ページ

2013-12-24

「クリぼっち」

最近聞いた言葉に「クリぼっち」。
クリスマスにひとりぼっちという言葉だそうだが
データが正しいかどうかは定かではないが
独身の3分の2が「クリぼっち」なのだそうだ。

クリスマスというイベントは
若い二人や子どもたちとのファミリーイベントではあるが
無宗教や仏教が主流の日本で
クリスマスはいまや商業主義や飲まんがための口実に過ぎない。
それはそれで
悪いことではないが。
わが輩もどっぷりそのイベントに参加していたこともあった。
そんなことでいつも通り「クリぼっち」の聖夜。


きのうは御岳山923mで忘年山行。
だいたいが頂上での鍋パーティ。
わが輩の山歩きの出発点でもある。

わが輩の山頂メニューは大鍋や天ぷらという他者との関係で

1.ニラともやし炒め
2.なすとピーマンの味噌炒め
3.ニラチヂミ
とした。
これだけの食材と調味料が担げるかわからない状況だったが
ザックには積み込んだので出るしかない。
真夏のザックは2キロ以上の水を積み込んでいるので
それがひとつの目安となってる。



なにせ3時間近くの頂上での宴会なので長丁場。
大鍋の提供者は足で登ることはなく
ケーブルカーでの登頂なので
あまり問題はない。
忘年会といえども歩いて登ることに意味があるというわが輩は
限界はわからないが
ひとつのザックで担ぎ上げるしかない。

多少遅れはとっても
おおよそ予定通りに頂上に到達した。

3つの料理にとっかるのだが
いつもそうだが必ず失策がある。
わが輩のバーナーはもしもの災害の場合にも
入手が容易な一般家庭用のカセットガスボンベを使ったもので
アウトドア仕様ではあるが
安全を優先しているのかボンベ取り付け部が頑丈な真鍮で作られているせいか
とにかくこれだけで重い。
にもかかわらず
標高が高いところを想定しないのか
ガスのでが一定ではない。
火加減が難しいのだ。
おそらくガスの気化に関わる温度や気圧が
制御できないのだろう。
重くて火加減が困難とくれば
山では不合格かもしれない。
できることなら
あの山用の軽くて火力が良いバーナーが欲しいものだが
とりあえず
ボンベを振ったり傾けたりでの料理で
微妙な調理はできない。

溶いた卵を入れ忘れたもやし炒め。
火力が強くて焦がしてしまった味噌なす。
せっかくたっぷり用意した干しエビを入れ忘れ
山の斜面で平でないのでいびつになったチヂミ。
と失策の連続だったが
山の上での料理はすべてを覆い隠して「おいしい」の連発。



まあなんとか事無く下山し
こんどは街での2次会。
あまり気が進まないのだが
わが輩の地元の街の居酒屋なので
参加しないわけにもいかなず
『充電』も「中二日」真っ只中で
しかも最近基礎体重を下げようかという状況なので
不安な体重を一旦帰って計ってからとした。

重いリュックを降ろすと
下着になっての体重計測では58.25kg。
朝出かける前の体重は57.75kg。
基礎体重が(着衣しての)いまのところ55kgなので
下山後の時点の体重増加は3.25kg。
まあ1kgくらいは余裕があると読んで倶楽部の皆が飲んでる席に戻り紛れ込んだ。

結果的には頂上より長丁場となり
今日の『充電』開始前で60.2kgと
なんと5.2kgオーバー。
それは体重計に乗る前からおおよそわかっていたのでスタッフに
「見ざる聞かざる言わざる」でお願いしますといったものだった。

多少の疲れはまだあるものの
メニューを最後まで決めかねていた時間帯から
無事病院まで呼吸困難で救急車で運ばれることもなく
一連のイベントがすんで「クリぼっち」は一休みといったところだ。

もう少し詳しい忘年山行についてはいずれ「めざせ『百日回峰』」で。




写真上3枚=御岳山長尾平での「男の料理」
写真下=火力の安定と重さに問題があるバーナー