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2013-01-30

アラーム ボロディンの「ダッタン人の踊り」

『充電』に携わる透析機器には
だいたいにおいて
透析終了を知らせるアラームがついている。

きのうも正確に終了を知らせてくれる。
その終了アラームに合わせて
ちょっとだけ口ずさんだ。


我輩の10年の『充電』をしてくれてきたのは
ドイツ製、アメリカ製ときて
現在は国産だが
前者ふたつの終了アラームは
ピーピーピーピーとか
ブーブーブーブーだったが
いまの新しい日本製はメロディなのである。
わが輩が知ってる限り10年前から
国産の透析機器はすでにメロディだったと思う。

メロディは
機器メーカーの善意に違いないが
これがうるさい。

『充電』中のなにか異常を示すアラームが
多少音量も大きく
異常が例えば血液をカラダから取り出す回路や
血液を戻す回路が
外れたりすれば
死に至る事故につながる。
だから
多少うるさくてもやかましくても
我慢できるといいたいが
機器によってこの音質も音量も差があり
これは考えて欲しいところ。

余談だがこの緊急アラームが
腕を動かしただけで
血液の流れが変化し異常を知らせることがある。
このアラームに毎回クレームをつける年配の女性もいるが
毎回スタッフは説明をせざるを得ない。
このやりとりを毎回聞いてるほうが
クレームをつけたくなるが
ま ここは我慢どころではあるが
不快に感じないアラーム音を真剣に考えて欲しいところ。


話を戻すと
誰のための終了アラームなのか
もちろん第一義的には
スタッフに「返血」を促すということは理解できる。
でもそれはブーブーやピーピーでよい。

これが聞きたくもないメロディが
センターのあちこちでなり始める。
おつかれさまです!音楽でも。。
という善意かも知れないが
まったく不快。
もちろん
付加的な装置なので
小さなスピーカーで音質がよいわけがない。
しかも
童謡であったりクラシックであったり
もちろんスタッフの設定で選曲できることはわかるが
オーディオルームではないので
選曲や好みの希望を聞くなどすることはない。
というかそんなことは無理。

たとえ快適なメロディを流したからといって
2分も3分も流すわけでなく
奏で始めればすぐスタッフが駆けつけ
メロディアラームは止める。

こういうことをメーカーにいえば
おそらく設定でいくらでも選択する余地があると
反論するでしょう。
ビービーもブーブーもあるかもしれない。
スタッフに言ってくださいというだろう。

メロディというかサウンドは
なかなか難しい。
カフェでの選曲で集客が増えたり
駅のホームの発車ベルがサウンドに変わったりと
街にあふれるサウンドは
道半ばの感。



この話はここまでにします。
面倒くさい話になるので。


きのうは何気なく機器にあわせて
口ずさんでるとスタッフが
「なんていう曲ですかね〜」と何気なくいうので
答えた。
「へーきのうもスタッフで何という曲なんだろうね?と話していた」というのだ。
透析機器のメロディの題名が
話題になるんだ〜とちょっと
スタッフの会話を垣間見た気がしたりで
となりでやりとりを聞いてた別のスタッフが
「こんな曲を知ってる人がここにいた〜」と。


ひたすら好きな音曲を集めて
その中にあっただけではあるが
メロディに不快だ不快だといいながら
そういわれて
悪い気はしないもの。
ちょっとだけ鼻高々気分。

ちなみに集めてるのは
ブルースやジャズ、クラシックが多く
そのなかでもポルカやワルツなど。

口ずさんだメロディは
ボロディンの「ダッタン人の踊り」だった。