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2013-06-20

エベレスト登頂「経験を過大評価せず年齢を受け入れる」

今朝はウォーク通院をする余裕はあったが
小雨に負けて
電車にしてゆっくり出かけた。
駅に行くと改札口が混雑している。
アナウンスによると
人身事故で運転見合わせという。
やむなくタクシーに乗った。
雨も止み今朝こそは歩くべきだったと思った。

ゆっくり出ることにし
テレビを見てると
あのエベレスト80歳登頂の三浦雄一郎にキャンプまで同行した
日本で唯一の国際認定山岳医を紹介していた。
山岳医というスペシャリストがいることは
はじめて聞いたし
国際認定というのも初耳。

三浦氏は
登頂後下山時に
5分歩くと立ち止まりを繰り返していたようで
キャンプに待機していたその山岳医は
無線で
「もうよれよれで
5分も歩いたら止まっちゃう」という報告を聞いて
脱水症状と判断し
水を飲むように勧めたそうだ。
しばらくすると
1、5リットルを飲んだという報告が
無線で入ったという。



なかなか高山病のメカニズムは
解明しにくいが
脱水は高山病の最大の誘発原因かもしれない。

高山病についてはまたいつかゆっくり調べてみようと思うが
その山岳医は三浦雄一郎が登頂できたのは
「経験を過大評価すると
痛い目に合う」
「経験を過大評価せず年齢を受け入れ
自分の年齢にあった登り方をしたのが良かった」
からだといっていた。

エベレスト登頂の三浦氏は
今回は1日4時間歩くことにしたり
自分の年齢の丈にあった予定をたてたようで
この自分のカラダを知って
カラダと会話することが
もっとも大切なことだとあらためて感じるのである。

これは別にエベレストに限ったことではなく
日本の低山でも同じこと。
もっといえば
透析をやらなければならないカラダも受け入れながら
それなりにその体力や状況に合わせた
工夫を不断にしながら
最大限のことをしていくことだと思うのだ。



*写真=NHKの報道より。