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2013-06-30

838mの細野山の山歩き

昨日の続きではないが
山の頂上での直会(昼食)で
少食を極めようと思ってると
 宣言したら
いつもの果物や惣菜がまわってこなくて
良かったが
アルコール類まで回ってこなかったような気がする。

まあ
それは冗談だが
きょうは立野峠から838mの細野山、トヤ山、舟山をへて寺下峠までの倶楽部山行だった。

あいかわらず
麻婆豆腐の豆腐2丁をはじめ具材とバーナー、ナベをいれたザックは
けっこう重かった。
が、
立野峠まであがってしまうと
あとはすばらしい尾根歩きで
山歩きには尾根歩きが最高とつくづく感じた次第。

冗談と言ったが
少食でこういう激しい山歩きは
どういうことになるのか
今後考える必要があるとは
思った。

今日はジトッと暑かったので
ペットボトルの水も3本
1500cc飲んだ。
御飯も人並みに麻婆丼にして食べ
下山後に安居酒屋でビールを
おそらく500ccと若干のつまみで
出かける前に計った体重は
摂取したものを加算すると2500gくらいなのに
700gの増加だった。

汗で出る分を飲みながら
体重増加を抑えることは
最近ではだいたいわかってきたし
出発時にすでに基礎体重から2000gの増加なので
急激な発汗でなければ
そこの余分な水分からも発散し
カラダをクールダウンすることまで
おおよそ感覚的につかめることができる。
もちろん
ヘルスメーターでも担いで山頂でもどこでも
計りたい気分ではあるけれど。

今回の山歩きの報告は
いずれブログ『百日回峰』で。

とにかく
沢あり急斜面ありなだらかな尾根ありで
変化に富んだとても気持ちの良い山だった。
そして
上りは節食のせいもあるのか
ちょっとバテ気味だったが
下山は先頭を切って降り
足に対する信頼感が少し上向いた感が生まれた山歩きだった。


写真=むこうにみえるのが立野峠から838mの細野山、トヤ山、舟山、寺下峠の山並み。









2013-06-29

「飽食はいかなるものでも病気の原因となり、死期を早める」

一冊の本が目に止まった。

このところリン値、カリウム値が問われ続けている。
一方で食事量をもし減らすとどうなるのかということが頭にあり
一方では透析の食事制限の中で最大限摂取しなくてはというのが頭にある。

前者では禅の精進料理や貝原益軒のように
少食が長寿の元だというのはしばしば目にする。
しかし一方では、現代医学の中で身長から割り出した基本体重をもとめ
カロリー計算がされてたり
ビタミン何が不足するとどんな病気になるだとか
いわれてる。

病院ではとうぜん後者の考えが基本であるが
あえて少食にも注目してみようということなのだ。

文化も最盛期を迎えた16世紀ルネッサンスに生きた
ベネツィアの貴族の講話なのだが
30代の暴飲暴食の過食で成人病になり
40代には生死をさまようほどに。
そのとき
極少食に徹するしか助からないと医師からいわれた。

なかなか唯一の楽しみでもある食は
ひとりひとり聖域でもある。
それをいわれるのは案外反発心も生まれる。

そんなことを言ってられなく
食事の量を減らしたら
回復の兆しをみせたという。
それ以降
極少食を続け健康になり
80代ころからは講話などをして
注目された。

少食のすすめは世界的に数いとまないそうだが
あまり文章として残っていないという。
貴族で講話などをしてきたので
その記録が現代に残ったということらしい。

彼はその後は病気とは無縁のうちに
人生を謳歌し
80歳を超えても
乗馬や山登りをし
また論文を書いたり知的活動にも
精力的だったようだ。

当時のミケランジェロやダ・ヴィンチが貴族の使用人だったのに比べ
彼は貴族だったこともあり
それよりも有名だったようだ。
最晩年まで目も歯も耳も完全で
足腰も若いときと変わらず
102歳まで生き
死に方も昼寝のような自然死だったようだ。


まだ読み始めなのだが

彼の節食は
パンと卵の黄身、少しの肉、それとスープ
これを1日総量で350グラム(12オンス)
だった。
これにワイン400ml。



一概に重量で食事量をはかるのも
疑問は残るがいったい350グラムがどれほどのものか
われわれの食事と比較してみようとやってみた。
食事内容は省略する。

6月27日の食事重量
朝食=195g
昼食=187g
夕食=568g

合計=950g
これにビール350ml、焼酎200ml。

だいたいこんなものだろう。
かのヴェネツァ貴族が生きた頃と
もちろんその社会環境は異なるが
彼は

「飽食はいかなるものでも病気の原因となり、死期を早める」
「健康は、食欲を抑えることから」


といっている。

1日350gで生命がどう維持できるのか
ちょっと興味が出てきたので
最後まで読もうと思ってはいる。
できれば禅料理や貝原益軒についても
改めて調べながら
そして
実際には少しずつ食事総量を減らしてみようと
考えている。

現代医学でも食べればそれだけ
活性酸素を産出し
それだけ組織や遺伝子を傷つけることはいわれてる。
また、体内の酵素も食事が少なければ
その消費も少なくなるという。
最近では腸内細菌の重要さをいうこともある。
少食はこの腸内細菌の働きを
自然な形にするともいう。

切実な話しではリン値、カリウム値が下がるというのも目に見えているので
そのためにも試してみることはいいのではないかと。

ただ一時、体重は落ちるので
痩せることは肥ることよりも悪くはないが
基礎体重の変化には気をつける必要はあるかも。



おいしいものをいっぱい食べて短命でも良いというのは論外だろうな〜
いざ死を迎えるときはそうは思わないのだ。





写真=1日の食材ごとの計量。



















2013-06-27

「足くすぐりながら血圧はかる看護師がどこにいる!!」

けさは久しぶりに晴れそうだったので
きのうに続きアドレナリンはでてないが
ここは歩くことが良いのだろうと
朝食もいつものメニューで簡単にすませ
シャワーを浴びてでかけた。
『充電』のための病院までの1時間10分のウォーク通院。


*写真は帰りの電車で帰宅も含んで。


歩きながら
起きたときから左胸が痛いことを
考えた。
左胸といっても心臓辺りではあるが
心臓が痛いのとはちがう。
もっと肺か肋骨なのだ。
いよいよ
ガンか!?

