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2013-12-29

ショックで逝くこと



10日ほどまえにこのブログであわやショックという状態を報告した。

不整脈(期外収縮)も発症していた。
この時の問題点を書いた。

不整脈を起こしているときに
自動血圧計がなんども加圧した結果の血圧値は正確ではない

と指摘した。

そのときは体感的にそう思ったのであって
確かな根拠があったわけではない。
3,4度加圧して計れたのが160だった。
その7,8分後にナースコールでスタッフを呼んだ。
それほどもう限界だったからだ。
しかし、自動血圧計はなんども加圧したが(3回くらい)
不整脈を発症してるので
血圧計が脈を拾えないらしい。

血圧計の加圧も血圧が下がっているものにとっては
不快なもの。
なんとかしてくれというカラダのいらだちもあるかもしれない。

「もういいよ」「不整脈の時は計れないよ」と訴えたときに
技師Yが触診で計ってくれ
80だったことで即時停止で返血と移った。

この7,8分のあいだに血圧が160から80に下がったことは考えにくいし
体感的には160の時点で感じる苦しさは
80の時とさほど変わりがない。
技師Yの機転で触診をしてくれたから
それ以上下がる事態にはならなかった。

ショックで亡くなる患者もいると技師Sに聞いた。
もちろんもともと持ってる疾患の状況にもよるし
体力とか条件が違うので
ショックという意識不明状態から帰れないとも帰れるとも
一概に言えないので
極力ショック状態を招かないようにしなければならないのは
患者本人もスタッフも注意する必要があるのは自明のことだ。


きのうの透析でも終盤4時間目がはじまるころから不整脈(期外収縮)がはじまった。
きのうは胸鎖乳頭筋へのマッサージは効果が無くそのまま続いた。

それで血圧を計ってもらった。
やはり2度3度と計測できず再加圧する。
業を煮やして触診で計るようお願いした。

すると触診してくれた看護師は160という。

触診といっても血圧計は自動血圧計で
脈を触診でとらえ自動血圧計の数値を読み取るのであるから
同じ血圧計での数値となる。

そして自動血圧計は自動血圧計で数値を出すが190。


この不整脈の際の数値の曖昧さは実感でもある。
状況が悪いのにどうして血圧が高いのかということは何度もある。


そういう状況を踏まえて返血後の血圧測定の際
ふたたび加圧を繰りかえすので

「不整脈の時は、血圧計は信憑性がない」と訴えた。

するとこの看護師Tから

「不整脈の他の人も血圧計で測っている」

と返されてしまった。
こういうふうに広く使ってる機器に問題があるはずがない
と言い方は違うかもしれないが
そういうことも言っていた。

「こんなに30も差があっていいの?」

と聞くと

「目安がわかればいい」

とまた返された。

「患者は30も血圧が違うと不安なのだ」
「たとえば前回のように160と出ても130だったら用心するし」

というと

「7,8分だって急に下がることはあるので160が間違いとはいえない」

とまた返された。

では「今日血圧計と触診で同時に計ったときの190と160の差の30はどう説明するの」

と聞くと

「肘と手首とでは違う」

という。

たしかに触診は手首で脈をとるし
自動血圧計は肘上ではあるが
カフはひとつで脈は違う部位だが
血圧は同じなのだ。
なぜこんなに詭弁で持論をまもろうとするのだろう。

もうこうなると触診をよほど前もってやりたくないのだと判断するしかない。

「触診がいやならいやでやってもらわなくてもいい」

とやや声を荒げた。
大人げないが自分たちがやってることはベストで機器も最高といわんばかりの
上からの言い方には少々がっかりした。

30という誤差はたまたまではあるが
この誤差が原因で血圧降下の発見が遅くなって
ショックにはいりそのまま逝ってしまっても
過失とはならないのだから。。
なぜなら時間には血圧をきちんと計り160もあったから。。
瑕疵はないことになるから。


といいたい。