「透析」にとまどい「充電」と呼ぶことに。 鉄腕アトムがエネルギーをケーブルで注入するイメージに置き換えた。 二度目のシャント手術をし大動脈弁狭窄を宣告され大動脈弁置換手術を勧められるも拒否し、この4月には「うっ血性心不全」で入院して2ヶ月間入院をへて、今年透析17年目を迎えた。(無断転載禁止)
2010-03-11
ユニバーサルなマウス入力
『充電』中の4時間は実に長い。
同じベッドで寝てるのでさえ、苦痛になるのに
血液を取り出す回路と浄化した血液を戻す回路と
2本のパイプで浄化機器とつながれるので身動きできない。
まさに鉄腕アトムがエネルギーを充填している姿だ。
『充電』を始めた当初は、
とてもエネルギーを満たしてくれるなどというイメージはなかった。
何もない白い天井をただじっと眺めていた。
考えることは、なんでこういうことになったのか?しかない。
生活も仕事も根底から覆され、それに対して全く無力を感じるしかなかった。
天井をただぼんやり見ていたとき、
中村ナースが心配して話しかけてくれたことが今でも忘れられない。
ほかのベッドのかたは、文庫本を読んでいる人もいるが、
ラジオを聞いてる人もいる。
が、ほとんどが寝ていられるようだ。
我がスタイルといえば、
いまはパソコンに終始している。
文庫本も週刊誌もラジオもいろいろ試みたが続かなかった。
何度か寝ることもしたが
普段血圧が高く160あっても必ずといっていいほど
80前後まで一気に降下して気絶寸前まで行ってしまう。
それ以降、とにかく寝ないようにしているが
当初であれば寝ないことは耐えられないことであったが
いまはパソコンさえあればまったくそれはない。
パソコンが必須アイテムなのです。
そのパソコンですが、
元々Apple党ではじめからMAC。
『充電』中は、かろうじてモニターはみることはできるが
マウスだけの操作で文字入力はできない。
WINDOWSには、マウスで文字入力ができるツールがあるというので
MAC上でWINDOWSを動かしてきた。
ところが今日、MACにもそういうソフトがあることを発見。
なんのことはない
10何年使ってきた文字入力ソフトATOKのなかにあるではないか。
いや、最近バージョンアップして付いたんだと思うことにした。
もともとマウスはユニバーサルな発想から生まれたのだから
当然といえば当然だけれど、
これからの強力な我がサポートの武器になるのは間違いない。
ATOKさんありがとう。