だいたいこういうときに
この2〜3日まえからのできごとを想い起こせば
解決する。
想い起こさなければ
不安にさいなまれるだけかも知れない。

90%の確率で
これは20kgの温泉水を床から1mくらいリフトアップしたときの
筋肉痛だと自己診断した。
だが
筋肉痛というと腕とかの筋肉をいうのではないかと
10%の疑いがある。

とにかく自分のなかではこれが正解だと思って歩くのだが
大きく呼吸ができないほど今日は痛い。
なんせ
20kgの水のパックをリフトアップしたのが
定かではないが月曜日で
きょうは木曜日。
こんなに3日後になってそのダメージが出るものかと
思ってしまう。

そういえば
きのうもややぐったりしてたのもそういうのが
少なからず影響しているのかもとも
思ったり。

『充電』の病院でも技師が
胸に手を当てていて
どうしたのですかと「問診」してくる。

その痛みはとうとう帰宅まで続いたが
痛みも最高潮になってが
夜7時ころふっとなくなった。

べつに酒を飲んだわけでもなく
消えた。
これがふしぎなのだ。

痛くなくなったと同時に
アドレナリンもでるような気がしてきた。

理由は解明できない。
だが
きのう自分でブログに書いていたことを忘れていたが
低気圧が近づくと
体調が悪くなることを言ってた。
この時期低気圧と高気圧と寒冷前線が入り交じり
とにかく体調が悪いのだ。



20kgのリフトアップが原因か
低気圧接近が原因か
そんなことは解明できないが
今回の状況から見て
両方だという気がしてきた。
とにかくとりあえずはガンでもなさそうだし
久しぶりにゆっくりの250mlだが
エビスビールがおいしかった。

わがカラダは万全なのだが
天気はこれから崩れるようだ。

今週末は倶楽部山行なのだが
前回「屋根のある山」に退避した山を
歩こうというのにまた雨かも。




話は変わるが
今日の『充電』終盤
早く終わった透析歴20年の先輩40代の女性患者が
さよならといいながら
足をくすぐる。
わが輩は
ほとんどの患者が寒いといって
人によっては掛け布団2枚をかけているのに
何も掛けずにいて
足すら投げ出しているくらいなのだ。

たしかに
ヒトの足の裏を見ればくすぐりたくなるのはわかるような気もするが
それを見て
看護師Fuにもそのどさくさにまぎれて
くすぐられた。

だいたいが
終盤で最後の血圧を計ってる最中なのだ。
おかげで終盤下がりやすい血圧も低くはなかった。
だが抗議した。
先輩には「セクハラだ」
看護師Fuには「血圧計りながら、足くすぐるな〜」
「足くすぐりながら血圧計る看護師がどこにいる!!」


*写真上=きょうのウォーキング合計。
*写真中=けさ9時の天気図。





ウォーク通院
7328歩
1時間5分
5.6km









2013-06-26

食事のコントロールができない

人生で辛いのは金欠と『充電』あとの体調が悪いとき。
きのうの『充電』から今朝起きてからもアドレナリンがでてこない。
だいたい梅雨前線や低気圧,台風が近づくときは
ふだんよりこれがひどい。

低気圧が東シナ海辺りに発生すると
具合が悪い。
もちろん人によるが
低気圧が近づいて
いまいるところの気圧も徐々に下がるわけで
それに順応できないことから起こるといわれている。

まわりが気圧が下がるので
ちょうど気圧の低い高い山にいくと
包装した菓子袋がふくらむように
相対的にカラダの中の圧力が高くなるので
いろんな部位が押されて
いつもは平気なところも
痛みや具合が悪くなることがあるそうだ。

この低気圧によるカラダの不調は
ある意味では
弱ってるところが探しやすいといえる。

わが輩の場合は
さらにアナフィラキシーで
気管支が狭くなるようで
息苦しいということもある。
とうぜん『充電』をしているので
水分の摂りすぎによる肺に水が溜まることも疑うのだが
『充電』で帰った日にもなるので
水分ではない。

この息苦しさも2〜3日間おこるが
一旦起こって気圧降下に慣れれば
次の季節まで起こらなく
だいたい梅雨時期、秋におこる。

この梅雨時期のはじめにすでにそれは終えているのだが
きのうの『充電』以降
頭がボーとして集中力がない。

ただやろうとしていることはしたいと
はじめたのは
先週はじめの血液検査でリン、カリウム値がやはり高いという原因を
考えるという相変わらずのテーマ。

週末の透析から週はじめのその血液検査までの食事を写真記録してきた。
あまりこういった「個人情報」を掲載するのは
どうかと思うが
あえてざっと項目を書き出してみると

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

15日土
昼食ー
●ローソン焼きうどん(タンパク質15.8g)
夕食ー
●茄子焼き
●サーモンソティ
●御飯

16日日
朝食ー
●ハムサラダ
●パン

昼食ー(倶楽部山行)
●パエリア(9人で食べてるのでほぼ一口)
●シェアされたものーじゃがいも小1個、げそ、サンドイッチ一口・バターパン一口

夕食ー
●冷奴
●カレーライス

17日
朝食ー
●ハムサラダ
●あんパン

昼食ー
●冷やし中華

夕食ー
●アスパラの肉巻き
●筑前煮
●麻婆丼

18日火
朝食ー
●ハムサラダ
●食パン

血液検査ーリン6.8 カリウム6.2
なお、月曜日朝夕2回のケイキサレートを処方されているが今回は飲んでない。
夕飯と倶楽部山行にはビールが250〜350ml,焼酎200ml程度が加わる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

