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2013-06-04

カラダの酸素不足に耐えられても人混みには酸欠になる

一昨日の富士山5合目までの山登りは
新緑の中
とても気持ちのよいものだった。


富士登山はふつう5合目からだが
岩と砂だけで
あまりよかったという声を聞かないので
では5合目まではどうなんだろうという
期待があったが
その期待通り雄大な富士山の胎内のような印象だった。
詳しくはめざせ『百日回峰』

もう一つ感じたこと。
今回の最高標高の5合目佐藤小屋はは標高で2230mで
人によっては軽い高山病の症状が出る高さだ。
じっさい12人の今回の倶楽部参加者のなかにも
2〜3人が歩くと息が切れるという訴えもあった。
しかもリーダーで富士山の頂上も経験ある人でもだ。
ふつうその年に一度このくらいの標高を登ると
カラダが慣れるのだそうだ。
ほかには動悸ががするという人もいた。

ところで
欠陥だらけのわが輩は何も変化がなかった。
大菩薩嶺2057mを登るときは
ずいぶん構えていろいろ調べもした。
今回の経験ですべてを決めつけることはできないが
『充電』=透析を開始する前
長年急性腎不全を経験していたフシがある。
ビールを飲み過ぎたり疲れたりすると
呼吸が苦しかった。
導入間際では横になって寝られないほど
肺に水が溜まっていて
救急車で搬送された。

つまり、酸素が取り入れる能力が
ほとんど限界までカラダは経験してきていて
少々酸素が足らなくても
耐えられるカラダの構造もできていたといえるのではないかと考える。
もちろん
透析を開始して10年も経つので
後退はしているが
酸素が取り込めない
高山病にも対処できるのでは
と思うのだ。

三浦雄一郎は80歳で
平地の三分の一の酸素のエベレストをクリアした。
わが輩にとってこの高山病への挑戦という意味では
富士山も射程にいれてもいいのではと
思うのだが。

ただ
空気の酸欠には耐えられても
世界遺産に登録されて
殺到する登山客の多さによる「酸欠」には
耐えられないかも知れない。





写真上=富士山1合目から。
写真中=富士山5合目から頂上を見上げる。
写真下=カラダの酸素量を計る。