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2012-11-05

続 チータは最後まで精悍(せいかん)だった

たぶん。
今夜が峠だと思う。
悲しい。


前回のブログをアップしたその日
私はいつものように週最終の『充電』が
終わったころにこうメールがあった。

前日
チータは見た目にもうつろだったが
庭に出すと隅まで歩いて排便をするほどだったので
回復を期待し帰ってきたが
「峠」だという印象は同じだったので
『充電』が終わり次第
駆けつけたかったけど体が動かない。


週末の『充電』は基礎体重までもっていかなければならない。
今週末の体重清算は
ちょっときびしいものがあって
4.5キロの除水は大きい。
除水量が大きいほど
帰ってからの睡眠の質が異なり
心地よい睡眠がぐったりした辛い睡眠となるのだ。


ぼんやりしていると
とつぜんの携帯電話。

「チータが逝ってしまった!」

駆けつけると
まだ温かさの残るチータは飼い主に抱かれていた。

その日も自宅から数百メートルにある小さな池のほとりまで散歩したという。
なぜかチータは
散歩は好きだった。
ひととおり散歩して帰ってきても
いつも玄関を入ろうとしない。
飼い主の仕事の都合で
何度か私もウォーキングがてら散歩をしたが
体が瀕死の状況だったのに嬉しそうだった。




さすがに帰りは
ちょっとした坂道で登れなかったようだが。

でもチータはベッドで急にむっくり起きたと思ったら
大きく息をしたあと
逝ってしまったようだ。
飼い主の友人にとっても
間違いなく自然死であり大往生だと思えることが救いだ。



その翌日になる昨日、
荼毘に付したが
立ち会った霊園の住職が言うには
とくに柴犬系は
無理をしてでもあるじに
いいところを見せようとするらしい。
チータも飼い主に十分過ぎるほど尽くし、
友人も感謝のきもちで
見送ることができ
チータは輝く星になったに違いない。


チータは最後まで精悍だった。