たしかに17日などは夕食で
・アスパラの肉巻きで豚肉
・筑前煮で鶏肉
・麻婆丼で豆腐
とタンパク質が重なっているといえば重なっている。
どちらかといえば
酒の肴という要素ではあるのだが。


それはそれなのだが
「リン・カリウムとも高い」
といわれる。

2年ほど前に同じように写真だけでなく
食材の重量も記録したことがあり
それをもとに
病院の栄養士に栄養指導を受けたことがある。

写真を撮り、キッチンスケールでひとつひとつ記録したにもかかわらず
御飯が多いなどと
まったくちんぷんかんぷんのことしかいわないことがあって
それからは栄養士が代わったからといわれても
看護師に相談しましょうといわれたが
相談する気にはならない。
御飯にももちろんタンパク質は含まれてはいるが
そこではないだろう。
たとえばこの冷ややっこを半分にしましょうとか
そういうのが指導じゃないのかな。
時間の無駄だ。

じゃあ
看護師に相談してみようと
たとえば
マヨネーズの卵を使っていないという「日清のマヨドレ」を
頻繁に使っていたので
「カリウムが高いのはこのマヨドレなのかな」
「マヨドレってカリウムはどのくらいなんだろ」
「何から作られているんだろう」
と話したところ
「そこまでひとつひとつやってられない」
ということを言われた。
自分で調べなさいということだ。
たしかに毎日のようにお世話になってると
心身ともにハードな仕事だとつくづく感じるし
それ以降
その看護師には
食事の相談はしないこととしたのだった。

そもそも
外食では塩分が多く
ほぼタンパク質ばかりというので
透析を始めてからの
にわかシェフになにができる。

山歩きをしながらカラダをなるべく動かすには
食事もぎりぎりまで「多く」摂ることを目標にしている。
透析患者としては逆が正解なのだろうが。
このぎりぎりまでが
ぎりぎり以上に摂取していることなんだろう。
一方では
酒を楽しむことで
どうしても酒の肴が多くなり
このへんを整理しなければならないことはわかっていても
できない日々なのだが。





*なお、数日前のブログのカリウム5.7という数値は簡易検査の結果。
*写真は抜粋した食事記録写真。



2013-06-24

「80歳にもかかわらず その強い人生への目標の明確さ」

わが輩の山歩きブログを更新しました。
今回は山歩きの報告ではなく
先だって最高齢80歳でエベレスト登頂を成し遂げた三浦雄一郎さんを
特集したNHK特集から考えてみた。
詳しくは『百日回峰』を。



そのなかでとくに注目したのは
「目標を持って生きること」が
前頭前野の老化による萎縮を防ぐということ。
そして
その目標に向かってトレーニングを重ねると
骨折、高血圧、肥満、糖尿病など壊れたカラダも回復し
筋肉も衰えないということだ。



さすがに慢性腎不全が回復するのは難しいかも知れないが
それ以外の合併症についても
腎不全による必然としか考えやすいもので
薬だけにたよりやすいのだが
適度な運動は
そのいくつかが改善される可能性があるということだ。
もちろん運動をするには
それなりの水分調整や栄養管理の食事制限が
難しく人一倍の努力が必要だ。
合併症もいくつか持ってることが多い。
その点には注意しながら
一歩一歩カラダと相談しながらの運動は
少なくとも悪い方向には行かない。


たしかに三浦さんは
スキーをしてきているので抜群の筋肉を身につけてきているとはいえ
だれもがエベレストをめざすべきだとは思わないし
できることではない。
ただ
筋肉も脳も
高い目標を明確にし
それに向かっている限り
衰えないということだ。
あるいは一時衰えていても回復できるということだ。

よく同じ病院の80歳の患者が
「もうわたしにはあなたのようには歩けない
尊敬する」
とわが輩の山歩きのことをいうが
もちろん年齢は20歳近く違うが
「歩けない」のでなく
「歩こう」としていないだけなのだ。

この小さな差は大きい。
歩かなければ身体能力はどんどん下降する。
同時に脳も萎縮をしていく。

とにかく
脳もカラダも
いいかえれば
脳が動けばカラダも動いていくし
カラダを動かせば脳も老化しないのだ。

そう思うと『百日回峰』はさらに充実していこうと思うのだ。
そのブログのプロローグにも書いたように
山歩きは私にとっては延命装置なのだ。

改めて

「強い人生の目標の明確さ そして 目標に向かうこと」




*写真上=エベレスト登頂を成し遂げた三浦雄一郎さん。
*写真下=同年齢一般男性より前頭前野の萎縮が少ない三浦雄一郎さんのMRIの脳画像。
いずれもNHK特集のキャプチャ。







2013-06-22

100円の衝動買い

充電の帰りはふたつルートがある。
ふつうは15分くらいで駅まで歩き
JRで帰る。
さもなくば
病院前からバスで繁華街に出て
ブラブラしながら夕飯の食材野菜などを買って
またバスで自宅前まで乗る。

この繁華街のバス停を降りると
目につくところに古本屋がある。
店の外まで古本の棚が並び
その前にはいつも本を手にとって
吟味してる人が絶えない。

その足元に時々だが
無造作に段ボールに入ったレコードが
並ぶことがある。
よほどのことがない限り
このレコードの段ボールを覗く。

すでにCDやインターネット配信が主流となって久しいので
レコードは二束三文だ。
もちろん
レコードファンも根強いので
いいものは何千円のLPはあるが
段ボールに入れられたレコードは
二束三文ものしか入ってないので
安心して覗き込む。

