このところブログ不在をしてまして
訪問していただいた方には申し訳ありません。
おとといと昨日で
ひとり大騒ぎしていた富士登山に挑戦です。
登山の記録は近いうちにアップ予定の山行ブログ「百日回峰」に譲るとして
透析患者という側面でのご報告です。
結論的には
「富士登山における透析患者の体重管理は意外と難しかった」
すべてがそれではないが
結果的に3400mの本八合目までで下山。
富士山の標高はご存知のように
3775.6mですが
吉田ルートといって富士吉田側を
スバルラインの5合目から登る
その頂上が3720mで
そこから40分ほどの剣ヶ峰の標高をいう。
剣ヶ峰はともかく
せめて吉田ルートの頂上までと思ったが
大事をとって下山を「決意」した。
わずか320mなので
登れない高さではなかったが
前夜の状況があまりよくなかった。
足が吊るといういうのは透析患者でなくとも筋肉疲労などが原因で
誰でもあるが
透析患者の場合は
たいがい基礎体重(ドライウエイト)の前後で起こるので
脱水症状も考えなくてはならない。
一般の筋肉疲労による足が吊るというのも
元は同じ脱水症状が原因もあるらしいが。。
富士山五合目から3400mの本八合目の山小屋まで
5時間をかけて無事到着。
着いてしばらくして食事。
その最中に足が吊る気配。
いつものように
指全部を手前に持ち上げることで
その難は逃れられた。
狭い山小屋では
することもなくそのまま寝袋へ。
しばらくして再び足が吊る気配。
窮屈な寝袋の中で再び指を上に引っ張る。
それでも気配は変わらないので
血流が良くなるように両手で温めた。
それで一応収まった。
そこからは
隣の寝袋の主が発する呼吸音が問題だった。
ただでさえ雑魚寝のところに
喘息か鼻の病気を患ってるのか
寝る前からゼーゼーフューフューと
一呼吸一呼吸脚色つき。
やがて寝るとそれはいっそう激しくなった。
襲いかかるようなイビキに
今夜は一睡もできないかもと覚悟した。
訪問していただいた方には申し訳ありません。
おとといと昨日で
ひとり大騒ぎしていた富士登山に挑戦です。
登山の記録は近いうちにアップ予定の山行ブログ「百日回峰」に譲るとして
透析患者という側面でのご報告です。
結論的には
「富士登山における透析患者の体重管理は意外と難しかった」
すべてがそれではないが
結果的に3400mの本八合目までで下山。
富士山の標高はご存知のように
3775.6mですが
吉田ルートといって富士吉田側を
スバルラインの5合目から登る
その頂上が3720mで
そこから40分ほどの剣ヶ峰の標高をいう。
剣ヶ峰はともかく
せめて吉田ルートの頂上までと思ったが
大事をとって下山を「決意」した。
わずか320mなので
登れない高さではなかったが
前夜の状況があまりよくなかった。
足が吊るといういうのは透析患者でなくとも筋肉疲労などが原因で
誰でもあるが
透析患者の場合は
たいがい基礎体重(ドライウエイト)の前後で起こるので
脱水症状も考えなくてはならない。
一般の筋肉疲労による足が吊るというのも
元は同じ脱水症状が原因もあるらしいが。。
富士山五合目から3400mの本八合目の山小屋まで
5時間をかけて無事到着。
着いてしばらくして食事。
その最中に足が吊る気配。
いつものように
指全部を手前に持ち上げることで
その難は逃れられた。
狭い山小屋では
することもなくそのまま寝袋へ。
しばらくして再び足が吊る気配。
窮屈な寝袋の中で再び指を上に引っ張る。
それでも気配は変わらないので
血流が良くなるように両手で温めた。
それで一応収まった。
そこからは
隣の寝袋の主が発する呼吸音が問題だった。
ただでさえ雑魚寝のところに
喘息か鼻の病気を患ってるのか
寝る前からゼーゼーフューフューと
一呼吸一呼吸脚色つき。
やがて寝るとそれはいっそう激しくなった。
襲いかかるようなイビキに
今夜は一睡もできないかもと覚悟した。
しかし
普段ならそれでも良かったが
ここから400mを空気の薄いところで登り
そこから1400mを下るには
寝不足はどうかと
降りしきる強引なイビキの下で考えてしまった。
先ほどの足が吊りそうになった原因が
脱水症状を示してる可能性もあったので
やや多めの水だが
朝までで400ml飲んで
それ以降はそういう症状はなかったが
