓に負担をかけてるのは明々白日。
不整脈を抑える方法どうのではなく
この体重増加を抑えるんが特効薬だということもわかっている。
焼酎は1杯だけにしよしようと
思う時に限って4杯。
生半端な決心なのだ。
それを反省しての今日のブログなのである。
「極少食」は1日300g前後の食事と
200ml程度のワインということなので
そこまで落とすことはないにしても
それで生命維持ができないわけではないどころか
長寿で自然死をもたらすというので
改めて目標としたいと思うのだ。
菜食主義はいいが
野菜を多く摂るとカリウム過多になる。
日本人は野菜を煮てきた。
これも知恵だったのか
カリウムを削ぎ落とす効果がある。
そして植物繊維という腸内細菌を
育てる特効薬として満足させてくれることも
頭に入れておきたい。
今日は自分への愚痴のようなものになってしまい
おつき合いしていただいた方にはお礼申し上げます。
さて何度も同じぼやきを書いてきたけれど
やりきらねば元も子もないのはわかっているが。