大した曲はないことは想像できるが
何が入ってるか分からないのも
何か宝探しのようなワクワク感がある。

がこれが危険なのだ。
『充電』後は血圧が下がっていて
いわば脱水状態なので
段ボールを覗いたあとに
立ち上がるとたちくらみだ。

スーパーの高い位置の棚も同じだ。
視点が自分の背丈より上のものを
物色しているだけで
クラクラしてくる。

とくに土曜日はたいていが基礎体重まで除水しているので
下がりやすい。



その「難関」もなんとかクリアして
覗いておいて
衝動買いもないが
必ず1枚か2枚買ってしまう。
なんせ1枚100円とか高くても500円なのだから。

趣味的にはクラシックが欲しいところなのだが
たいがい段ボールの中はpopや歌謡曲だ。

それでも
気に入ったのがあると買う。
ちなみに今日は
河島英五の「酒と泪と男と女」
シャネルズの「ランナウエイ」
ネットで曲をダイレクトに購入すると
このあたりは1曲250円くらいだから
100円でもネットのように圧縮してないオリジナルなので
たしかに音はいいし安い。

でも、ほんとにかけて聞くのかな?








きょうのウォーク通院(行きのみ)
7732歩
1時間8分
5.95km
215kcal
















2013-06-21

ばかばかしい!だが興味深い 200枚の等高線の貼り合わせ

『百日回峰』ならぬ山歩きは当初は単独先行だった。
なぜなら、経験が長いメンバーばかりの倶楽部での企画で
とてもついていけないことがわかっていたからだ。
当初と言っても昨年初めのことだが。
何もかも初めてで
しかも透析を受けている今
カラダにどんな変化をもたらすか未知だった。

ウォーキングは多少していたとしても
山を登る心臓やカラダへの負担は比べものにならない。
血圧も一般よりかなり高く
しかもその前年には
心房細動という不整脈の一種さえ発症することがあった。

エベレストを80歳で登頂した三浦雄一郎氏も
この心房細動を発症したと記憶している。
三浦氏はこれをカテーテルアブレーション手術で治すことを選択し
成功したようだった。

わが輩の場合は以前のブログにも書いたので
詳しくは省略するが手術を見送ったが
それでも発症することがなくなった。

だが
激しい運動とも言うべき山登りで
いつそういう症状が起こるかわからなかったので
もし起これば
倶楽部に負担を掛けるので
あえて別行動の単独で行動したのだった。
そして
せめて昼食という直会には参加させていただこうというのだった。

しかし、
このもくろみは不完全で
下山はどうするのだというテーマがあった。
すでに下山は登るときより心臓への負担は少ないという
誤った判断だった。

上りのほうがしんどいのは確かだが
下りも楽ではない。
エベレストとわが輩の低山とは比べものにならないが
エベレスト登頂したにもかかわらず
下山できなかった事例は数多く聞く。
疲労が積み重なった下山もこれも難儀なのだ。
三浦氏も重い脱水症状だったという。

じっさい下山後不整脈が起こったことが最初の頃1回だけある。
急な斜面をしかもバスの時間に間に合うように
ほぼ小走りに近いペースだったときに起こった。

ただこのペースもきつかったのも確かだが
昼食の直会でのアルコールもやや多かったように記憶している。

もちろん
その頃から比べれば
今では心臓も鍛えられてまず不整脈も起こることはなくなった。





さて単独先行について思い出していたら
長くなってしまったけど
単独先行でしかも
経験が浅いのでルートの下調べを綿密にして
しかも地図は1回目から
詳しい国土地理院の地図をプリントアウトして持参してきたことを
言いたかったのだ。

国土地理院の地図でも一般の地図でも同じだが
ある程度大きな地図になると
等高線はない。
かつて地方の村や街を尋ねるときは
3万分の1の地図を折りたたんで持って行ったものだ
書棚には30年前の古い地図が何枚も
そのまま折りたたんで入っている。

この等高線の入った地図を見てると
山並みや家並みがよくわかる。
迷っても脱出できる。
どうしても等高線が必要なのだ。

ひとつの山歩きのために
パソコンで等高線を表示できプリントできる縮小率の低い地図を
何枚ももっていく必要がある。
最近では単独行はないので
リーダーの知識と経験に頼ってることが多いが
ブログ『百日回峰』には
等高線が見える地図の一片一片を合成して
最後に添付することにしているので
相変わらず地図の貼り合わせだ。


狭い範囲内なら10枚くらいかも知れない。
ところが標高差が少なく長いルートの場合
何十枚にもなる。
最近の絶景富士を眺めることができた雁ヶ腹摺山で
50枚の地図をphotoshopで合成している。



富士山5合目山行の場合は
せっかくだからと位置関係をわかりやすく
降りた駅の富士山駅からタクシーに乗った道のりを含めたので
なんと200枚の合成となってしまった。
余りに大きいので
等高線もかすかにしか見えないかも知れないが
ブログには解像度を下げてアップしているが
手元のオリジナルがいつかまた生きることと信じてはいる。

それにしても
「ヒマ人」というなかれ
等高線の隙間を縫って歩くルートをたどるのは
想像をひろげるし
下山後でも登ったルートを辿りながら
ぼんやりと思い出すことに浸れるのだから。
・・やっぱりヒマ人か。






*写真上=雁ヶ腹摺山山行の地図の1片。
*写真中=雁ヶ腹摺山山行の合成した地図。下山ルートが延々長かった。
*写真下=富士山5合目山行の合成した地図。
     あえて頂上をいれたので大きな地図になって
     200枚の地図を合成。
     青がタクシーでのアプローチで赤が登山ルート。









2013-06-20

エベレスト登頂「経験を過大評価せず年齢を受け入れる」

今朝はウォーク通院をする余裕はあったが
小雨に負けて
電車にしてゆっくり出かけた。
駅に行くと改札口が混雑している。
アナウンスによると
人身事故で運転見合わせという。
やむなくタクシーに乗った。
雨も止み今朝こそは歩くべきだったと思った。

