先週のテレ朝の報道ステーションの特集。舛ノ山関も知らなければ
野球も相撲も日頃見ないので
チャンネルを変えようとしたら
心房中隔欠損症という文字が目に入ってきた。
ぼんやり見てたので
確かなことではないが
心臓の働きが
同じ20代の人の半分だという数値が48だった。
これが血中酸素48%だとしたら
日常でも苦しいのに相撲などできるのだろうかと注目した。
まだ『充電』をはじめてなくて
救急車で運ばれたとき
酸素マスクをして80%だったが
それでも苦しくて搬送の12分間が長く感じられた。
血中酸素が48%ならば
すでに苦しくて苦しくていられないので
これは違うのでなんであろうと。
舛ノ山は20秒以内で勝負を決めなければならないと言っていた。
それでも取り組みが終わったあとの呼吸は苦しそうだ。
水に溺れるように苦しいそうだ。
取り直しの一番があったけど
すでに’息絶え絶えの状態の取り直しは
勝負にはならない。
心房中隔欠損症といって
心臓の左右の心房のあいだの壁に穴が空いてる状態のようだ。
ふつうは酸素を蓄えた血液が肺から左心房に返ってきて
左心室から全身に供給されるのが
心房に穴が空いてることで
その一部が右心房から右心室を経由して肺に戻ってしまうのだ。
本来の筋肉などに酸素を供給する血液が十分に循環できないので
短時間で息切れになるのだ。
この48という数字はおそらく心臓の駆出率といって
左心室に貯めた血液が
拍動した時に収縮して
どのくらいの割合の血液を送り出すことができるかといういわば
心臓というポンプの能力を示す数値
のようだと考えられる。
もちろん100%ってことはあり得なく
通常55~80%が正常値とされているようです。
実は『充電』の患者は定期的に心エコーの検査をしていて
「EF」という数値で表されているので
自分の心臓のポンプ能力のひとつを知ることはできるのだ。
我が透析センターで数年前に
まだ50歳前後の患者が亡くなった。
朝登院しても辛そうだった。
「もうダメだよ」と更衣室の長椅子で横になっていた。
血圧も90くらいだと言っていた。
しかし、問題はいつも体重増加が6kg前後あることで
毎回スタッフに指摘指導されていたが
体重増加は変わらなかった。
タクシー運転をしていたので
体への負担も大きかったかもしれないが
同業の患者のいうことには
ビールの飲み過ぎということらしい。
『充電』も毎回通常4時間のところ5時間だった
心臓を風船にたとえると
基礎体重から増加が6kgが続くと
縮むことができてた風船も伸び切った状態で戻らなくなってしまう。
血圧も上がらず
先ほどの駆出率も下がる。
亡くなる直前は40%を切っていたという。
ちなみに調べてもらって私は76%だということを
はじめて知った。
もちろん体重増加だけが
心臓に負担をかけていたとは言い切れないが
少なくとも原因のひとつには数えられるので
体重増加にも新エコー検査の「EF」にも
改めて心したいと思う。