日曜日に限らず
ふだんの朝晩もわがマンションの部屋の上の住人の足音が響く。
以前はそういうこともなかったのだが
管理人に聞くと4,5年前にフローリングにしたようで
ひとつひとつの足の運びがドンドンと
わが部屋に響く。
フローリングは基本的には好きなので
その快適さは理解できるが騒音は迷惑。
今の住人はフローリングになって二人目。
まえの住人も今回も引越したすぐは
とても我慢できるものではなく
上の部屋のポストにメッセージを入れた。
まえの住人は大柄な男性のようだったが
メッセージを入れてからは
ほとんど気にならなくなった。
注意をしてくれたのだろう。
今の住人は小柄の女性だということだが
メッセージ後やや弱まったが
毎日のように気になる。
とある日
わが輩も山登りのために午前5時ころから支度をしていると
上の住人もなんだかドカドカと音がする。
ここからは勝手な想像だが
ひょっとしたら山登りをする山ガールなんだろうか
と思うようになった。
カーペットかフローリングかの問題だけでなく
歩き方そのものにも原因はある。
山登りの歩き方をずっと意識してきた。
山登りの歩き方は重いザックを背負い
体重を支えながら何百メートルを登るので
ふくろはぎや股の筋肉のクッションが支えるのもあるが
足裏の全体で支えていかなければ耐えられないはずだ。
そういう着地の仕方をしてると
この上の住人のような騒音になるのではないかと考えたのだ。
足の疲れや痛みは
歩き方に大きく左右されると考えられる。
わが輩の場合
いつも登りはじめてすぐに左足が痛むことに気がついた。
前々回の山登りの転倒、滑落も
左足の痛みが極限に近づいていた時に起こった。
このトラブルからさらに考えるようになった。
わが輩の場合
20歳頃から右肩で重い機材を担いできた。
あるいは右手で持ち歩いてきた。
そのため右足に重心がかかり
ほとんどが右足で支えてきたといってまちがいない。
そのためか
右足はABI検査の動脈硬化も左足に比べて少ない数値が出てると思われる。
不思議でもなんでもないが
使ってきてるほうが衰えていない。
そしてこの1年の山登りの結果
これが逆転しはじめている。
いいかえれば
左足を使ってきているということになる。
それでも左足の鍛え方は途上なのだろう
かならず左足が動かなくなる。
同時に左の腰に負担を感じる。
日常生活でも
立ち仕事も気がつくと右足に重心がいっていて
踏み込んでいることに気がつくし
左足に重心をかけて右足に負荷をかけないで歩くと
30分で左足に違和感が生まれる。
まさに山登りの左足の痛みの初歩だ。
マンションの上の住人の歩き方を一方で見習いながら
騒音では小言を言いで
複雑な気持ちであることはたしか。
上の住人に対する処方もまだ見つからないのと同じで
この左右の足のアンバランスをどうしたらいいか
まだ答えは見つかっていない。
足首にウエイトをつけてみたが
それとは違うような気もする。
とうぶんは左足に意識を集中して重心をかけ
生活することにして良い方法を探してみようと思う。