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2012-11-06

ケガに消毒無用

この『充電』ブログも怪しいものだが
ツイッターは最近ご無沙汰になりがち。
そのツイッターのフォロアーのこんなツイートがあった。
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【透析している人に聞きたい】
昨日
返血時 動脈を消毒し止血後
消毒セットのパックを床に落とした男性看護師
新しいのを取りに行く様子も無く
何も言わないまま消毒しないで
静脈を止血
以前その看護師に鉗子で挟まれ軽くゴメンだけの事も>_<
消毒しないで止血って有りますか?
初めての経験でした…
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この話ですぐ頭に浮かんだのが

昔はケガをすると消毒液を塗るのがいいのか
親のツバがいいのかという選択は別にして
オキシドールがいいのか
マキュロン(マキロン)がいいのか
それともヨードチンキがいいのか
迷ったりしたことを思い出した。

あの赤いマキュロンは大げさだから
オキシドールがめだたないからいいとか
何の根拠もない選択をしてきた。

しかし
いまのケガの治療方法は
洗い流し
空気に触れさせ
かさぶたを作る
なのである。
消毒液はオキシドールもマキュロンもイソジンも不要。

私の個人的な好みの話ではなく
大きな救急病院の看護師に確かめた話なので
一応今の治療だといえる。

なぜそういうことになってきたかについては
私は医学専門家でもなく
家庭の医学程度なので信憑性はないかも知れないが
消毒液自身が血液の成分を壊し
体が持ってる自然治癒力としての
血液の防御作用を妨げるということだろう。

あのかさぶたの中で
怪我をして破壊された皮膚を修復しているのは血液なのだ。

もうひとつ
ヒトの皮膚にはバクテリアが住んでいるという。
そのバクテリアとの関係も
怪我を治す働きをしているとも考えられ
消毒液はそれらのヒトが持ってる自己治癒力をも
消毒して壊してしまうということだと思う。

であるなら
親のツバはまだしも
自分のツバが一番近道かも知れない。


だが、といっても
われわれ『充電』の世界では消毒は必要だ。

小さな静脈での怪我のような場合は
傷口での攻防は可能だが
われわれの静脈は静脈であっても
ほぼ動脈化してるので
穿刺の穴からのウイルスなどが侵入すれば
即座に心臓に向かうことになる。

ただし一旦針を抜き止血できた時には
むしろ消毒液は不要だというのが
わが病院での方針のようで
カットバンをするときには
もう消毒はしません。

それにしても
鉗子で皮膚を挟むなんて
あまりにひどい医療ミスだ。