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2013-03-15

山登りは満身のカラダの筋肉・骨・血管と頭脳に働きかける

週末の倶楽部山行の案内メールが届いた。
いつも事務的なメールで
タイトルも山名だけなのが
「中央線の三つの小さな御前山」
とあって目を見張った。
しかも最初の御前山を登って下山したあと
いったん電車に乗って次の御前山に移動し
こんどはその下山後その駅までもどって
反対側の御前山に登るという
ちょっとマンガチックなのだ。

御前山(ごぜんやま)なるもの何かとちょっと調べてみたが
Wikiを見ただけで
全国に御前山とつく山名が15ある。
いろいろな説があるようで
主峰があってそこに祀られている神を
拝むその前山というのが一般的なようだ。
奥多摩の御前山のように
神に供える御飯を盛ったかたちに似てる
というようなものもある。

今回倶楽部で予定されてる3つの小さな御前山とは
●上野原・鶴島御前山(484m)
●梁川・綱の上御前山(568m) 
●斧窪御前山(523m)

こう見てみると
「小さな」とついてるように低山だ。
だが登頂して下山してまた次の山と繰りかえすと
累積標高差はかなりになる。

スタート地点の上野原駅の標高は約178m。
最初の鶴島御前山標高484m。
下山し上野原駅178m。
電車移動し梁川駅の標高は約292mで
次の綱の上御前山568m。
下山して梁川駅292mを通り過ぎて
斧窪御前山523m。
下山予定鳥沢駅は314m。

登りだけで累積で800mを越えることになる。


これを書いてる最中
テレビで三浦雄一郎氏が登場しているのに気がついた。
そのなかで印象的だったのは
膝も半月板損傷で相当の傷みがあったのを
少しづつウエイトを足首につけて
トレーニングしていつの間にか治ったというもの。

痛いから動かさないのが一般的なのだが
関節を動かすことによって
カラダが損傷しているところを
回復しようという筋肉や骨が働くということができる。

これは山登りをしていて実感できることで
腰にしても足にしても
痛いというのは体重のかけ方が悪かったり
カラダが歪んでたりするから。
コンドロイチンだのヒアルロン酸が無くなることを嘆いて
もうだめだと悲観することではないのだ。
むしろそんな健康薬では治らないのではないか。

体重を正しくかけないと
持続できない山登りは
あらゆるカラダの部位と神経を
正しい働きをする強制力があるといっていいのだ。
360度の重心の変化に対応しなければならないから
ふつうにウォーキングしているのとも
まったく異なるのだ。

山登りは満身のカラダの筋肉・骨・血管と頭脳に働きかける。

わが山登りのブログには「山登りは延命装置」とその由縁。
週末の企画としては笑える
でも行程は笑えない山登りを楽しみにしている。
こんども重い麻婆豆腐の具材を担ぎ上げる予定で。







*夕暮れの写真は上野原から富士山を望む。