筋肉疲労ということも考えられるので
1400mを下ることができるのだろうかと
気弱になってしまった。
普段ならそれでも良かったが
ここから400mを空気の薄いところで登り
そこから1400mを下るには
寝不足はどうかと
降りしきる強引なイビキの下で考えてしまった。
先ほどの足が吊りそうになった原因が
脱水症状を示してる可能性もあったので
やや多めの水だが
朝までで400ml飲んで
それ以降はそういう症状はなかったが
筋肉疲労ということも考えられるので
1400mを下ることができるのだろうかと
気弱になってしまった。
この話を今日の透析時に技師に話したら
やはり山頂付近では高山病かどうかわからないが
ややふらつきを意識して
山側に体重を預けたという。
寝不足なのか高山病なのか空気の薄いところを
ふらつくのはどちらにしても怖い。
ふらつくのはどちらにしても怖い。
おまけにこのシーズンは
比較的なだらかな通常の下山ルートは閉鎖され
登りルートで苦労した溶岩でできた長い岩場を
下ることを考えたら
気が萎えてしまったのだ。
時間をかけてゆっくり降りればそれも可能だったが
シーズンオフで終バスが17:30という
タイムオフもあり
歩きかタクシーという手もないわけでもないが
翌日の透析もなければそれも可能だったかもしれない。
窮屈な寝袋の中
不協和音のもとではどんどんマイナス思考。
登山では先輩の友人は
「下山は正しい判断だった」
と言ってくれた。
気持ちに迷いがあるのが
一瞬の事故につながるので
それはそれで良かったのだろうと思う。
その40年来の友人には
寝袋の中からショートメールで助言を仰ぎ
心の力だった。
帰宅後早々に体重計に乗った。
普段ならその時間帯なら
(中二日の二日目午後)
基礎体重から3kgくらいなのが
2kgに届いてなく
下山直後500mlの炭酸系飲料を
飲み干した上でのことなので
差し引きしてみると
やはり脱水症状ではあったと想像した。
山歩きではこれまでも水の摂取は
気をつけてきて
データも蓄積してきたが
富士山は今だからなのか
湿度が低いのか体感で感じる汗の量が少ないような感覚でか
結果的に水の摂取が足らない結果になったような気がする。
基礎体重から3kgくらいなのが
2kgに届いてなく
下山直後500mlの炭酸系飲料を
飲み干した上でのことなので
差し引きしてみると
やはり脱水症状ではあったと想像した。
山歩きではこれまでも水の摂取は
気をつけてきて
データも蓄積してきたが
富士山は今だからなのか
湿度が低いのか体感で感じる汗の量が少ないような感覚でか
結果的に水の摂取が足らない結果になったような気がする。
健常者は飲み過ぎれば尿で出るが
我々は汗以外は蓄積するので
務めて節水を習慣としている。
透析をしてる人が毎日自宅で体重を計ってるかどうかはわからないが
わが輩はしばしば計り
最低でも1日1回は計ることで
日毎に確認して次の飲食を調整してる。
3400mの富士山本八合目ではそれもできない。
ザックの重量に自信があれば
ヘルスメーターを入れ込むこともできるが
そんな自信もない。
なので
飲む量は量れるが
汗などは総合的に想像するしかなく
泊まりでの登山はなかなか難しいということだ。
汗などは総合的に想像するしかなく
泊まりでの登山はなかなか難しいということだ。
今回富士山を登り下りする間に
一番心配した心房細動の不整脈で
先週末にも出たばかり。
3000m越えで発症しなかったことは最高に良かったが
今日の透析開始早々に
異変を感じ心電図を取り付けてもらうと
案の定
「心房細動のF波が出てる」。
心臓も3400mの疲れを感じてることか。
「P波がないね」とえらそーに看護師Ka-Uにいってみると
「よくわかるね〜」ほめられたりしたが
わかったからと言っても治るわけでもない。
幸い透析センターを出る頃には収まり
すこーしだけ痛い足を引きずっての帰宅。
少しずつ日常にもどるのだろう。。
改めて近日公開の山行ブログもよろしくです。
写真上=おきまりのご来光(本八合目より)
写真中=下界を眺望しながら自写像。
写真下=山小屋。
改めて近日公開の山行ブログもよろしくです。
写真上=おきまりのご来光(本八合目より)
写真中=下界を眺望しながら自写像。
写真下=山小屋。