ページ

2010-03-17

「患者は道具じゃない」

今日の新聞の一面に
「説明なく研究段階手術  東京医大の生体肝移植」
とあった。

東京医科大八王子医療センターで
50歳の男性の肝臓移植の手術で
まだ研究段階の方法で
しかも、患者の話では何の説明もなく行われ
その後、手術後の細菌発生で敗血症で亡くなったというものです。
この患者以外にも06〜07年に6人の同手術をし
術後2人が死亡している。

センターは説明について
移植手術の生存率が実際は6割だったのに
9割と偽っていたいたことも明らかになっているとしている。
この手術を主導しているのが
日本の生体肝移植の第一人者であることも記されている。

患者の遺族が
「患者は道具じゃない」
と憤っているのはもし事実としたら当然だと思います。

「シャント方式」と呼ばれる手術方法だそうだが、
この方法を「患者に優しい手術方法」としているが、
生体肝移植に詳しい医師らによると
最近では、シャントによって血流が悪くなり
かんぞうに十分な血液が行き渡らなくなり
肝臓がうまく機能しないこともあるとわかってきているとある。

我々の印象は「またか」であるが
いつ自らの身に降りかかるかわからない。
生きようと思っての手術が死を招く。
ということは可能な限り避けたい。
無知なわれわれはどうしたいいのか?
わからないまでも十分な、かつ正確な情報はほしい。