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2010-03-26

冬から春へ


久しぶりの太陽。
雨続きでできなかったジョギングだ。

今日は善福寺池ルート。
部屋から池周遊2回で約3キロ。

だが走れない。
あいかわらず、ジョギングではなく
ウォーキングとのインターバルになってしまう。
でも感覚的にはジョギングの方が長くなっている!と信じる。

6年前、脳幹梗塞で救急車で運ばれた。
脳幹とは、いろんな脳への血管を束ねたような根幹。
担当していただいたのは
権威ある脳外科医だった。
その医師は、
脳幹の梗塞の場合、普通の脳梗塞のように
手足などの機能障害ではなく
すなわち、即死ということが多い
という説明を受けた。

突然、脳の中の
ズ、ズ、ズ、という音と同時に
天井が回り始め気持ちが悪くなった。
救急車で運ばれ治療され
幸い、死には至らなかった。
そこで診断されたのは
腎不全だった。

善福寺池は、
退院後初めて外に出て
ウォーキングでむかったところだった。
そのときは、
衰えたじぶんの体に自信がなく
わずか1キロくらいの距離を
行けるか不安だった。
なんとかたどり着いたとき
2月の枯れ木ばかりの間からの
まぶしいほどの太陽が迎えてくれたことが印象的だった。
そして、飛び回る子供たちが遊ぶ歓声が
別世界にたどり着いたように新鮮だった。

善福寺池は同じように四季を繰り返している。
こぶしが桜にお株を奪われるまえの自己を顕示しながら
冬から春の橋渡しをしていた。