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2013-09-13

心房細動 どうにもできないカラダと女の心

久しぶりの心房細動にちょっとショック。

なにもかわらないいつもの透析だったが
最終盤で機器を巡回している血液を体に返す「返血」のあたりから
脈が速い感覚があった。
最近ではあまりなかった感覚で
おもわず脈拍数を計ってもらった。

いつもずっと安静の形での透析なので
脈拍数は安定してくると48とか50とかで
一般より低いので
アラームが鳴るほどなのだ。

それがやや速いという感覚だったので
計ってもらったら60だった。
それでも一般より低いので
そのまま返血は終了した。

しかし
なにやら不規則な拍動を感じるようになった。
着替えて食事を終えると
やや苦しささえ感じ
このままひどくなったらと不安を感じ
透析室に戻り血圧、脈拍を計ったら
ちょっと正確には覚えていないが血圧102-78 脈拍131。




脈拍数131はあきらかに心房細動を示している。
心房が正常に働いていないことで
わが通常の160〜170の血圧も
そこまであがらず102。
血圧が下がったことで
苦しいと感じ気分の変調を感じたのだ。

看護師に話すとすぐ心電図で計測してくれ
波形はまさしく心房細動。

医師から心房細動を抑える薬ワソランを処方しましょうかというのを
はじめ安静にしていれば収束すると思っていたのが
あまり芳しくないので
結局ワソランを飲むことに。

およそ1時間半ほどベッドで横にさせていただき
脈拍数はやや下がったものの110前後で
しかも不規則を続けていたが
血圧が160にもどったので帰宅した。

心房細動の発症原因は医学的にははっきりしてないところが多い。

だがわが輩の場合
心的なストレスの負担が多いときに
たとえば透析後の体調が不安定な時に重なって起こると見てきた。
つまり
同じ状況で透析を終えたからといって
必ず起こることではない。
この1年半近く心房細動の発作は起こっていない。

では今日は何があったかというと定かではない。
心的な不安要素はなかった。
ただ4時間の透析時間が短かったと感じるくらいに
集中的にデスクワーク的なことを
ベッドの上でやっていた。
10年近く『充電』してきて
あまり4時間があっという間だったという感覚がないのに
きょうは終了アラームがずいぶん早い感覚だった。

そんなたとえ多少集中したデスクワーク的なことで
左右するのだろうかという疑問符もあるが
4時間はのんびりする必要があるのかもしれない。

ただひとつ課題は
腕を巻く血圧計では心房細動は発見できないかもしれないということだ。

心房細動がやや激しく血圧も下がったり
自覚症状があるほどの時であれば
血圧計の脈拍数もそういう数値を示すが
昨日の場合
ワソランと安静でやや落ち着いたとき
血圧は160台で脈拍数も60台に。
しかし
心電図は相変わらず脈拍数110前後でしかも安定してない。

この脈拍数60と110の違いは大きすぎる。
この状態ではなかなか心房細動は自覚できない。
こういう状態ときは自分で指を使って腕で数える脈拍は計りにくい。
つまりはおかしいと思ったら相談するしかないのだ。

心房細動はそれ自身ひどくなると血圧が下がったりで苦しくなるが
それ以上に血栓が飛ぶことで脳梗塞や心不全になることが怖く
その場合を想定して血液の凝固作用を緩める薬を投薬されるが
上部消化管(胃や食道)や歯茎からの出血があるためと
しばらく発症してなかったので
自ら申し出て休薬している。
心房細動が続けばこれも考え直す必要が出てくる。

血栓が飛ぶことも課題ではあるが
それ以上に注意してきたのは
山歩きの最中に心房細動が起こることだ。
山歩きを始めた1年半前の当初は1,2回発症したことがあったが
それ以降は皆無だった。
カラダが山歩きについてこられるようになったからだと思うが
たしかにそれ以上に透析はカラダに負担をかけてることでもある。

4時間で4キロ近くの「脱水」なのだから
軽い「熱中症」ともいえる。

意外と血圧が下がったりすると心的にもパニックになるが
ここはしばらくの安静とワソランに助けられて
復活するしかない。
山歩きの最中ならば早々に下山を選択することになる。
と念じているところ。

 

写真=心電図。写真上は以前のものでこれも正常ではないが脈拍数は正常で
写真下のきのうのデータと比べると違いがよくわかる。