ゆっくり出ることにし
テレビを見てると
あのエベレスト80歳登頂の三浦雄一郎にキャンプまで同行した
日本で唯一の国際認定山岳医を紹介していた。
山岳医というスペシャリストがいることは
はじめて聞いたし
国際認定というのも初耳。

三浦氏は
登頂後下山時に
5分歩くと立ち止まりを繰り返していたようで
キャンプに待機していたその山岳医は
無線で
「もうよれよれで
5分も歩いたら止まっちゃう」という報告を聞いて
脱水症状と判断し
水を飲むように勧めたそうだ。
しばらくすると
1、5リットルを飲んだという報告が
無線で入ったという。



なかなか高山病のメカニズムは
解明しにくいが
脱水は高山病の最大の誘発原因かもしれない。

高山病についてはまたいつかゆっくり調べてみようと思うが
その山岳医は三浦雄一郎が登頂できたのは
「経験を過大評価すると
痛い目に合う」
「経験を過大評価せず年齢を受け入れ
自分の年齢にあった登り方をしたのが良かった」
からだといっていた。

エベレスト登頂の三浦氏は
今回は1日4時間歩くことにしたり
自分の年齢の丈にあった予定をたてたようで
この自分のカラダを知って
カラダと会話することが
もっとも大切なことだとあらためて感じるのである。

これは別にエベレストに限ったことではなく
日本の低山でも同じこと。
もっといえば
透析をやらなければならないカラダも受け入れながら
それなりにその体力や状況に合わせた
工夫を不断にしながら
最大限のことをしていくことだと思うのだ。



*写真=NHKの報道より。


2013-06-19

レコードダイエットならぬ「レコード食事節制」でカリウム値5.7

きのう定期の血液検査の採血だった。
本格的な正確な数値はおそらく明日だが
同時に行われる簡易検査の結果で
カリウムが5.7という数値だった。

健康な人のカリウムは4以下が基準値だが
これなら透析患者の一般的な値だろう。

前回の透析の土曜日から中二日だが
今回は意識的に節制した。
中二日の間の山歩きでは
パエリアを作り
カリウムが多い野菜類もタップリ使ったが
10人近い参加者だったので
皆一口程度だった。



下山後も居酒屋だかカフェだかに誘われたが
ここは血液検査を控え
いちどシビアに食事制限するとどうなるか
試すつもりもあったので
きっぱりと!?まっすぐ帰宅。
この外での食事がけっこう数値を押し上げることが多い。

山歩きで発汗もし
暴飲暴食もしてないので
体重増加にも余裕があった。
家飲みの焼酎もいつも水分制限でロックしか飲んでこなかったが
強いアルコール分で消化管を痛めることで
黒色便(出血のあかし)が出たりすることがあるので
その結果カリウム値が高くなる恐れもあり!?
余裕で!水割りとした。

朝昼晩の食事ごとに写真記録もした。
世のダイエットにいそしむ輩のなかで成果を上げてる
「レコードダイエット」ならぬ
「レコード食事節制」といったところか。



ケイキサレートもあえて服用してない。
その結果の暫定カリウム値5.7だ。
少なくもその成果があったといえるのかもしれない。
簡易検査ではリン値がでないので
あとは問題はリンで
明日以降の正確な検査結果を待つしかない。



写真上=パエリアには米にニンニク、マッシュルーム、タマネギ、赤パプリカ、エビ、レモン。
写真下=昨日の朝食の写真記録。サラダ。ブロッコリー、サラダ菜、シイタケ、ハム。









2013-06-17

重いザックの中身は体重の増加よりは軽い

ふーー。
やっと『百日回峰』のブログを完成させた。
翌日のアップロードは早いほうだ。

だいたいが疲労と筋肉痛で
思うように整理できないのがふつうだが
昨日の倶楽部山行は
止まない雨で頂上での宴会に困るので
リーダーの機転で低山で
「屋根のある山」に変更となった。
















メンバーの中には
頂上一面が東京ドームののような屋根が作られているのを
想像でもしたのか
ずいぶん期待もしたようだった。

















まさか山の頂上にドームはない。
屋根つき展望台は想像できたが
展望台というだけあって
雲におおわれていた景色が
幕が開くかのように
開けた見晴らしに
ビールを吞むのもしばし忘れ
みとれたものだった。
もう少し雲がとれれば
富士山も望めるらしい。













わが輩のこの1週間のにわかスペイン料理シェフにならんかなの顛末は
ほぼ想定通りの結果だった。

山行倶楽部のメンバーの甘口の評価ではあるが
好評を頂いた。
恐縮するばかりである。

ただいままでの麻婆豆腐の食材が1000g程度だったのが
ザックに入れる段になってその倍の2000gだったのには
一瞬考えてしまった。

でもよく考えてみれば
2kgって
いつもの体重の増加4kgや5kgからしたら
その2分の1。
ましてや『充電』の翌日なので
カラダのほうはそれほど増えてはいないと
考え直して出かけた。

覚悟はしていたが
800mの細野山が
500mの低山に変更となって
内心ホッとしたものだ。

この重量については課題がのこるものの
パエリアも精進したい。

くわしくは『百日回峰』。






*写真上=完成した初「パエリア」。
*写真中=八重山展望台と展望。
*写真下=展望台では傘もひとやすみ。
















2013-06-15

プールの中にいるようなショッピング

あすの天気は?
相変わらず山歩きの予定だが
いまいち天気がはっきりしない。

今日降る雨があしたのあさまで残るというのが予報だが
いつも半日くらい早い展開になるが
未だに降りそうにない。

天気が悪くて中止というのは
この1年半くらいの参加となるが
一度もないような気がする。



もっとも電車に乗ってから中止にしようという意見が出たことはあったが
当初はわが輩は単独先行で時間を早めに出てるので
余り影響なかった。
本隊が中止でも
わが輩単独で登ると決めたときは登ることにしていた。
それ以前に配慮ある幹事は
天気予報をきちんと読んで計画を立ててくれる。

