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2013-07-21

稀勢の里、ボレロ、野口健、丹頂鶴、山ガール



普段『充電』終了後は帰宅するとグダッとするか
一寝入りするのが
体重増加が少なくて
といっても3.6kgだが
このところ発汗のおかげで除水量がやや少なくて
それにともなって『充電』後も
それほど体調は落ちない。

ラジオのパソコンでの録音ができるようにしたので
番組表をみることが多くなる。

番組表を眺めてると
興味あることが多い。
きのうはそんなことでラジオではなかったが
テレビ三昧だった。
その結果
テレビに引き寄せられるように
ブログを更新するのも忘れ
午前2時までテレビを見てしまった。
テレビ・デイだ。

まず相撲などほとんど見ないのに
伊勢の里×白鵬。
43連勝が打ち破られるかという勝負。
最初伊勢の里がマッタ。
つぎに白鵬がマッタをしたが
ここで白鵬の集中力が途切れた。
その点集中力を最後まで切らさなかった伊勢の里が
押しの一手の勝利。
場内は座布団が舞った。
偶然だがいい一番をリアルタイムで見た。

中学だか高校だかに
ラベルのボレロか
ボレロのラベルだったか
記憶するのに苦労したことがあった。
だからではなく
このラベルの「ボレロ」は
いつ聞いてもいい。
なかなかEテレを見ることがないが
番組表を見ていて飛び込んできた「ボレロ」。
この番組はEテレらしく
どちらかというとただ単に音楽を演奏するのでなく
作曲家や曲の背景を解説するのが主。
ボレロについての解説の中に
ラベルの父親が工場で働いていて
子どもながらに工場に連れて行かれ
その様子を何度となく眺めた記憶が
あの単調なリズムのくり返しを生んだとあった。

芸術を生み出すのは
当然のことかも知れないが
単に頭の中で創り出すのではないのだと。

それを聞いて
映画王チャップリンの「モダンタイムズ」をも
思い出した。
ベルトコンベアの工場は
モダンタイムズの場合は
近代的な資本主義を風刺してで
趣旨はやや異なるものの。

さてEテレももうイーテレと思っていたところ
平野啓一郎×野口健のインタビューがはじまっていて
耳だけで聞いていた。
野口健はともかくどちらもあまり存じ上げないが
どちらもどうも気になるパワーを感じる。
これも途中からだが
キャプチャーしてパソコンに録画。

だいたいが1時間単位なので
パソコン録画も悲鳴を上げそうだった。
つぎに「日本史の証言」と重いタイトルだったが
丹頂鶴で有名な
しかも一度行ったことのある
釧路湿原の鶴居村のドキュメンタリーだったので
これまた見てしまった。
北海道の開拓話は一般論では聞いてはいるものだが
なかなか具体的には見ることがない。
ましてや
観光や旅で丹頂鶴を見に行ったぐらいでは
この鶴居村の背景が見えない。
樺太や満州からの引き揚げ者に勧めた
農業にはむかない釧路湿原の開拓。
夢を抱きながら入植した開拓民。
転じて何千万の借金を必然とした酪農への奨励。
つぎに環境保護の機運の中で釧路湿原の保護へ。
そして
増えすぎた丹頂鶴による農作物の被害。
そしていまやTPP。
国策に翻弄される農業がよく見えるドキュメンタリーだった。

ここまでで夜半12時。
さて寝る準備をしていると
「山ガール」。
アンコール枠4本だったのだが
山の歩き方などからはじまって
北八ヶ岳、立山を歩くのだった。
山歩きを始めて
その手の本を買ったこともなく
テレビもときどきやってはいるが
見ることもなかったが
基本を見てもいいかもとはじめだけと思って
見ていたが
結局最後まで見てしまった。
試行錯誤でこれまで1年半の山歩きをしてきたが
歩き方やシューズの紐の閉め方、ポールの使い方など知らないことも含めて再確認もできた。
先日友人から勧められた3000m級の山のひとつの
立山もあり
どれも今後の山歩きに活かせる内容だった。

直会シェフ(山の上での料理)としては
「チューボーですよ」がチェックしたかったが
同時録画のできない環境では無理。
辛うじてワンセグで。

そんなことで午前1時半だ。
そして焼酎もそれに比例して。。。






写真上下=北海道鶴居村の丹頂鶴。
     鶴居村の時間的な背景を知らずの
     美しい丹頂鶴だけの撮影は恥じるもの。