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2013-06-09

山ガールと「文系の登山」

先日の富士登山で。
いつも幹事より予定の電車の連絡をいただき
だいたい一番前の車輌ということになってるので
いつものようにシートに座ってると
「ああ、○○さん~」
聞き慣れたフレーズで名前を呼ばれた。
見ると山ガールのいでたち?のわが街のスナックバーのママY。

びっくりしない訳がない。
10数年のなじみの店のママだ。
想像はついた。
この山行倶楽部のメンバー数人に請われて
メンバーと「オフミーティング」をこの店で開いたことがあった。
その時のひとりがその後もよく通ってるらしいということは
聞いていた。
そこで誘われたのだ。



ママYが山歩きをしているということは聞いてたが
こういうことになろうと
あまり想像していなかったので
ちょっと驚いた。

かなり経験があるらしく
わが輩のように去年からはじめたシロウトではなく
富士登山も難ない。



そんなことでクラブからも歓迎されたようだった。
次回からの山行案内のメーリングリストにも入ったようで
それについてのメールが届いた。

そのメールに書いてあったことが
興味深い。
失礼ながら一部そのまま引用。


確かに、あの山登りは「文系の登山」だと思いました。
一人ひとり、勝っ手、気まま,自由すぎて…。
日常生活では、単独好きのような人々ばかりなのに、
なぜ、また、集団なのと?
でも、仲間の方々との宴会やら、たわいもない話しで盛り上がるのが
楽しいのでしょうね。私も同じですが。

初めて参加させていたたぎ、こうした感想をもった私ですが、
あの自由度は決して嫌いではありません。
今後、都合に応じて、また参加させていただきたいと思っています。



山歩きシロウトのわが輩には新鮮な分析だ。
そうか!
わが倶楽部は「文系の登山」だったんだ。
文系の登山というからには
「体育会系の登山」というのが対抗軸になるんだろう。

40数年まえの高校同級生の山岳部の友人たちしか
イメージがなかったので
この倶楽部参加を勧められ入った頃は
どうふるまったらいいのか
ずいぶん考えたものだが
この「一人ひとり、勝っ手、気まま,自由すぎて…。」
が功を奏して
すぐに慣れ居心地の良さできたことを
再認識した次第。

体育会系の登山だったら
すでに振り落とされていたことだろうけど
詩人、経済学者、考古学者、出版社社長、編集者、鍼灸師・・・
このインテリ文系登山はとりあえず
末永くお付き合い願いたい。