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2013-03-18

1.6kgの「天然の透析(除水)」

きのうは倶楽部山行。
「中央線の3つの御前山」という山行案内がきていた。
調べると3つとも500m前後の低山。
が、延べ標高にすると1500mになる。
登山口の標高があるので
アップダウンは省略して実質累積標高差は800m。
難問は
一旦平地に降り再び登るというので
モチベーションがどれだけ持続するかということもあった。

結果的には
二つの御前山で終わった。

山はふもとから見てもほんとうに想像できない。
一つ目の鶴島御前山484mはいきなり
さながらのロッククライミング。
前回小さな滑落を経験しているので
かなり緊張した。
なんせこのロッククライミングは
滑落すれば7〜8mはゆうに落下し
しかも岩場なのでただではすまない。
登りが急なら下りもずり落ちながらの下山。
下山した頃には足が痛い。
できたらこころの片隅ではここでリタイアしたい。
そんなことも言い出せずに
JRに乗って次の綱の上御前山568mに移動。

登れるのだろうか?登れるのだろうか?と
念仏のように頭を駆け巡ってるというのに
引率していたリーダーが珍しくルートを見失い
いよいよ藪こぎ。
この藪(やぶ)こぎとは山登りで
道がないところを登って行くこと。
足元は深い落ち葉で滑りやすいところに
斜面は急だ。
ここでほとんどのエネルギーを費やした。

頂上で食事をして正規のルートで下山。
正規ルートは比較的楽だったが
足の痛さは限界。
3つ目を駅舎で数人で待つことにしたものの
登頂グループもモチーべーションが折れたのか
登山口まで行って引き返してきた。


今回
いつものように頂上での酒宴で
話題が人工透析になって
それまで一部のメンバーには知られることではあったが
あえて公言してこず
またその必要もないと思ってきたのが
全員に知れることになった。
そのことで
食事制限がかなり厳しいということが
なんとなく理解していただけたようで
いつも山行後にタイミングが合ってしまう血液検査の
リン、カリウムの数値が高くなるのも
やや押さえられるようになるかも知れない。

今回の山行の出発前の体重56.1kg。
帰宅後の体重56.4kgで300gの増加。

山登り中に摂取したもの。
水約1リットル=1kg。
ビール約350ml=350g。
焼酎約250ml=250g
食事約300g
合計1.9kg

差し引き1.6kgの発汗。
つまり1.6kgの天然の除水となった。

やっぱり『充電』生活に山登りは欠かせない。






*写真は鶴島御前山。