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2013-01-09

小学5年生、チーズ食べて死ぬ



昨年12月
東京都調布市の小学5年生の女の子が
亡くなった。
わが孫と同じ歳だ。

報道では給食の
チーズが入った韓国風お好み焼きのチヂミが
原因であるとされている。
いわゆる
アナフィラキシーショックだ。

話は変わるが
20年くらい前
オーストラリアをシドニーからメルボルンまで1000kmを
友人とキャンピングカーで旅行していた。
1週間くらい経っていて
メルボルン直前の首都キャンベラまで来た時
そろそろ自炊に飽きて
ふたりで街のカフェに入った。
英語はたどたどしく
メニューをなんとか読めても
内容がわからない。

そのなかでわかりやすかったのは
「pancake」だったので
コーヒーとパンケーキを頼んだ。

ところが
一口食べた瞬間
顔が青ざめるのが分かる。
ただちに吐き気。
同時に口の中がいがいがで満たされ
トイレに駆け込み嘔吐。

この吐き気は
しばらく続いたが
とにかく落ち着いた。

じつは私「ソバアレルギー」ではあり
ソバは食べられない。
たとえば
立ち食いの駅ソバという重宝なモノがあるが
「そば」を食べなくとも
同じゆで釜で茹でるうどんですら
食べると
口の中がいがいがに
場合によっては
手、脚に紅い湿疹ができる。
じんましんだ。

ついでにいうと
問題にされる前までは
あのふつうに卓上で使用する「胡椒」には
同じ色だからだと考えられるが
「増量剤」つまり「かさあげ」なのだが
そば粉が入っていたことがあった。
外食でもそういう「そば入り胡椒」を使った料理を食べると
決まって発疹が出た。
わずかなので
それですんだのか
耐性ができてきたからなのかわからないが
それですんできた。


なぜキャンベラのpancake事件は起きたかというと
それはメニューにあった。
英語に堪能ではないので
pancakeの文字の後ろについていた
「with buckwheat 」
を見ようとしていなかったのだ。
「pancake with buckwheat 」
とはまさしく
「そばのパンケーキ」だ。
そばは日本の独特の食べ物と思い込んでいたし
まさかオーストラリア人が
そばを食べるとは考えられなかった。
じつはあとになって聞いたのだが
南半球で季節が日本とは逆のオーストラリアでは
大規模に栽培されてるらしいのだ。

ひょっとしたら
pancake with buckwheat  は
オーストラリアの首都キャンベラでは
「新食感」だったのかもしれない。

私は勝手にアレルギーは
その母親、あるいは父親
または、祖父、祖母の
過剰摂取が原因だと信じている。
祖父、祖母は長野の人で
あるいは父親も20歳前までは
長野育ち。
そばは日常食だったのではなかろうか。

まそれはともかく
日本国内の小学生が給食でそばを食べて
喉に詰まらせて亡くなったというニュースを
記憶している。

じつは同じ小学5年生の孫もアレルギー体質。
そばアレルギーはないが
以下につい先日の10歳の誕生日にアップした
その母親のブログから引用すると。

「ちなみに、0歳~1歳の頃、
娘はミルク、卵、ネコアレルギーで、
ミルクが飲めず、
母乳を出す私も乳製品、卵を断ってないと
すぐにアレルギー反応が出てしまい、
いつも顔が真っ赤で黄色い汁がダラダラ出ていた。
ネコを飼っていた私の母が抱っこしてもダメだったので、
いつもシャワーを浴びて、
服を洗いたてのものに着替えてから来てもらっていた。」

現在は花粉症はあるもののほとんど問題なく
ときたま意味不明のジンマシンが出る程度だそうだが。

今回の報道で
給食などで考慮されて
別メニューを提供されていることをはじめて知って
きめ細かい対応がされてることに
当然と言えば当然だが
敬意を表したい気持ちだ。

たしかに別メニューのチーズ抜きチヂミを食べて
お代わりでチーズ入りのチヂミを出してしまったのは
教師の過失ではあるが
責任を問うのはどうかと考える。
全国に2.6%のアレルギーを持つ子がいると言われる。
一人の教師にそこまでをすべて
責任をもたせるのでなく
もう少し大きな包囲網で考えて行けたらと思う。

もうひとつ
そういうアナフィラキシーを起こした場合
症状を和らげる自己注射の「エピペン」というのがある。
アレルギーが起こった場合に
急遽注射することで
救急車を呼ぶより先手を打つ方法だ。
今回エピペンを持参していたのか
それが使用されたのかわからないが
有効活用する手段として考えていきたい選択肢だと思う。

最近では少し落ち着いてきているが
というよりは
なるべく投薬しないことで改善したと思ってるが
私のアレルギー体質は
『充電』導入で使用されてきた投薬で
いろいろな反応をしてきた。
そのことについてはまたの機会に。

孫と同じ小学生5年生の子のご冥福をお祈りします。









*最初の写真は、ゼロ歳の頃の孫。
*風景写真は、オーストラリア・ボンバーラという街。
*腕の発疹の写真は、5年くらい前の発疹。
「胡椒」アレルギーか『充電』の際の造血製剤か血液抗凝固剤か不明。