ただ雨具の用意だけがいつも迷う。
いまだにろくなレインウエアも持ってない。
そもそもはじめたばかりの山歩きで
右も左もその作法については手探り状態だった。
なのでそれなりに登山当日まで気持ちも落ち着かなく
あれをどうしよう、これをどうしようと
心穏やかではない。

しかも
『充電』の明くる日が多いので
この『充電』終わった後は「脱水状態」でぐったりして
思考回路がうまく働かない。
そんな状態で料理メニューのレシピと材料、下ごしらえに
雨対策、寒さ対策、暑さ対策に
配慮をする元気はいつもない。

最近になってやっと
余裕が生まれてきたといったところ。
そんななかで
また山頂での新しいメニューを考えてしまったものだから
その準備にまた気を使う。

生ものを使う予定だったので
天気が大きく左右するので
ますます頭を使う。

『充電』後の体力が落ちてるときのショッピングはつらい。
「小瓶のオリーブオイルってありますか」
と聞いても声が耳に響いてしまって
出てるのかわからない。
血圧が下がって
耳がプールの中のような状態だ。
店員と話しても
伝わってるのかどうかわからない。

オリーブオイル
白ワイン

トッピング・・・
とけっこう重い。
余程考えて
今まで通りにしようかとも思ったが
ここは意を決して(おおげさ)
予定通り「パエリア」に挑戦することにした。
いましがたパエリアパンも届いた。
道具というのは
駆り立てるものがあるんだな。
これであとは腕次第。
その結果は後日の報告で。


カラダはあしたまた復活してることを祈って。




*写真=小ぶりだが455gと軽量さで選んだパエリアパンが届いた。















2013-06-14

カリウム吸着剤のケイキサレートを処方していただいた

自他共に認める不良透析患者。

あいかわらずカリウム値が下がらない。
一般的には食べものによる上昇と考えられる。
まれに食道、胃、腸からの出血などがあれば
これもカリウム値が上がる。

なので
食べものに気をつければ
ふつうカリウムは下がるといわれている。
気をつけているつもりでも
知らず知らず摂取しているのか
下がらない。

手足のしびれがカリウム値の高い予兆だといわれている。
朝食後なんとなく手がしびれるような感じになることがある。
だいたい昼までには解消するので
ほっとするが
不安にはなる。

カリウムが高いと筋肉が動かなくなる。
手のしびれの次は動かなくなるのだが
手足が動かなくなるのはまだしも
心臓も筋肉の塊のようなもの。
わが救急センターにもいくつか心臓が止まりそうになって
救急搬送された事例を聞く。
また、結果心臓が止まり亡くなったのも見てる。

その恐ろしさは
リン値などの数値よりずっとシビアな話。
即死につながることさえあるのだから。

中二日の二日目にも手がしびれる感覚があったので
災害時に透析が不能な場合にしのぐために
処方されているカリウム吸着剤を飲むことにした。



以前はゼリー錠と粉薬を併用するのだったが
いまは粉薬だけだ。

手のしびれはしばらくして治った。

それを病院で話して
簡易検査でカリウム値を計測してもらったが
5.8と決して低くはないが
それほど高くもない。
カリウムの影響が出るのは
人によって違うようだが7ともなれば
おおかた危険だ。
基準値は4だが。


ひきつづき
カリウム摂取をひかえることは
課題ではあるが
このカリウム吸着剤を
中二日の2日目だけでも処方していただけないかと
申し出たが
あっさりいいですよと処方してくれた。
一日おきの透析日が飛ぶ中二日目の朝夕の服用。

災害用としか処方されていなかったので
そういうものなので
日常的には無理かと思ってしまうが
「自信のない人には処方しますよ」
といわれた。
早く相談するべきだった。

もっとも便秘になりやすいそうで
常用するのは
難があるのかも知れないが
とりあえず
鬼に金棒ではないが
わが輩にとっては救世主になる。


週はじめにまあまあの5.8だったので
いままでとくに中二日に集中して気をつけてみたのを
週単位で気をつけて
来週あたまの検査で
少なくともカリウム値を下げる結果を出したい。




ちなみにきのうは久しぶりの電車通院。
ウォーキング通院の半分か。
写真左=病院まで。写真右=1日。




*写真上=カリウム吸着剤ケイキサレート。









2013-06-12

さあ困った!!パエリアパンは重すぎる

またまたパエリアの話で恐縮。

せっかく「パエリアミックス」というサフランもどきを買ってきたので
試してみようとまたもやありあわせで昼ご飯。



おおむね成功して合格点。
前回の問題点のおおいなる焦げつきは
計算間違いによる水の量に問題があり
圧倒的に水が足らなかったようだ。

今回はアルミホイルでフタをしてしまうのでなく
ある程度まで見ながら水を足しながらという方法をとった。
途中で水を足すなどとは
まずくなったり炊けなくなったりするのではと
思っていたが
意外とうまく炊きあがった。
これに海産物が加わればほぼ100点。
のはず。。(自己満足!!)



問題は鍋で4人分くらいの大きさで700gから1kgあるので
山頂に持って行くのにはちょっと重すぎる。


そもそも
いつもの麻婆豆腐をつくっているふつうのアルミ鍋では
だめなのか?

パエリアというと
やはりあの海の幸の
エビやイカ、ムール貝、ホタテ貝がぎっしり並んでいるのが
楽しいのであって
日本のおかゆのように出てきては駄目なのかも知れない。

そもそもどちらかというと
御飯としてでなく
バーベキューの感覚で魚介類や野菜をいただく
そのすみに少しオリーブで炊いた御飯がついているというイメージなのかな〜
平らでひろく軽い鍋(500g以下)を探しています。
もし名案もしくは迷案があれば
ご教授ください。


今週末に倶楽部山行があると
昨夜メールが来た。


ちょっと間に合わないかな?


