ページ

2010-03-14

ワーファリンは牧草から

ワーファリンは不整脈の起こりやすい人に処方される。
不規則な血流によって脳血栓が起こらない予防薬で
血液を固まりにくくして血栓の原因となるものが生ずるのを低下させる。

仕事で東邦医大の教授にお会いした時に
ワーファリンが牛の牧草から発見された
と聞いて驚いた記憶がある。
ある牧草を食べる牛が内出血してバタバタと倒れ、
その牧場にねずみが近寄らなくなったところから研究されたようです。

じつはワーファリンはねずみ取りの薬剤にも含めることがあるようです。
網膜や内臓の内出血で死亡するという仕組みのよう。


つまり、ワーファリンは諸刃の剣でその塩梅が微妙であるということになる。
量が多すぎるとねずみ取りにもなるし、少なければ脳血栓の結果を生む。

2月最初から、便が黒かった。黒色便だ。
通常黒色便は、内臓での出血を疑われるようで、
血液が便になるころには黒くなるということ。
医師に相談したら、潰瘍の可能性から
バリウムの胃の検査とワーファリンの休薬を指示された。
幸いバリウム検査では潰瘍は見つからなくワーファリンの休薬で黒色便は消えた。

さて大小にかかわらず出血していたことになるので
その分貧血がすすんだ。
いまは貧血を解決すべく投薬と
ワーファリンをいつ、どれだけで再開するかというテーマとなっているわけです。