コアヒビターでの39度の発熱をきっかけに
まずレントゲン写真を見た主治医は
慌てて基礎体重を下げた。
それ以降1ヶ月たっていないのに
以前より4kg下げた51kgに
今日設定した。
これは何を意味するかというと
カラダに常に余分な水分が4kgあったということだ。
それは何よりも
カラダのどこに負担をかけるかと言えば
心臓に他ならない。
その通り心臓は悲鳴を上げて
心房細動という不整脈どころか
「大動脈弁狭窄」という心臓が
血液をカラダに送り出す力を溜める「弁」を壊してしまったのだ。
もちろん原因が直結しているか
そんなのは証明できないかもしれない。
4kgといえば
4リットルの水だが
洗面器でいうと
こんな洗面器一杯の水が
もちろんすべてが血液中と心臓にあるわけではなく
細胞にも膜間に浮遊していたのだろう。
さらに尿は出ないので
透析したあと摂取した水分と
食事の分(食事のほとんどが水分となる)が
次の透析までカラダに貯まり続ける。
これが夏の間は汗として排出されるが
暑さで飲む水も多い。
透析は基本週3回一日おきで中二日を挟む。
4kgも余分な水分があった上に
この中一日や中二日は
同じ4kg前後は溜め込んだ。
ある意味8kgの水分を
抱え込んで生活していたということだ。
8kgの荷物を持つって容易ではない。
もちろん透析が開始された13年前からずっと
同じ状況ではないとは思うが
かといって最近突然そういうことになったわけではない。
心胸比が60%を越えたのは最近だが
だからといって
いままでも50%後半を
ずっと示していた。
心胸比は心臓にどれだけの
血液が入っているかという「目安」で
胸の幅に比して
心臓の大きさを示したもの。
正確に言えば13年間で
だんだん心胸比は増えてきた。
最初は52%という数値もおぼろげに記憶がある。
かといって心胸比だけで
基礎体重が決まるものでもない。
そのさじ加減が難しい。
血圧
しかも
透析前後の血圧の落差
透析後半で足が吊るといった症状など
いろいろ加味して
その体重がベストだとされる。
この設定が甘かったのである。
この基礎体重の設定は
もちろん透析治療では重要な位置にあるが
医師やスタッフが一方的に決めるものでもなく
とくに我が輩は自分なりに考えて
積極的に意思表示をしてきた。
医師やスタッフの原則的な基準を
指し示されても
往々にして納得しないことが多かった。
それがすべて仇になった形になった。
先月の心胸比計測でたしか
58%を示したときも
主治医は基礎体重を下げるよう提案があったのも
承諾しなかった我が輩だ。
我が輩の意思はどこにあったかというと二つあって
なるべくカラダは水分欠乏になりたくないというのと
スポーツをしている心臓は
一般人より心臓が大きいのではないか
というのだった。
たかが月何回かの山登りなのに。
それがすべて裏目にでたわけだ。
体重設定の問題でなく
心臓に何かが起こったと主治医はいったが
体重設定の甘さが
心臓を壊したのは明白。
もちろん
コアヒビターの副作用も
壊れるきっかけとはなったに違いないが
ベースは心臓に大きな負荷をかけ続けた結果だろう。
体重設定の問題でなく
心臓に何かが起こったと主治医はいったが
体重設定の甘さが
心臓を壊したのは明白。
もちろん
コアヒビターの副作用も
壊れるきっかけとはなったに違いないが
ベースは心臓に大きな負荷をかけ続けた結果だろう。