写真上=「百日回峰」風パエリア
写真下4枚=ありあわせの具材にきのう買ったパプリカ。
(最近買った型落ちのスマホでもよく写るので撮影がおもしろい!!)







2013-06-11

サフラン初対面

今日は『充電』であるが
wifiを忘れてしまって
パソコンも使えなく
さて何をして時間をつぶすか!?
と、
なんとはなしに時間は過ぎた。

4時間は長いような短いような。
きのうのパエリアのレシピの変更やら
機種変更したスマホのメンテナンスやら
とりとめもない時間が過ぎた。

帰ってから
メールチェックすると
20代から40数年の友人からブログを見て
心配してメールしてくれていた。
内容は
高い山では沸点が低いので
米が入ったパエリアは問題ではないかということだった。



たしかに
沸点が低い。
昨年の経験だが万座温泉のホテルで
しゃぶしゃぶを所望していただいたが
なかなか湯が沸かないので
スタッフにいうと標高が高いのでといった記憶がある。
カセットコンロだったが
ボンベを変えたら沸騰したような。

沸点が低いということはそれ以上温度が上がらないということでもあるわけだが
もともと
パエリアは強火は余り必要は無く
弱火でコトコトと焦がすのが趣旨のようなので
問題ないと踏んでいる。

麻婆豆腐を作るにしても
1000mを越える山頂ではガスボンベをゆらす。
わが輩のバーナーは山用ではあるが
一般家庭で使うガスボンベを使う。
災害の時でも安易に入手できるということから
選んだのだが
やはりガス圧が違うのかどうか知らないが
ある程度の標高では揺すったり逆さまにしたりしないと
火力が上がらない経験はある。



おそらくこのバーナーで御飯を炊くのはまた
工夫が必要となるかも知れない。

ということで
パエリアは可能だと勝手に踏んでる。




それ以前にパエリアをコンパクトに
しかもおいしそうに作るっていうのはどういう方法があるかと
ネット環境がない状況で考えていたのだ。

それで『充電』が終わるや
ちょっと高級なスーパーにサフランを探しに行った。
店のスタッフに聞いて出されたのは
空瓶!?

と思った。
いや
まち針より短いなにやらが瓶のなかに。

はじめてのサフランとの対面。
しかも
数本で千いくらだった。

想像以上の値段におびえて
すぐ瓶を棚に返し
代替えとして
ターメリックを探した。
うん、これくらいだ。

さらに見ると
パエリアの文字が!
「パエリアミックス」という
サフランからいうと間違いなくまがいものを見つけてしまった。
同じ大きさの瓶だがこちらは満杯に何やら入ってるし。

きのうの友人からの「サフラン!}という意味がわかったような。

なのでサフランは少し先の話となった。

それにしても
サフランってなにもの?
いずれ制覇することに。






今日のウォーク通院+サフラン捜索







写真上=パエリアミックス。
写真中=バーナーをセットした状態。









2013-06-10

パエリアを炊いてみる

きのう友人夫妻がわが街に来訪。
パエリアが食べたいというので
もう何年も行ってないスペインレストランへ行った。
たしかオープンすぐに行った記憶があるが
それっきりだったので
ホールの女性に「もうずいぶん長いよね」
という問いかけに8年という。



イタリアンやフレンチの料理はスペイン料理より
やや親近感がある。
スペインへはフランス・パリから
モロッコに渡る船のために
経由地としてマドリッドに1泊しか滞在したことがないので
未だにスペイン料理ってなになのかわからない。
こんな小さなわが街でスペイン料理で8年続いたというのは
長いほうかも知れない。








それはともかく
久しぶりのパエリアはまずまずだった。
と、
このところの山行頂上メニュー=麻婆豆腐に変化をつけようと
数週間前にその候補としてパエリアを考えたことがあって
それが再燃した。

部屋のキッチンでさえ作ったことがないのに
まして山頂でのメニューにはなかなかほど遠く
あきらめかけていたが
実際にパエリアを目の前にして
少し現実味を帯びてきた。

そこでふたたびネットでアウトドア+パエリアで検索し
5〜6サイトのレシピを都合のいいように
再構成した。

さっそく試作。
ただし、突然の思いつきで海鮮的な材料はないし鶏肉もないので
今日のところは
野菜や冷蔵庫の残り物が中心。

問題は米がどう炊けるかが今日の課題とした。

結果は味的には成功。
炊き具合は半分成功、半分課題が残った。
焦げが多くなって
それ以外の部分はおいしかったが
鍋にくっついたのが問題として残った。

さっそく他のサイトを見ると
米オリーブオイルで炒め
その後、水を入れてからもほぼアルデンテになるまで混ぜ
仕上げにフタをして5分という。
今夜の場合は20分前後
ずっとフタをして炊いたことで
焦げつきが多くなったという結論になった。

まあ
いろいろなレシピがあるので
一長一短があるので
実際にどうなるかわからないが
70点くらいの出来は期待できるのではないかと自負した。

次回サフランも手に入れ
イタリア米か外国産米で
シーフードを加えたら
80点くらいになると希望的観測の
今夜の到達点。





写真上=スペイン料理レストランのパエリア。
写真中3枚=モロッコ。
写真下=試作品パエリア。













2013-06-09

山ガールと「文系の登山」

先日の富士登山で。
いつも幹事より予定の電車の連絡をいただき
だいたい一番前の車輌ということになってるので
いつものようにシートに座ってると
「ああ、○○さん~」
聞き慣れたフレーズで名前を呼ばれた。
見ると山ガールのいでたち?のわが街のスナックバーのママY。

びっくりしない訳がない。
10数年のなじみの店のママだ。
想像はついた。
この山行倶楽部のメンバー数人に請われて
メンバーと「オフミーティング」をこの店で開いたことがあった。
その時のひとりがその後もよく通ってるらしいということは
聞いていた。
そこで誘われたのだ。



ママYが山歩きをしているということは聞いてたが
こういうことになろうと
あまり想像していなかったので
ちょっと驚いた。

かなり経験があるらしく
わが輩のように去年からはじめたシロウトではなく
富士登山も難ない。



そんなことでクラブからも歓迎されたようだった。
次回からの山行案内のメーリングリストにも入ったようで
それについてのメールが届いた。

そのメールに書いてあったことが
興味深い。
失礼ながら一部そのまま引用。


確かに、あの山登りは「文系の登山」だと思いました。
一人ひとり、勝っ手、気まま,自由すぎて…。
日常生活では、単独好きのような人々ばかりなのに、
なぜ、また、集団なのと?
でも、仲間の方々との宴会やら、たわいもない話しで盛り上がるのが
楽しいのでしょうね。私も同じですが。

初めて参加させていたたぎ、こうした感想をもった私ですが、
あの自由度は決して嫌いではありません。
今後、都合に応じて、また参加させていただきたいと思っています。



山歩きシロウトのわが輩には新鮮な分析だ。
そうか!
わが倶楽部は「文系の登山」だったんだ。
文系の登山というからには
「体育会系の登山」というのが対抗軸になるんだろう。

40数年まえの高校同級生の山岳部の友人たちしか
イメージがなかったので
この倶楽部参加を勧められ入った頃は
どうふるまったらいいのか
ずいぶん考えたものだが
この「一人ひとり、勝っ手、気まま,自由すぎて…。」
が功を奏して
すぐに慣れ居心地の良さできたことを
再認識した次第。

体育会系の登山だったら
すでに振り落とされていたことだろうけど
詩人、経済学者、考古学者、出版社社長、編集者、鍼灸師・・・
このインテリ文系登山はとりあえず
末永くお付き合い願いたい。











2013-06-08

おいしそうな看護師

わが透析センターの随一の美人看護師KU。
けさのわが輩の’穿刺担当で
「きょうの私の出来事」と前置きし話してくれた。
まだ朝一番なのにもうそんな大きな何かあったのかと聞いてると
チャリでの通勤途中に
前から大きく翼を広げたカラスが
KUをめがけてまっすぐ
明らかに襲ってきたらしい。





辛うじて直撃は回避できほっとした瞬間
旋回してきたカラス
(根拠はないがおそらくオス、なぜなら美人看護師だから)は
背後からKUの後頭部を「つかんで」
持ち去ろうとした。

たしかにおいしそうな看護師には違いない。
ちょっと酒もたしなむようで
体重があったのか
つかみきれなかったようだ。
もちろん食指が働くこともあろうが
どちらかというと
近くに自分が作った巣に卵や雛を
抱えていることが多く
その領域に入るものを
攻撃するといわれている。

鳥類は雑菌が多いというし
気持ち悪いは恐いやらで
半べその體だったようだ。

カラスを睨んだことはあるものの
襲われたことはない。
KUもふつうにチャリで道路を通り過ぎようとしていただけで
何を目がけて攻撃をしかけてくるのか
わからないので
油断ができない。

おいしそうな美人を狙ったのか
おいしそうなふくよかな肉付きをねらったのか
あるいは巣が近かったのか
それは検証を必要とするというところ。


そんな頃我輩は
今日も3日目のウォーク通院。
ゆっくり歩きルートを違えたが
歩数も時間も短縮だった。


1時間11分
7902歩。


写真上=オオワシ。



2013-06-06

引き続き歩いて病院へ 1時間12分

自宅の部屋のドアから
透析センター入口のドアまで8230歩。
1時間12分。

山歩きの倶楽部のメンバーと
だいたい2週空くと
体が動かしたくなるという話をよくする。
できれば毎週でも
高尾山会を作って
毎週末登ろうという誘いもある。
高尾山は今や山ガールのメッカとなって
ただでさえ人混みが苦手な我輩としては
安易に賛同しかねる。
じっさい隣のベッドの女性に付き添ってくるご主人は
80歳代だが
開いてるラーメン屋の休みの
毎週月曜日はかならず高尾山に登る。
ご主人には
まだ1年余の山歩きの我輩は
いろいろ教えていただき
じっさいご推薦の山も登った。
人混みが苦手というと
ご主人は人混みでも
ヒトの顔を見るのがたのしいという。
人間によってずいぶん感じ方が
違うといえる。
ご主人は看護師も誰もが認める
優しい人で
そういう人間に対する優しさは
人間が好きだとというところから
くるのかもしれない。

2週間に1回の山行で足らない分を
あいだにウォーキングで補ったり
単独行をしたりしてきた。
しかし、ウォーキングで近くの公園や池をめざすのだが
なかなか出るまでに至ることがし難い。
おとといは急に思いついた徒歩での通院50分だったが
考えてみれば電車を使う場合でも
乗り換えや駅までの徒歩を含めて
30分~40分かかるので
その倍の時間を予想して
完走ならずとも完歩をしてみようとした。

山を登るのとは全く違うにしても
体に溜まった水を汗として除水する意味からも
なんといいことづくめではないか。
あらためてウォーキングとして時間を作るわけでもないし
ただ病院についてすぐの『充電』は
開始時に計る血圧が高めに振れるのは
覚悟せねばならない。

1時間10分余りのルートは
おそらく何十通りもあるし
飽きっぽい我輩にも好適。

前回もそうだったが
雨を待つ紫陽花が良く目に止まった。






写真上2枚=雨を今か今かと待つ紫陽花。
写真下2枚=公園の片隅に彫像。